卒業研究/修了研究 課題設定において注意したこと 勉強しないと とりかかることができない課題を 与える. 1 23年間学生の相手をした感想 • 僕自身が勉強し考えないと全く成果はあ がらない.即ち • 学生に任せていたのでは成果はあがら ない. 2 最近感じること • 5年ほど前までは2,3週間に1回ほど学 生の話を聞けば,進捗状況を把握でき た. • が,この数年はごまかされそうになる. • インターネットが普及しそれらしいデータ を容易に入手できるようになったためで はないかと思う. • 困った事態ではある. 3 学生との関わり−最後の1年 • 最後の1年間,種々の雑用を軽減しても らった. • 年度初め,配属された第4年次学生5人 をほぼ毎日朝から集めて曲線,曲面に 関する書籍を詳細に読み一緒に勉強し た.即ち, • 学生の面倒を昔のようによくみた. • そして,勉強したことに関連する卒業研 究の課題を与えた. 4 学生との関わり−最後の1年 1. 2. 3. 4. 5. 最後の卒業研究の課題 ウエーブレットを用いた署名の同定 3次Bezier曲線の再定義 文字の低解像度表示 ストローク素片の組み合わせによる文 字の生成 双3次Coons曲面による画像の平滑化 5 学生との関わり−最後の1年 • 誰がどの課題に取り組むかを指示したことは これまで1度もない. • 過去22回,学生の自主性に任せてきた. • 課題5が最も難しいと思われるので,輪講に 積極的に参加していた学生に取り組んでもら いたいと思っていたら,その通りになった. • 輪講を通じて学生の間に自分自身何ができ そうかを感じていたのではなかろうか. • 学生に僕の思いが通じたのではないかと思 もう. 6 学生との関わり−最後の1年 世の中の役に立っているという実感を 日々味わいたいというおもいで 大学に移ったが, 残念ながら, このおもいは かなえられなかった. 7 学生との関わり−最後の1年 しかし, 可能性/将来性豊かな学生さんを 相手にする仕事ができたことは 我が人生の財産となった. 8
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