観光学研究科に かかわる事項 - 検索・閲覧方法

観光学研究科に
かかわる事項
Ⅰ
2012年度以降1年次入学者
博士課程前期課程
Ⅱ
履修にあたっての注意事項
博士課程後期課程
履修にあたっての注意事項
観光学研究科の教育理念
わが国における観光分野での制度的大学院教育は,1973年に立教大学大学院社会学研究科応用
社会学専攻が,観光を主たる研究領域とする学生を受け入れたときに始まる。社会学研究科応用
社会学専攻を母体に,1998年には観光学研究科観光学専攻が設置され現在に至っている。立教
大学大学院観光学研究科観光学専攻は,観光領域で博士号を授与することが可能なわが国では数
少ない大学院である。
社会学研究科応用社会学専攻から観光学研究科への約40年のあいだに,立教大学における大学
院観光教育は,きわめて多くの研究者,大学教員を輩出してきた。わが国の大学観光教育,こと
に社会科学を基礎とするそれの大半は,立教出身者によって支えられているといっても過言では
ない。この事情は海外からの外国人学生をみても同様である。修了者は中国,韓国ばかりでなく,
東南アジアにおいても主要な観光研究者として,それぞれの国の観光研究,観光教育で主導的な
役割を果たしている。
世界的な視野から見ると,観光に関係する大学院教育は観光の産業的な側面を対象とする実践
的性格の強い,いわゆるホスピタリティマネジメントと,社会科学を基礎とする観光研究に区分
され,多くの場合まったく別個に,関連無く実施されてきた。立教大学観光学研究科ではこの二
つの領域を関連させて位置づけ,同時に実行している。これは観光大学院教育に現実性を担保し,
同時に研究者養成教育が単なる高度実務教育に堕させないための有効な手段であると考えている
からである。
観光学研究科のミッションは,社会的な要請に応え,方法論的な基礎を確立した出来うる限り
高い水準の観光研究者,大学教員を継続的に輩出し,わが国における観光研究,観光研究の水準
をさらに向上させることである。さらには高度な政策提言能力を備えた実業家の養成も視野に入
立教大学観光学研究科では,2008年度,文部科学省の「大学院教育改革支援プログラム」に
採択された「ツーリズム・イノベーターの戦略的育成」プログラムにより,以上のような大学院
教育をさらに発展させている。
この「ツーリズム・イノベーターの戦略的育成」プログラムでは,研究という立場から観光の
パラダイムシフトを先導し,観光領域の産業や政策のイノベーションを創出できる高度研究・教
育専門人材,すなわち「ツーリズム・イノベーター」を育成することを目標とした教育改革を進
めた。現在これを更に改善したカリキュラムが2012年度から実施されている。この新しい教育
では,上記のミッションを具現化する人物像として,①観光現象を科学的に観察する能力を有し,
②複数の学問分野の研究方法を融合して研究をおこなうことができ,③研究成果を社会に還元す
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
れている。
る力を身につけた観光学分野の博士号をもつ高度研究・教育専門人材を想定している。この観光
分野の高度研究・教育専門人材は,狭い研究分野に深く分け入ることで単一の事象しか見えなく
167
なってしまう盲目な研究者ではなく,また短期問題解決に特段のプロ意識を傾ける実務専門的な
研究者でもない。これら両者の間にたって,客観的な視野から観光学のフロンティアを広げよう
とする人材である。観光学研究科では,この人材を①社会に対して観光の新機軸を提示できる観
光産業のプロフェッショナル,ならびに②高等教育機関でこのような人材を育てる観光教育のプ
ロフェッショナルと位置づけている。
新カリキュラムは,研究を行うための基礎的知識と技法の修得の上に立って,複数の学問領域
を横断的に理解する視点と,社会の要請を理解して研究対象を明確にすることが出来る能力を養
うために系統化されたプログラムであり,観光領域の特徴である複数の視点,分析能力を身につ
けられるよう領域横断的立場で構成されている。また社会との関連を重視する立場から自治体・
企業との連携,海外提携機関との協同プログラムなど,フィールドでの体験を教育にいかす工夫
をしている。そして,学生が自ら学び,研究を通した社会的貢献を構想し実現化する能力を高め
られるように配慮がされている。
観光学研究科委員長 毛谷村 英治
168
教育研究上の目的
観光学研究科は,観光学部における一般的ならびに専門的教養の上に,観光学を研究し,その深奥
を究め,かつ,キリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与することを目的とする。
学位授与方針
博士課程前期課程
本課程に原則として2年以上在学して所定の単位を修得し,かつ研究指導を受けた上,修士論文を
提出してその審査および最終試験に合格した者に,修士(観光学)の学位を授与する。
本課程の修了者は次のいずれかの能力を身につけている。
1.学際研究分野である観光学の特性に鑑み,研究主題を観光学ならびにホスピタリティ研究に見い
だし,観光学あるいは関連諸分野の方法論を用いて,自立的に研究をおこなうことができる研究者
を目指して博士課程後期課程に進学できる能力。
2.大学その他の教育・研究機関で教育者・研究者として活躍できる能力。および民間企業・行政機
関・国際機関・NGOやNPOなどで高度職業人として活躍できる能力。
博士課程後期課程
本課程に原則として3年以上在学して所定の研究指導を受け,博士の学位申請論文を提出し,その
審査および最終試験に合格した者に,博士(観光学)の学位を授与する。
ただし,優れた研究業績をあげた者については,観光学研究科委員会の判定によって,博士課程後
期課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
本課程の修了者は,観光学あるいはホスピタリティ研究の分野で自立した研究者として活躍できる
能力をもち,かつ次のいずれかの能力を身につけている(ツーリズム・イノベータ)。
1.大学および大学院その他の教育・研究機関で教育者・研究者として国際的に活躍できる能力。
2.観光学およびホスピタリティ研究分野の高度な研究専門性を活かして民間企業の研究分野・シン
クタンク・行政機関の研究所・国際機関・NGOやNPOなどで活躍できる能力。
教育課程の編成・実施方針
博士課程前期課程
とともに,学際研究のための「観光研究演習(春学期・秋学期各2単位)を通じ研究の進め方につい
て体系的かつ実践的に学ぶ。同時に専門教育に入り講義および演習を通じ研究に必要な専門知識を学
ぶ(10単位)
。また,指導教授を定め,そのもとで「研究基礎指導」
(1年次春学期・秋学期各2単位)
から「修士論文指導演習」(2年次春学期・秋学期各2単位)を受け,修士論文を作成する。加えて,
修士論文の作成過程では,「修士論文構想報告会」ならびに「修士論文中間報告会」で報告し,指導
教授以外の教員からも集団指導を受け,高い学際性を有する研究を展開するための教育を確保する。
社会人入試入学者は,仕事と学業の両立を支援する制度がある。
