陸前高田市住宅再建等排水設備設置工事支援金交付要綱 (趣旨) 第1 この要綱は、東日本大震災により被災を受けた者が、住宅再建に伴い下水道に 接続する排水設備設置工事を行うことに対して支援し、もって市民の生活の安定と 早期の復興を図るため、住宅再建等排水設備設置工事支援金(以下「支援金」とい う。)の交付について、必要な事項を定めるものとする。 (定義) 第2 この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、次の当該各号に定めると ころによる。 ⑴ 東日本大震災 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及び津 波並びに同年4月7日に発生した余震による災害をいう。 ⑵ 被災者 東日本大震災により自らが居住していた住宅が被災し、その損壊の程 度が市区町村長の発行する証明書(以下「り災証明書」という。)において、全 壊、大規模半壊又は半壊と判定された者をいう。 ⑶ 下水道処理区域 下水道法(昭和33年法律第79号。以下「法」という。)第 2条第8号及び陸前高田市農業集落排水施設条例(平成11年条例第19号。以 下「農集条例」という。)第2条第2項並びに陸前高田市漁業集落排水施設条例 (平成16年条例第11号。以下「漁集条例」という。)第2条第2項に規定す る処理区域をいう。 ⑷ 受益者負担金 陸前高田市公共下水道事業受益者負担に関する条例(平成10 年条例第27号)第1条に規定する負担金及び陸前高田市農業集落排水事業分担 金条例(平成11年条例第20号)第1条に規定する分担金並びに陸前高田市漁 業集落排水事業分担金条例(平成16年条例第12号)第1条に規定する分担金 をいう。 ⑸ 排水設備 法第10条第1項及び農集条例第3条第4号並びに漁集条例第3条 第4号に規定する排水設備をいう。 ⑹ 住宅 主として居住を目的とした専用住宅及び居住の用に供する部分の床面積 が延べ面積(住宅用車庫及び住宅用物置を除く)の2分の1以上の併用住宅をい う。 (支援金交付の対象) 第3 支援金の交付を受けることができる者は、東日本大震災の被災者のうち、下水 道処理区域内において自ら居住する住宅の建築(新築・増築・改築・移転)及び修 繕に伴い排水設備設置工事を行う者とする。 2 前項の規定にかかわらず、次の各号に該当する者には支援金を交付しない。 ⑴ 官公署、会社及びその他の法人並びに団体 ⑵ 販売、賃貸その他業を目的として住宅を建築、修繕する者 ⑶ 排水設備の計画確認を受けずに排水設備を設置した者及び市の指定する排水設 備工事指定店以外の施工により排水設備を設置した者 ⑷ 排水設備を設置した住宅に自ら居住しない者 ⑸ 土地を借りている者で、排水設備の設置に関し土地所有者の承諾を得ていない 者 ⑹ 平成23年3月11日以降に賦課及び徴収決定並びに徴収猶予が解除された受 益者負担金に滞納がある者 ⑺ 既にこの要綱に基づく支援金の交付を受けた者 ⑻ 平成23年3月11日以降に陸前高田市水洗便所改造資金のあっせん及び利子 補給に関する規則(平成元年規則第14号)によるあっせん及び利子補給を受け た者 (支援金の額) 第4 支援金の額は、40,000円とする。 (支援金の申請) 第5 支援金の交付を受けようとする者は、排水設備の工事完了届の提出に併せて住 宅再建等排水設備設置工事支援金交付申請書(様式第1号)に必要書類を添えて市長 に申請しなければならない。 (支援金の交付決定等) 第6 市長は、第5の申請があったときは、その内容を審査し、支援金の交付が適当 であると認めたときは、住宅再建等排水設備設置工事支援金交付決定通知書(様式 第2号)により通知し、かつ、速やかに支援金を交付するものとし、交付しないと 決定したときは、住宅再建等排水設備設置工事支援金不交付決定通知書(様式第3 号)により通知するものとする。 (支援金の取消し等) 第7 市長は、支援金の交付決定を受けた者及び既に支援金の交付を受けている者が 次の各号のいずれかに該当するときは、支援金の決定を取消し、又は既に交付した 支援金の全額を返還させることができる。 ⑴ 虚偽その他不正な方法により支援金の交付決定を受けたとき及び既に支援金の 交付を受けているとき。 ⑵ 支援金の交付の対象となった排水設備を設置した住宅に自ら居住しなかったと き。ただし、市長が特別な事情があると認めた場合はこの限りでない。 ⑶ 前各号のほか、市長が支援の目的が失われたと認めたとき。 (補則) 第8 この要綱は、平成26年4月1日から施行し、平成31年3月31日限り、そ の効力を失う。 (その他) 第9 この要綱の施行に関し必要な事項は、市長が定めるものとする。
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