富士吉田市人材確保等雇用促進支援助成金交付要綱 (目的) 第1条 この要綱は、離職者又は専門的技術者の雇用を促進することで、地元への定 着を図るとともに、企業等が有益となる人材を確保することによって、地元経済の 活性化に資するため、これらの者を雇い入れた事業主に対し、予算の範囲内におい て助成金を交付することについて、富士吉田市補助金等交付規則(平成4年規則第 3号。)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるとこ ろによる。 (1) 離職者 離職を余儀なくされた失業者であり、就労を希望している者をいう。 (2) 専門的技術者 厚生労働省職業安定局が公表している職業分類におけるB専 門的・技術的職業に該当し、転職を希望している者をいう。 (3) 対象労働者 次のいずれにも該当する者で、富士吉田市企業立地促進助成金交 付要綱(平成 17 年訓令甲第 11 号)第8条第1項第2号及び第3号に規定する新 規常用雇用労働者に該当する者を除く。 イ 前2号のいずれかに該当する者 ロ 雇用日以前から市内に住所を有し、雇用日以降においても1年以上市内に住 所を有する予定の者 ハ 離職者については、公共職業安定所又は職業安定法(昭和 22 年法律第 141 号)に定める職業紹介事業者の紹介があった者をいう。 (4) 事業主 市内に事業所を有する者をいう。ただし、風俗営業等の規制及び業務 の適正化等に関する法律(昭和 23 年法律第 122 号)第2条第1項に規定する風 俗営業に該当する事業を行う者を除く。 (交付対象者) 第3条 助成金の交付の対象となる者は、対象労働者を雇用した次の各号いずれにも 該当する事業主とする。ただし、対象労働者が事業主又は取締役若しくは監査役の 3親等以内の親族である場合、又は過去に助成金の交付を受けた事業主が、その交 付の根拠となった対象労働者を再び雇い入れる場合は、対象としない。 (1) 対象労働者を1年以上雇用する事業主 (2) 対象労働者を正規社員又は正規社員に準ずる勤務形態として雇用し、雇入れ後、 雇用保険及び社会保険の一般被保険者として雇用する事業主 (3) 富士吉田公共職業安定所において雇用保険法(昭和 49 年法律第 116 号)に定 める適用事業所登録のある事業主 (4) 出勤簿、賃金台帳、労働者名簿等労働関係帳簿を整備し、保管している事業主 (5) 市税の滞納がない事業主 (助成金の額) 第4条 助成金の額は、対象労働者1人につき、月額5万円とし、60 万円を上限とす る。 2 前項における月額については、労働対象者の雇用開始日が月の中途であっても当 該月分として扱うものとする。 (交付申請) 第5条 助成金の交付を受けようとする事業主は、別表に掲げる区分に応じ、富士吉 田市人材確保等雇用促進支援助成金交付申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を 添付して市長に提出しなければならない。 (1) 健康保険・厚生年金保険資格取得確認及び標準報酬決定通知書の写し (2) 雇用保険被保険者資格取得確認通知の写し (3) 公共職業安定所又は職業紹介事業者からの紹介状の写し(専門的技術者の場合 は省略可) 2 (4) 対象労働者の履歴書の写し (5) 対象労働者に係る同意書(様式第2号)又は住民票の写し (6) 誓約書(様式第3号) (7) 事業主の市税完納証明書 (8) その他市長が必要と認める書類 前項の規定にかかわらず、第2条第1項第2号に該当する者を労働対象者として 申請する場合においては、前項第3号の書類を省略することができる。 3 前条に規定する月分が2ヵ年にまたがる場合は、事業主は雇用開始月から当該年 度3月分までの助成額を申請し、残りの月額分の助成額については翌年度の4月 15 日までに申請するものとする。 (概算払) 第6条 助成金の交付を受けようとする事業主において、助成金を概算払いにて受け ようとする場合は、富士吉田市人材確保等雇用促進支援助成金概算払交付申請書(様 式第4号)に、前条第1項に規定する書類を添付し、別表に掲げる区分に応じ、市 長に提出しなければならない。 (交付決定) 第7条 市長は、前2条いずれかの申請書の提出があった場合は、速やかにその内容 を審査し、適正であると認めたときは、助成金の交付を決定し、当該事業主に対し、 富士吉田市人材確保等雇用促進支援助成金交付決定通知書(様式第5号)により通 知するものとする。 (助成金の返納) 第8条 事業主は、その責により対象労働者を雇用開始日より1年未満で解雇した場 合は、速やかに市長に富士吉田市人材確保等雇用促進支援助成金交付決定取下申出 書(様式第6号。以下「取下申出書」という。)を提出しなければならない。 2 前項の場合において、すでに交付された助成金がある場合は、富士吉田市人材確 保等雇用促進支援助成金返納届(様式第7号。以下「返納届」という。)を提出する こととし、その後に当該助成金を返納しなければならない。 3 市長は、取下申出書又は返納届の提出があった場合、速やかに富士吉田市人材確 保等雇用促進支援助成金交付決定取消通知書(様式第8号。以下「取消通知書」と いう。)により当該事業主に通知するものとする。 (実績報告) 第9条 交付決定を受けた事業主は、翌年度の4月 15 日までに富士吉田市人材確保等 雇用促進支援雇用実績報告書(様式第9号。以下「実績報告書」という。)に次に掲 げる書類を添付して市長に提出しなければならない。ただし、第5条第2項に規定 する残りの助成額の申請分については、対象労働者の雇用開始日から起算して1年 を経過した日から 30 日以内に実績報告書を提出するものとする。 (1) 在職証明書(様式第 10 号) (2) 対象労働者の雇用開始日以後の出勤簿の写し (3) 対象労働者の雇用開始日以後の賃金台帳又は賃金明細等の写し (4) その他市長が必要と認める書類 (助成金額の確定) 第 10 条 市長は、前条の規定による実績報告書の提出があった場合には、内容を審査 の上、適正であると認めたときは、交付すべき助成金の額を確定し、当該事業主に 対し、富士吉田市人材確保等雇用促進支援助成金確定通知書(様式第 11 号)により 通知するものとする。 (決定の取消し) 第 11 条 市長は、次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、助成金の交付の決 定の全部又は一部を取り消すとともに、当該事業主に対し、取消通知書により通知 するものとする。この場合において、当該取消しに係る部分に関し、既に助成金が 交付されているときは、期限を定めてその返還を求めるものとする。 (1) 事業主が、偽りその他不正の手段により助成金の交付を受けたとき。 (2) 助成金交付後、助成金の交付要件を満たしていないことが明らかとなったとき。 (3) 事業主が、労働関連法令に反する行為を行ったとき。 (4) 前3号に掲げるもののほか、助成金を交付することが不適当であると市長が認 めたとき。 (委任) 第 12 条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。 附 則 この訓令乙は、平成 27 年4月1日から施行する。 別表(第5条関係) 区分 第1期 第2期 第3期 第4期 提出月 7月 10 月 1月 2月及び3月 雇用開始月 4月から6月の間 7月から9月の間 10 月から 12 月の間 1月から3月の間
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