博士課程後期課程
指導教授ならびに副指導教授を定め,研究指導を受けながら博士論文を作成する。中間報告会およ
び学生が運営するワークショップを通じて,指導教授,副指導教授以外の教授からも指導をうけ,高
い学際性を確保する機会を得る。
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
初年次教育では,講義科目を通じ,観光研究の特徴,研究の基礎的な技法について学ぶ(10単位)
169
Ⅰ
1
2012年度以降1年次入学者に適用
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
博士課程前期課程(履修にあたっての注意事項)
観光学研究科での学び方
観光学研究科で学ぶ学生にまず求められる重要なことは,勉学を通じて自らが目
指す人物像をしっかりとしたイメージとして描き,それに向かって研鑽することで
ある。観光学研究科が育てようとする人物像は,観光現象をより長期的視点から学
際的・科学的に分析し,観光の構造変化を乗り越える新たなパラダイムと新機軸を
社会に対して大胆に提示できる人材である。これまでも,経営大学院(MBA)な
どにおいて観光産業他での高度な実務能力を持つ人材の育成が行われてきたが,本
研究科の特徴は,実務とは一線を画す「研究」という立場から観光のパラダイムシ
フトを先導し,観光産業や政策の革新を創発できる高度研究・教育専門人材を育成
することである。
そのために本研究科の教育は,約40年に及ぶ大学院における観光の学際的教育
の蓄積を活かし,博士課程前期課程と後期課程の基本的に5年間の一貫性ある系統
的で組織的な研究指導を通じて,①社会における観光現象を科学的に観察する能
力,②そこで発見した課題を主に社会科学を中心に複数の学問分野の研究方法を融
合して分析する能力,③研究成果を社会に還元する能力,を備えた「研究総合力」
を培うことを目的に構成されている。
前期課程では,研究生活の基礎を学ぶ教育,専門研究に関する講義とプロジェク
ト型学習からなる実践的な授業科目,ホテル・リゾートや観光地・自治体など具体
的な研究対象を定めたフィールドワーク,研究成果を報告する機会等を提供する
「学修支援システム」による自立的学修を通じ,獲得した知識・技能を用いて研究
プロジェクトを的確に管理・遂行できる「研究マネジメント能力」を養う。また,
修了にはこの能力を活かした実践的な研究テーマについて修士論文を作成する必要
2
教育指導分野と指導体制
1.2つの指導
観光学研究科の指導は,大きく二つに分かれる。第一は,通常の大学院教育と同
様の講義,演習などからなるカリキュラムを通じた教育指導であり,第二は,効果
的な学修を支援する学修支援システムによる指導である。前者は,教員が主体とな
り分野別に系統的行われ,後者は学生が主体となり自立的な学修を希望に応じて研
究科が支援するものである。
2.教育指導分野
教育指導分野を次の3分野に大別する。
①観光行動・観光文化に関する研究分野
社会学,心理学及び文化人類学を基礎学問領域とし,観光行動の原理・行動
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
がある。
の仕組み・行動様式等を解明するとともに,観光が形成し,あるいは影響を与
える文化事象について分析し,観光と文化とのかかわりを追及する。
171
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
②観光地域・観光地計画に関する研究分野
地理学・地誌学,社会工学及び地域社会学を基礎学問領域とし,観光地域及
び観光資源の条件並びに観光地域形成の分析を行うとともに,地域特性に適合
する観光開発・観光地計画を追及する。
③観光産業・観光事業経営に関する研究分野
経済学,経営学を基礎学問領域とし,観光産業並びに観光事業経営に関する
市場活動・人材開発・財務及び消費行動について,事例研究,国際比較あるい
は時系列分析等を試み,現実条件に適合する問題解決を追及する。
3.指導体制
①研究分野の選定
博士課程前期課程に入学した学生は,すべて上記した3つの研究分野のいず
れかを主たる研究分野として選定するものとする。
入学時点において研究分野が未確定の学生に対しては,学年度初めに開催され
るガイダンス,専攻主任による個別指導等を通して,研究分野の選定を行う。
②指導教授の選定
各学生が選択した主たる研究分野ごとに担当教員と学生が協議し,それぞれ
の学生が博士課程前期課程において研究指導を受ける指導教授(1名)を決定
する。
③学習計画に対する指導
学年当初のオリエンテーションにおいて,各年度の教育内容と教育体制が示
される。学生は,オリエンテーションのあとに行われる履修相談において,さ
らに個々の希望する研究と科目等の履修や研究生活全般にわたる指導を受ける
ことができる。
指導教授は,指導を担当する学生の研究構想並びに経験等を踏まえ,年間の
学習計画に関して個別に指導と助言を与え,学生はそれらを参考として科目履
修登録を行う。指導教授が必要と認めた場合には,研究指導演習の一環として
学部科目の聴講を指示する場合がある。
以上は,いずれも各年度の4月の早い期間に集中的に行われるので,社会人
学生でこの時期の昼間に登校出来ない学生,留学期間が重複する学生,査証の
取得が遅れ登校が遅れる外国人学生などは,事前に事務部を通じて専攻主任に
連絡をすること。連絡の様式は自由である。
④集団指導と個別指導
学際研究である観光研究において最も重要なことは,①社会における観光現
象を科学的に観察しそこから研究課題を構成することであり,②それを主に社
会科学を中心とする学問分野の研究方法を用いて正確に分析する能力を持つこ
とである。観光学研究科では,前期課程に在籍する期間に少なくとも2回の集
団指導による研究報告会への報告が求められており,指導教授による指導体制
も正副2名による指導が行われるので,研究方法の修得も確実性が確保されて
いる。
172
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
必修科目:
観光研究基礎指導A
観光研究基礎指導B
⑤「観光研究基礎指導A」「観光研究基礎指導B」
各指導教授は,担当する学生に対して研究上の指導と助言を行う演習を,春
学期・秋学期と年間を通して展開する。なお,別記のように,社会人学生に対
しては,それぞれの個人的時間条件を勘案し,必要に応じて,メーンキャンパ
ス(新座キャンパス)での土曜日午後あるいはサテライトキャンパス(池袋キ
ャンパス)で夜間に時間を設定して行う場合がある。
また,個別指導に加え,指導教員別あるいは研究分野別に適時研究会を開催
し,学生の相互理解を図るとともに発表力向上を図る機会を設ける。
必修科目:
観光研究基礎技法
⑥「観光研究基礎技法」
1年次に必修科目として「観光研究基礎技法」を置く。この科目は,研究計
画の立案,研究計画書の書き方,文献・資料検索,書誌表記など,研究に必須
のアカデミックマナーに習熟することを目的としており,社会人の大学院学
