機器、用具、部品、そしてそれらの修理費についての注意点

機器、用具、部品、そしてそれらの修理費についての注意点
一般の方が商品を入手する、あるいは修理をする場合、店頭での受け渡し、または配送で済
ませられますが、難病患者に対しては、次のような特有の別途費用がかかります。ただし、高
額な商品の場合は業者がこれらを無償サービスするのが一般的ですが、小額の、商品や修
理費用程度では難しくなります。
人件諸費用としては、
1.どの機器、あるいは部品が適切か、修理の必要性の調査
電話であれば経費はかかりませんが、訪問調査しますと、交通費や調査人件費がかりま
す。
2.機器、部品の設置
訪問設置しますと、交通費や設置・設定の人件費がかかります。
3.助成を受ける場合
行政が指定した機器、用具、部品、そしてそれらの修理費については助成を受けることが
できます。 患者側が業者に直接全額支払い、患者側が助成費を市に請求し、後日受け取
る“償還払い”であれば別ですが、しかし、購入者が行政から給付券を受け、10%の代金と
給付券を業者に支払う“代理受領方式”や、申請手続きにも業者に委託したりすると、その処
理に新たな交通費や手続きの人件費がかかるわけです。また、1−3の人件諸費用は助成
対象にならず、購入者の負担となります。
機器・部品の購入やそれらを修理する場合、上記を考慮し見積もりをもらうことになります。
特に、“代理受領方式”で助成を受けたい場合、助成を受けるほうが得なのかどうかを判断す
る必要があるわけです。トラブルを防ぐためこの点をしっかりと業者と話し合って決めることが
大事です。