生,外国人学生などが早期に研究活動に取り組めるよう支援する。
「観光研究基礎技法」は,学部と異なる大学院での教育になじむことができ
るよう設定された導入教育である。学部を卒業してしばらくの期間を経た社会
人学生,観光学部以外の他の学部の卒業生あるいは研究科の修了者は,講義開
始時に講義担当者に申し出ること。担当者は,教育内容をそれらの学生に配慮
して修正することもある。
必修科目:
観光研究法A
観光研究法B
⑦「観光研究法A」「観光研究法B」
1年次春学期に研究方法の基礎を学ぶ「観光研究法A」を2科目置く。科目
の内容は,統計分析,質的分析とし,観光の複合性を考慮して必修とする。秋
学期には,分析方法のより具体的な展開を学ぶため「観光研究法B」を2科目
置く。
選択必修科目:
観光研究演習A
1年次に分析方法論の異なる複数担当者による「観光研究演習A⑴」「観光研
究演習B⑴」「同A⑵」「同B⑵」を置く。選択必修科目としてA・Bそれぞれひ
とつを履修しなければならない。この演習では,分析方法論に習熟するととも
に,複数の方法論を統合することで研究を成立させる。学際的研究の重要性を
学ぶ。
必修科目:
修士論文
修士論文指導演習A
修士論文指導演習B
⑨修士論文作成に向けての指導体制
指導教授は,「観光研究基礎指導A/B」を担当した学生の2年次における
「修士論文指導演習A/B」を継続して担当することを原則とする。
修士論文作成指導に関しては,1年次の12月中旬に行われる修士論文構想
報告会をふまえて,研究科委員会は,副指導教授を選定する。副指導教授は指
導教授と協力して論文作成指導を行う。また,提出された修士論文に対して,
副指導教授は副査として,指導教授(主査)とともに審査を担当する。
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
観光研究演習B
⑧「観光研究演習」
173
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
4.入学より修了
時期
(3月修了)
までの「研究
<1年次>
指導基本スケ
4月上旬
時期
(9月修了)
行事項目
履修要項該当頁
入学・ガイダンス
主指導教授の決定
9月下旬
ジュール」等
※1 P171「教育指導分野と指導体制」を参照
履修科目の決定・科目履
修
12月中旬
修士論文構想報告会 ※2 P171「教育指導分野と指導体制」を参照
7月上旬
副指導教授の決定
※3 P171「教育指導分野と指導体制」を参照
<2~4年次>
6月中旬
12月上旬
11月上旬
5月中旬
修士論文中間報告会 ※4 P171「教育指導分野と指導体制」を参照
「修士論文」仮提出
主査・副査の決定
11月下旬~12月中旬 6月上旬
「修士論文」修正指導
1月中旬
7月上旬
「修士論文」提出
1月中旬~下旬
7月上~中旬
「修士論文」審査会、最終試験
2月下旬
7月中旬
合否判定
3月下旬
9月中旬
大学院学位授与式(修士学位授与)
修士論文報告会
※1 【主指導教授の決定方法】
院生が入試の際に希望した主たる研究分野ごとに担当教員と協議し、主指導教授(1名)
を決定する。
※2 【報告会概要】
報告者:博士課程前期課程在籍者(M1)全員
参加者(教員):全専任教員
参加者(院生、学生):院生全員
実施形態:報告会形式(授業外)
内容:院生が修士論文の構想内容の説明、教員による質疑応答、教員からの指導
※3 【副指導教授の決定方法】
院生のテーマ設定を踏まえ、副指導教授(1名)を決定する。
※4 【報告会概要】
報告者:博士課程前期課程在籍者(M2)全員
参加者(教員):全専任教員
参加者(院生、学生):院生全員
実施形態:報告会形式(授業外)
内容:院生が修士論文の内容の説明、教員による質疑応答、教員からの指導
備考1 休学者、特別修了(9月修了)希望者は事前に新座キャンパス事務部教務課に相談し、
研究指導のスケジュール等について確認を行うこと。
備考2 修士論文仮提出後、修士論文の途中段階で休学をした場合などは、復学時にあらため
て仮提出を含め修士論文を提出する(審査を行う当該学期に必ず提出する)ことを原
則とする。
174
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
3 最低修得単位数,設置科目に関する説明
1.最低修得単位数
観光学研究科観光学専攻博士課程前期課程を修了するためには次表に示す最低必
要単位数以上を修得しなければならない。
科目区分
必要単位数
必修科目
18単位
選択必修科目
4単位
選択科目
10単位
最低必要単位数
32単位
備 考
1年次14単位,2年次4単位配当
観光研究演習A⑴,A⑵から1科目,B⑴,B⑵
から1科目の計2科目(4単位)
他研究科科目と平和・コミュニティ研究機構
科目は合計して6単位まで含める事ができる
必修科目の履修については,「3.区分及び単位数①必修科目」も参照のこと。
2.設置科目区分
設置科目は,必修科目,選択必修科目,選択科目に区分される。
3.区分及び単位数
①必修科目
全ての学生が履修し単位を修得しなければならない科目であり,1年次配当
「観光研究基礎指導A」(2単位)「観光研究基礎指導B」(2単位)「観光研究基
礎技法」(2単位)「観光研究法A(統計分析)」(2単位)「観光研究法B(統計
分析」(2単位)「観光研究法A(質的分析)」(2単位)「観光研究法B(質的分
析)」(2単位)の7科目(14単位),2年次配当「修士論文指導演習A」(2単
位)「修士論文指導演習B」(2単位)2科目(4単位)の計9科目(18単位)
が該当する。
・必修科目の「観光研究基礎指導A」
(2単位)
「観光研究基礎指導B」
(2単位)
は,それぞれの単位を修得することで4単位を修得することを原則とする
が,休学等の場合は例外的にA,Bいずれかの単位を2回修得することで4
単位を修得することでも可とする。
は,それぞれの単位を修得することで4単位を修得することを原則とする
が,休学等の場合は例外的にA,Bいずれかの単位を2回修得することで4
単位を修得することでも可とする。
②選択必修科目
1年次配当「観光研究演習A⑴」「観光研究演習A⑵」から1科目(2単位),
「観光研究演習B⑴」「観光研究演習B⑵」から1科目(2単位)の計2科目を
履修し,4単位を修得しなければならない。
③選択科目
選択科目の単位として認められるものには,次の2種類がある。
イ.本研究科設置の選択科目を履修し,修得した単位
ロ.他研究科設置科目および平和・コミュニティ研究機構科目を履修し,修
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
・必修科目の「修士論文指導演習A」
(2単位)
「修士論文指導演習B」
(2単位)
得した単位(単位数は科目を設置する研究科の定めるところによる)。
また,修了に必要とされる選択科目単位数に算入することができるの
175
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
は,6単位までとする。
科目の詳細については,当該年度の開講科目・担当者一覧にて確認をする
こと。選択科目区分のうちサテライトと書かれている科目は,社会人入学者
で希望者がいる場合,サテライトキャンパスで夜間に展開される。
4 学位授与要件及び学位名称
1.学位授与要件
修士学位は,観光学研究科観光学専攻博士課程前期課程に原則として2年以上在
学し,前表に示した所定の単位を修得し,かつ修士論文を提出し,その審査及び最
終試験に合格した者に対して授与される。
2.学位名称
修了者に対して立教大学が授与する学位は「修士(観光学,立教大学)」とし,
英文表記は,「Master of Arts in Tourism」とする。
5 担当教員と教育課程
1.教育指導分野
別担当教員
教育指導分野
担当教員
橋本 俊哉 教 授
門田 岳久 准教授
葛野 浩昭 教 授
舛谷 鋭 教 授
観光行動・観光文化に関する研究
松村 公明 教 授
大橋 健一 教 授
千住 一 准教授
豊田 三佳 准教授
豊田 由貴夫 教 授
羽生 冬佳 教 授
毛谷村 英治 教 授
観光地域・観光地計画に関する研究
村上 和夫 教 授
佐藤 大祐 准教授
小野 良平 教 授
杜 国慶 教 授
東 徹 教 授
観光産業・観光事業経営に関する研究
韓 志昊 准教授
稲垣 勉 教 授
庄司 貴行 教 授
176
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
◇2015年度観光学研究科 博士課程前期課程 2012年度以降1年次入学者 開講科目・担当者一覧
※配当年次の「○」は履修できる年次,「●」は必修科目として履修が規定されている年次を表す。
科 目
コード
科 目 名
単位数と
開講学期
春学期 秋学期
担 当 者
1 2 1 2
必修科目
UA1**
観光研究基礎指導A
研究科専任教員
2
自動登録 観光研究基礎指導B
研究科専任教員
自動登録 観光研究基礎技法
門
久
2
自動登録 観光研究法A(統計分析)
大 久 保 暢 俊
2
自動登録 観光研究法B(統計分析)
大 久 保 暢 俊
自動登録 観光研究法A(質的分析)
千
住
一
自動登録 観光研究法B(質的分析)
千
住
一
UA3**
田
岳
修士論文指導演習A
研究科専任教員
自動登録 修士論文指導演習B
研究科専任教員
UA9**
修士論文
配当年次
1
備 考
2
●
2
●
●
●
2
●
2
●
2
●
2
●
2
研究科専任教員
●
―
●
選択必修科目
その他 観光研究演習A(1)
葛 野 ・ 庄 司
自動登録 観光研究演習B(1)
葛 野 ・ 小 野
2
○
その他 観光研究演習A(2)
韓 ・ 二 エ ム
自動登録 観光研究演習B(2)
舛 谷 ・ 福 島
2
○
UA551 観光経済学研究
小
沢
健
市
2
○
○
UA552 観光地理学研究
杜
国
慶
2
○
○
UA553 観光人類学研究
鈴 木 涼太郎
2
○
○
○
○
○
○
○
○
2
A(1)履修者はB(1)
、
A(2)履修者はB(2)が
秋学期に自動登録される
○
2
○
選択科目
休講
観光経営研究
(2)
羽
生
冬
佳
UA556 観光社会学研究
豊
田
三
佳
UA557 観光文化研究
稲
垣
勉
2
○
○
UA558 観光産業研究
佐
藤
浩
之
2
○
○
UA559 観光行動研究
相
澤
孝
文
2
○
○
UA560 観光言語文学研究
水
原
俊
博
2
○
○
UA561 観光地経営研究1(革新)
東
○
○
池袋キャンパス開講・集中講義
(2)
○
○
2
○
○
池袋キャンパス開講
○
○
〃 ・集中講義
○
○
〃
○
○
〃
○
○
〃
2
○
○
〃
休講
2
2
徹
2
観光地経営研究2(ネットワーク)
UA670 ベンチャー企業論
田
代
泰
久
UA671 ベンチャー金融論
田
代
泰
久
UA672 ラグジュアリーブランド・マネジメント1 斎
藤
明 2
UA673 ラグジュアリーブランド・マネジメント2 斎
藤
明
UA674 コーポレートファイナンス研究1
野 田 健太郎 2
UA675 コーポレートファイナンス研究2
野 田 健太郎
2
2
サテライト(社会人学生対応)
休講
ホスピタリティ産業特殊講義
(4)
○
○
休講
観光経営特殊講義1
(4)
○
○
休講
観光経営特殊講義2
(4)
○
○
休講
観光経営特殊講義3
(4)
○
○
休講
観光地域開発特殊講義
(4)
○
○
社会人入学者が
いる場合のみ開講
◎担当者コード……観光研究基礎指導A,修士論文指導演習A及び修士論文の科目コード下2桁(**)は,下記の該当す
る担当者コードに置き換え登録すること。
担当者
コード
橋本 大橋
13
14
豊田(由) 舛谷 松村 葛野 杜 千住 村上 佐藤 庄司 毛谷村 稲垣 門田 東
15
17
18
19
22
23
24
25
26
27
33
34
35
韓 羽生 小野
36
37
38
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
UA555 観光計画研究
豊田(三)
39
177
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
6 「社会人」に対する教育上の特別措置
1.一部授業科目
観光学研究科博士課程前期課程は,企業・団体等に在職し,勤務しながら勉学に
の「サテライト
励む社会人を対象に,授業科目の一部を,サテライトキャンパス(池袋キャンパス)
キャンパス」
で
において夜間開講する場合がある。また,後記するように,希望する場合は,研究
の夜間開講
指導を同様にサテライトキャンパスで受けることができる。
「社会人」
の範囲
2.
上記の特別措置の対象となる社会人とは,入学試験出願時における受験資格審査
によって「社会人」として認定され,試験に合格して博士課程前期課程に入学した
者をいう。
3.
「サテライトキ
サテライトキャンパスでの授業は全て,春学期または秋学期の半期集中型とし,
ャンパス」
で夜
原則として毎週月曜日と水曜日の18:30から21:40までの時間帯に展開される。
間開講される
止むを得ない事情により,これ以外の曜日,時間帯に開講する場合には,別途指示
授業科目と授
する。授業の進め方等については,講義内容の項を参照されたい。
業形態等
4.
「サテライトキ
ャンパス」
で夜
「社会人」がサテライトキャンパスで展開される夜間開講科目を履修するか否か
は,基本的に各人の選択である(入学時に教務課に申し出ること)。
間受講するか
なお,サテライトキャンパスでの受講においては,やむをえない理由により,授
は各人の選択
業に欠席あるいは遅刻する場合には,予め指示された方法によって,その旨を連絡
に委ねられる
することが共通して求められることに留意すること。
5.「サテライトキ
サテライトキャンパスで夜間に,研究指導を受けることを「社会人」が希望する
ャンパス」を利
場合は,可能な限りそれに対応する措置をとる。サテライトキャンパスでの研究指
用した研究指導
導時間には,原則として毎週金曜日夜(18:30〜20:00)をあてる。
6.
「サテライトキ
サテライトキャンパスには,自習・休憩等に対応するスペースを設け,必要とさ
ャンパス」
での
れる機器・図書資料等を配置する。詳細は,サテライトキャンパスで受講を希望す
学習サポート
る学生に対して,年度初めに説明する。
体制
7
入学前に他の大学院において修得した単位の認定
本研究科の学生が、入学前に他の大学院において修得した単位は以下の通り扱う。
⑴ 入学前に他の大学院において修得した単位を本研究科の修了要件単位として
認定を希望する者は、①当該大学院が発行した成績証明書と、②シラバス等、
授業内容がわかる書類、③学業成績評価の基準および授業時間数を示す書類
(修得先が、海外の大学院の場合)とともに、入学年度の4月末までに「単位認
178
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
定願」を提出し、研究科の審議を受けること。審議の結果、単位認定を受けら
れないこともある。なお、「単位認定願」用紙は新座キャンパス事務部教務課
で配付する。
⑵ 前項により、認定を受けた科目は、10単位を限度として選択科目内の修了
要件単位に算入することができる。単位認定科目の成績評価は「認定」とする。
なお、認定科目名は、本研究科で開講されている選択科目内の科目名に振り替え
て認定することとする。
認定の上限については、「立教大学大学院学則第2章第15条」を参照すること。
8
諸規定
1.修士論文に関
する規定
⑴ 仮提出及び本提出に共通する論文作成書式
提出する論文は,ワープロを使用し,A4判用紙に印字することを原則とす
る。ただし,指導教員から特別の指示がある場合はこの限りではない。
いずれの場合も,本文に使用した用紙に,修了年度,論文題目,指導教員名,
学生番号・氏名を明記した「表紙」(本提出⑸参照)をつけること。
仮提出
⑵ 仮提出制度に関する注意
① 仮提出の意味
「修士論文」の提出にあたっては,本提出に先だって,研究成果を論文と
してまとめた段階で提出し,指導教授並びに副指導教授による点検,加筆・
修正等の最終的な指導を受けることを要する。
この制度は,提出する論文の学術的水準をより高めることを目的として導
入されているものであって,仮提出される論文は,点検・評価の対象となり
うる状態に達していることを必須の条件とする。
② 仮提出の論文部数,提出時期
11月とし,日時の詳細は毎年履修要項に明示される。なお,2015年度は,
次の通りである。
2015年11月5日(木)・6日(金)17:00まで
③ 提出形態
仮提出段階では,論文3部をそれぞれ紙製ファイルに収録した状態で提出
してよい。ただし,バインダーは用紙が離散する危険性があるため使用しな
いこと。また,表紙の体裁は本提出の体裁に準じること。
本提出
⑶ 本提出
① 本提出の論文部数及び提出時期
論文3部を新座キャンパス事務部教務課に提出すること。提出時期は毎年
1月中旬とし,日時の詳細は毎年履修要項に明示される。なお,2015年度
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
論文3部を新座キャンパス事務部教務課に提出すること。提出時期は毎年
は,次の通りである。
179
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
2016年1月12日(火)・13日(水)17:00まで
② 提出形態
提出形態は以下のとおりとする。
①無線綴じ製本(くるみ製本)
,表紙は白上質紙(最厚口)使用※1
1部
②紙製ファイル収録※2
2部
③A4用紙に印刷したもの(穴あけと製本は不要,指定の封筒に入れる)
1部
④論文データ(CD-RまたはUSBメモリ,指定の封筒に入れる)
1部
※1:
「無線綴じ製本(くるみ製本)は,履修要項と同様の製本方法である。中表紙に提
出年度,論文題目,学生番号及び提出者名を印字すること。見返しの有無は問わ
ない。表紙は表紙見本を参照のこと。
※2:①と同様の表紙の体裁とすること。
③ 審査手数料の支払
所定の単位を修得した者が在学2年を超えて引き続き在学し,博士課程前
期 課 程 在 学 4 年 以 内 に 修 士 論 文 を 提 出 す る 場 合, 審 査 手 数 料 と し て ¥
15,000を支払うこと。
⑷ 論文報告会並びに審査及び最終試験
「修士論文」提出者は,論文報告会において研究成果の概要を報告するとと
もに,論文審査及び最終試験に合格しなければならない(本要項の学位授与条
件の項参照)。
論文報告会は毎年1月中旬に,審査及び最終試験は1月中旬から1月下旬に
行われるが,日時の詳細は毎年履修要項に明示される。なお,2015年度は,
次の通りである。
論 文 報 告 会:2016年1月19日(火)
審査及び最終試験:2016年1月21日(木)
・22日(金)
また,それぞれの開催要領等については,事前に観光学研究科掲示板に掲示
される。
⑸ 修士論文(本提出分のうちの無線綴じ製本)の表紙作成見本
(表紙)
(背表紙)
○○○○○○○○○○
指導教授
****
提出論文の題目
指導教授名
立教大学大学院観光学研究科博士課程前期課程
14UA ****
** **
180
提出者氏名
○ ○ ○ ○ ○ * * * *
20** 年度修士論文
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
⑹ 休学及び特別修了希望時の修士論文提出
休学者,特別修了(9月修了)希望者は事前に新座キャンパス事務部教務課
に相談し,論文提出の方法等について確認を行うこと。
修士論文提出に際しての注意
修士論文は,指定された提出期限後は受理しないので時間厳守のこと。交通機関等の遅延も予
測されるので,提出に当たっては十分余裕を持って臨み,本人が提出できない場合は,信頼でき
る代理人に依頼するなどの措置を講ずること。ただし,締切日当日に不測の事態により,本人ま
たは代理人が提出期限までに提出に来られない場合は,当日の締切時刻以前にその対応について
新座キャンパス事務部教務課に問い合わせ,指示を受けること。不測の事態とは,事件・事故や
交通機関の大幅な遅延などの場合をいう。
※プリンター等,機器の故障は不測の事態には含まれないので注意すること。
学校感染症のため出校停止となった学生の
レポート・卒業論文・修士論文の提出について
上記に該当した場合は以下の指示に従うこと。
1. 上記の提出物の提出期間において本人が出校停止中である場合は,代理
人を立て,当該の期間内に提出することを原則とする。代理人による不備
は,依頼した本人の責任となる。
2.1.において代理人を立てることができない場合は,締切時刻以前に教務
関係事務局に連絡し,指示を受けること。
〈以下の全てに該当する場合,後日の提出を認める場合がある〉
① 上記2.に該当する学生であること。
② 【罹患した時点の診断書】および【完治した時点の診断書】の2点の提出
によって,締切日当日に学校感染症に罹患して出校停止中であった事実が
③ 「出校可能となった日の翌日(窓口対応可能日)」に提出すること。
2.成績・定期試験
⑴ 成績の評価
履修登録がなされている科目についてのみ成績の評価が行われる。
成績の評価方法としては,定期試験または平常点により科目担当者がこれを
行う。
⑵ 成績評価の表記
各科目についての成績評価は次の5種類とし,「C評価」以上を合格とする。
「S評価」=100〜90点,「A評価」=89〜80点,「B評価」=79〜70点
「C評価」= 69〜60点,「D評価」=59点以下
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
証明できること。
ただし,2002年度以前入学者の成績証明書においては,SはAと表記する。
また,修士論文は合格の場合,「合」と表記される。
181
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
⑶ 定期試験に関する注意
定期試験に関する注意は70・71頁を参照すること。
⑷ 「観光学部専門教育科目試験規則」の準用
とくに記載されていない事項については,「観光学部専門教育科目試験規則」
を準用する。
⑸ 成績の発表および成績評価調査の申請
成績の発表および成績評価調査の申請については,82・83頁を参照するこ
と。
9 履修登録に関する注意
学部の「Ⅴ 履修登録」も参照のこと。
1.履修の基本手
続き
科目の履修登録を行うにあたっては,指導教授と協議を行った上で科目を選定す
ること。
〈履修登録届出時期と対象学生・対象科目〉
時 期
対象学生
届出対象科目
春学期開講科目(「春学期1科目」,「春学期
2科目」含む) + 通年開講科目
4月期
+その他4月期の登録が指定されている科目
全 員
*秋学期開講科目の届出はできない
秋学期開講科目(「秋学期1科目」,「秋学期
9月期
2科目」含む)
*4月期に登録した科目の変更はできない
2.科目コード登
録
科目コード登録の届出は,履修登録システム(URL:https://r.rikkyo.ac.jp/)
より行うこと。
全年次共通
時期
登録期間
4月2日(木), 3日(金)
各日 11:00~26:00
4月4日(土)~5日(日)
20:00~5日 17:00
4日 11:00~17:00,
4月期
182
※4日 17:00~20:00は休止
4月7日(火)~8日(水)
7日 11:00~8日 15:00
4月9日(木)
18:00~26:00
4月10日(金)
11:00~26:00
4月11日(土)
11:00~18:00
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
9月期
9月12日(土),13日(日)
各日 11:00~26:00
9月14日(月)~15日(火)
14日 11:00~15日 17:00
9月17日(木)~18日(金)
17日 11:00~18日 15:00
9月19日(土)
18:00~26:00
9月20日(日)
11:00~26:00
9月21日(月)
11:00~18:00
*病気等やむを得ない理由により,期日に手続きできない場合は,必ず期日前に所属キャン
パスの教務窓口に連絡し,指示を受けること。また,疑問がある場合は,事前に所属キャ
ンパスの教務窓口で相談してから手続きすること。
〈科目コード登録の注意事項〉
① 届出科目が確定したら,「登録内容送信」ボタンを必ずクリックし,届出内
容およびエラー状況を確認すること。
② 科目コード登録期間内に,「エラー」の無い状態で完了すること。エラー対
処方法は,66〜69頁を参照すること。
③ 科目コード登録期間中に,登録が正常に行われたことを確認するために,
「履修登録」画面に再度ログインし,登録内容を確認すること。
④「履修登録」画面は,科目コード登録期間あるいは履修登録修正期間(特別措
置)以外は使用できない。
⑤ 履修登録修正期間(特別措置)後,「履修照会」画面に申請内容が反映され
るので,申請内容を必ず確認すること。
⑥ 科目コード登録で届け出る科目が1科目もない場合も,科目コード登録期間
内にアクセスして,「登録内容送信」ボタンをクリックすること。
科目コード登録期間内は,何度でも科目コード登録科目の確認,修正ができる。
と。ただし,教職課程登録者等,学部科目の履修登録が必要な場合を除く。
3.自動登録,
「そ
の他」登録
4.重複履修
自動登録,「その他」登録とある科目については,大学があらかじめ登録するの
で,履修登録に関する手続きは不要である。
一度履修した科目を再度履修することはできない(但し休学時等における「観光
研究基礎指導A」「観光研究基礎指導B」「修士論文指導演習A」「修士論文指導演
習B」を除く)。
5.観光学研究科
ガイダンス日
4月2日(木) 15:00〜 於:N331教室
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
観光学研究科の学生が学部科目を聴講する場合,科目コード登録は行わないこ
程
183
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
10 修了に関する事項
1.修了年月日
本学の修了年月日は,当該年度3月31日付とする。
2.修了合否の
修了合否は2月29日(月)に成績参照システムにて発表する(URL:https://
発表
r.rikkyo.ac.jp/)。必ず本人が修了の合否を確認すること。発表時刻等の詳細は成績
参照システムで確認すること。
電話や電子メールなどでの問い合わせには一切応じない。
3.特別修了
「特別修了(9月修了)
」とは以下の6つの条件をすべて満たした学生が,所属研
究科が行う修了判定で合格した場合,年度途中の9月19日付で修了することができ
る制度である。
〈特別修了(9月修了)申請条件〉
1.所定の受付期間に,所定の書式(特別修了願)によって保証人連署をもって
願い出ていること
2.大学院修士課程または大学院博士課程前期課程であること
3.所定の受付期間において,在学4学期目以降の学生であること
※1
ただし,在学学期数に関しては,経済学研究科・法学研究科大学院特別進学
生制度,観光学研究科大学院特別進学生制度の対象学生,経営学研究科5年間
一貫プログラムの対象学生またはキリスト教学研究科ウィリアムズコースの対象
学生については,在学2学期目以降で足りるものとする
4.所属研究科の修了に必要な要件を満たす見込 のある学生であること
※2
5.在学中であること
※3
6.当該年次の「学費
※4
その他の納入金」の全額または分納1
※5
を納めているこ
と
この願い出は,原則として取り下げることができないので慎重に行うこと。特別
修了願を提出し特別修了を許可された場合の「学費
※4
その他の納入金」は,学費
※4
その他の納入金の2分の1額とする。
※1:休学中の期間は,在学年数ならびに在学学期数に含まれない
※2:当該年度春学期中に,所属研究科の修了に必要な要件を満たす見込がある学生
※3:休学中・停学中でないこと
※4:学費とは,授業料(在籍料含む),教育充実費,実験・実習費をいう。
※5:私費外国人留学生で在留資格が「留学」により,授業料減免制度(2015年度の減免率
は35%[100円未満切捨て])の適用を受けている者は,特別修了の申請条件として
納入すべき授業料の金額が学費振込用紙送付時の分納1の金額と異なることがある。
※6:特別修了を許可された場合,許可された時点の学費の納入状況により返金を行うこと
がある。学費の納入額が特別修了の申請条件として納入すべき金額に不足する場合は,
特別修了願を受理しない。
184
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
⑴ 特別修了願配付
配 付 期 間 2015年6月1日(月)9:00〜7月15日(水)17:00
配 付 窓 口 ■文・経済・理・社会・法・経営・キリスト教の各研究科学
生,異文化コミュニケーション研究科(言語科学専攻)の学生
⇒ 教務事務センター
■観光・コミュニティ福祉・現代心理の各研究科学生
⇒ 新座キャンパス事務部教務課
■法務研究科学生 ⇒ 法務研究科事務室
■ビジネスデザイン・21世紀社会デザインの各研究科学生,異
文化コミュニケーション研究科(異文化コミュニケーション
専攻)の学生
⇒ 独立研究科事務室〔20:30まで〕
⑵ 特別修了願受付期間・許可者発表・学位授与式
受 付 期 間 2015年7月1日(水)9:00〜7月15日(水)17:00まで
*受付期間以外の申請はいっさい受け付けないので注意すること。
受 付 窓 口 ■文・経済・理・社会・法・経営・キリスト教の各研究科学
生,異文化コミュニケーション研究科(言語科学専攻)の学生
⇒ 教務事務センター
■観光・コミュニティ福祉・現代心理の各研究科学生
⇒ 新座キャンパス事務部教務課
■法務研究科学生 ⇒ 法務研究科事務室
■ビジネスデザイン・21世紀社会デザインの各研究科学生,異
文化コミュニケーション研究科(異文化コミュニケーション
専攻)の学生
⇒ 独立研究科事務室〔20:30まで〕
許可者発表 2015年9月7日(月)
成績参照システムに発表する(URL:https://r.rikkyo.ac.jp/)
学位授与式 2015年9月18日(金) 時間については,許可者発表日にあわ
せて成績参照システムに発表する。
4.修業年限短縮修了
(早期修了)
「大学院特別進学制度」においては,本学観光学部学生が,学部4年次に観光学
部学生のままで観光学研究科博士課程前期課程の講義を履修し,所定の条件を満た
した場合,博士課程前期課程進学後1年で課程を修了することができる。
学部の「Ⅺ 大学院特別進学生制度」101・102頁を参照のこと
11 最長在学年数,休学・退学など
1.最長在学年数
博士課程前期課程における最長在学年数は,4年とする。
*休学中の期間は,在学年数ならびに在学学期数に算入されない。
2.休学・退学など
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
発表時刻等の詳細は成績参照システムで確認すること。
休学,退学,復学および再入学については,「大学院学則第4章」および87〜95
頁「Ⅷ 学生証・学籍・学費」を参照すること。
185
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
12 平和・コミュニティ研究機構科目
立教大学平和・コミュニティ研究機構(以下,「研究機構」)は,従来の平和研究の視野をより拡大し,
安全・公正・人権の原理に立つ持続的コミュニティのあり方を探求しつつ,「平和」の条件を研究するセ
ンターとして2004年3月に設立された。研究機構は,大学院博士課程前期課程にも授業科目を開設し,
専門性と広い視野および現実関心を養い,国際関係,人の安全保障,持続的開発,市民社会的協力,移動
と多文化共生などのテーマを相互関連的に学ぶ方途を大学院生に提供するものである。
〈2015年度 平和・コミュニティ研究機構科目一覧〉※ 履修対象:開講研究科以外の大学院生対象
※履修
科目コード
対象
文学研究科以外
法学研究科以外
経済学研究科以外
担 当 者
単位数 学期
MT010
コミュニティ研究法A
(文学研究科の学生は,JD167「地域社会調査演
習A」として履修。)
丸山 浩明
2
春学期
MT011
コミュニティ研究法B
(文学研究科の学生は,JD168「地域社会調査演
習B」として履修。)
丸山 浩明
2
秋学期
MT013
フィリピンの移民と教育
(文学研究科の学生は,JF152「比較教育学特殊
研究」として履修。)
市川 誠
4
通年
MT040
欧州の平和・コミュニティ構築
(法学研究科の学生は,ND371「ヨーロッパ政治
論特殊講義(1)」として履修。)
小川 有美
2
春学期
MT060
平和論の政治学
(法学研究科の学生は,ND461「政治過程論特殊
講義(1)」として履修。)
孫 斉庸
2
秋学期
MT095
都市経済と平和構築1
(経済学研究科の学生は,KA113「財政学2特論 デウィット, A.
1」として履修。)
2
春学期
MT096
都市経済と平和構築2
(経済学研究科の学生は,KA114「財政学2特論 デウィット, A.
2」として履修。)
2
秋学期
コミュニケーションと国際協力
(21世紀社会デザイン研究科の学生は,VM336
21 MT102
「コミュニティデザイン学演習36(コミュニケー
ションと国際協力1)」として履修。)
吉田 敏浩
2
春学期
環境教育論
(21世紀社会デザイン研究科の学生は,VM405
MT104 「 危 機 管 理 学 演 習 5〈 環 境 教 育 論 〉」, ま た は
VM455「グローバル・リスクガバナンス演習5
〈環境教育論〉」として履修。)
萩原なつ子
2
春学期
世紀社会デザイン
研究科以外
186
科目名( )内は開講研究科の学生が履修する科目名
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
※履修
科目コード
対象
世紀社会デザイン研究科以外
21
科目名( )内は開講研究科の学生が履修する科目名
国際社会の危機管理
(21世紀社会デザイン研究科の学生は,VM422
MT107 「危機管理学演習22〈国際社会の危機管理〉」,ま
たはVM472「グローバル・リスクガバナンス演
習22〈国際社会の危機管理〉」として履修。)
担 当 者
2
秋学期
アジアと平和1
(21世紀社会デザイン研究科の学生は,VM433
MT109 「危機管理学演習33〈アジアと平和1〉」,または カプリオ, M. E.
VM483「グローバル・リスクガバナンス演習33
〈アジアと平和1〉」として履修。)
2
春学期
アジアと平和2
(21世紀社会デザイン研究科の学生は,VM434
MT110 「危機管理学演習34〈アジアと平和2〉」,または カプリオ, M. E.
VM484「グローバル・リスクガバナンス演習34
〈アジアと平和2〉」として履修。)
2
秋学期
1.履修登録方法
長 有紀枝
単位数 学期
自専攻科目と同様,科目コード登録期間に,履修登録システム(URL:https://
r.rikkyo.ac.jp/)より行うこと。
2.修得単位の
扱い
3.重複履修に
本研究機構提供科目の修得単位の扱いは,各専攻の〈他専攻・他研究科科目・平
和・コミュニティ研究機構科目〉を参照すること。
重複履修については,各専攻の〈重複履修について〉を参照すること。
ついて
4.講義内容,授
一覧表中( )内の科目と,講義内容・授業時間・教室は同一であるので,各研
試験方法等
5.その他
と。試験日程・方法等についても,併置科目の発表・指示に従うこと。
⑴ 本研究機構提供科目は年度により担当者,科目内容が変更になる場合がある。
⑵ 各研究科の履修規程(規定)が準用される。
☆履修対象欄で対象外となっている大学院生は,自研究科で開講している併置科目
の科目名で履修することは可能である。
※なお,平和・コミュニティ関連の研究に関心を持つ大学院生は,研究機構が別途
に行う「セミナー」および「フォーラム」にも積極的に参加し,研究を深める機
会とされたい。
博士課程前期課程 2012年度以降入学者
業時間・教室, 究科の講義内容,日課表で確認すること。教室変更についても同様に注意するこ
187
博士課程前期課程(2012年度以降入学者)
観光研究所科目「観光地経営のケーススタディー」を含む「観光地経営
13
専門家育成プログラム」科目群について
立教大学では2008〜2009年度に経済産業省からの委託を受けて,「観光地を革新する観光地経営専門
家育成プログラム」事業を行った。このプログラムは,地域経営の視点から組織的に観光地全体を視野に
入れて革新する観光地経営のスキルを持つ「観光地経営専門家」の育成を目指したものである。
この「観光地経営専門家育成プログラム」科目群は主に相当な観光地経営に関する経験を持つ社会人向
けの科目であり,秋学期の9月末から12月末の週末(土曜日もしくは日曜日)8回を使って開講される予
定である。観光学研究科博士課程前期課程在籍者で「観光地経営研究1(革新)」
(「観光地経営研究2(ネ
ットワーク)」は2015年度休講)を履修する者には「観光地経営のケーススタディー」の受講も奨励する。
なお,「観光地経営のケーススタディー」単独での受講はできない(但し「観光地経営研究1(革新)」,
を履修して,「観光地経営のケーススタディー」を受講しないことは可能)。
1. 履 修 登 録 方
法・受講登録
方法
2.修得単位の扱
い
・「観光地経営研究1(革新)」,は科目コード登録により履修が可能となる。
・観光研究所開講科目である「観光地経営のケーススタディー」の受講は登録方法
が異なる。詳細は以下の連絡先に問い合わせること。
・「観光地経営研究1(革新)」,は,観光学研究科博士課程前期課程において選択
科目として配当されている。
・「観光地経営のケーススタディー」は観光研究所の開講科目であり,受講しても
成績・単位は付与されない。
3.費用
観光研究所開講科目である「観光地経営のケーススタディー」の受講には別途費
用がかかる。金額について,詳細は以下の連絡先に問い合わせること。
4.講義内容,授
「観光地経営研究1(革新)」,の講義内容を参照すること。「観光地経営のケース
業時間・教室, スタディー」の講義内容は以下の連絡先に問い合わせること。なお,これらの科目
試験方法等
の授業日程,開講時間,教室等は春学期中に観光学研究科掲示板に掲示するが,詳
細は以下の連絡先に問い合わせること。
観光研究所科目「観光地のケーススタディー」及び「観光地経営専門家育成プログラム」に関する
問合せ先:立教大学観光学部産学連携人材育成事業(サービス人材分野)担当
新座キャンパス5号館5階 教育研究支援室内 TEL:048-471-7460
E-mail:[email protected]
188
Ⅱ 博士課程後期課程
博士課程後期課程
(履修にあたっての注意事項)
1 研究指導分野と担当教員
1.指導分野
観光研究にかかわりを有する人文科学,自然科学,社会科学の学術的成果をふま
えて,「観光事象と観光事業に関する学際的研究(観光事象並びに観光事業の文
化・社会・経済的構造と観光の機能・役割及び効果に関する学際的研究)」を基本
的指導分野とし,観光研究の学術的深化を図る。
2.担当教員と指
導領域
観光学専攻博士課程後期課程担当教員
担当教員
研究指導領域
研究指導の要点
東 徹 教 授 観光マーケティング
の研究
韓 志昊 准教授 ホスピタリティ・マ
ーケティング研究
羽生 冬佳 教 授 観光地域計画研究
橋本 俊哉 教 授
稲垣 勉 教 授
門田 岳久 准教授
毛谷村英治 教 授
葛野 浩昭 教 授
舛谷 鋭 教 授
松村 公明 教 授
村上 和夫 教 授
小野 良平 教 授
大橋 健一 教 授
千住 一 准教授
庄司 貴行 教 授
杜 国慶 教 授
博士課程後期課程
佐藤 大祐 准教授
マーケティングの視点から、観光、サービス、地域
振興に関する研究を指導する。
ホスピタリティ産業におけるマーケティング研究を
指導する。
観光地域づくりに関し、魅力要素の確立や空間の変
化と観光行動との関わりについて研究を指導する。
観光行動研究
回遊行動を中心とした観光レクリエーション場面で
の行動特性に関する研究を指導する。
観光消費論研究
消費過程と商品化を軸として、消費者の観点から
“新しい観光の可能性”に関する研究を指導する。
移動・観光現象のエ 手法としては人類学・民俗学・宗教学,対象として
スノグラフィー
は観光・移動・コミュニティ・宗教・文化資源につ
いて研究指導する。
観光施設研究
施設の空間構成を機能面から研究する指導を行うだ
けでなく、空間の演出方法について具体的に研究指
導する。
文化表象と観光現象 文化や民族へ向けられた「人類学のまなざし」/
の人類学的研究
「観光学のまなざし」に関する研究を指導する。
観光文化と文学
観光文学を中心に、華僑華人など、交流文化につい
て研究指導する。
観光地域変容研究
観光客流動からみた拠点都市と交通後背地の変容に
関する地理学的研究を指導する。
観光事業論研究
現代の観光事業が地域社会と相剋する諸問題に関し
て、新しいアプローチからの研究を指導する。
風景・景観保全論研 観光地を始めとする地域の風景・景観の価値評価、
究
保全計画にかかわる研究を指導する。
観光文化論研究
文化現象としての観光に関し、文化動態論の観点か
ら研究を指導する。
観光地理学研究
観光地の形成過程や施設の立地、地域振興などにつ
いての研究を指導する。
観光の歴史学的研究 観光現象の変遷過程について、歴史学(特に近代史)
の観点から研究指導を行う。
観光グローバル人材 経営組織論、人的資源管理論の視点から、観光分野
研究
における組織および人材に関する研究を指導する。
観光の地理情報科学 地理学の空間概念に基づき、地理情報科学(GIS)
的研究
を利用して、観光事象の研究を指導する。
社会現象としての観光を社会学の視点から地域
社会変容に関する研究を指導する。
豊田由貴夫 教 授 観光の文化人類学 文化現象としての観光に関して、文化人類学の
的研究
観点から研究を指導する。
豊田 三佳 准教授
観光社会学
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博士課程後期課程
2
研究指導体制
1.指導教授の選定
博士課程後期課程に入学した学生は,それぞれの学生の専攻分野,研究主題並び
に研究方法に基づいて,博士課程後期課程において研究指導を受ける指導教授(1
名)を選定し,併せて指導教授と協議の上,副指導教授(1名)を選定する。指導
教授及び副指導教授は協力し,原則として在学期間継続して研究指導を担当する。
2.研究指導の基
本的考え方
博士課程後期課程においては,修士論文に示された研究成果を踏まえて,学術的
に深化させることを基本とするが,同時に研究視点の多面化を図り,幅広い知識の
修得と多様な研究方法論を学習することを目標とする。併せて,データ処理並びに
データ解析に関する技術の向上を図る。さらに,観光研究の国際化に対応するため,
語学力水準の向上,特に英語以外の外国語に習熟することを目指すものとする。
上記したような学習成果をあげるために,特に後期課程1年次においては,専門
領域が異なる分野の教員から,さらに必要によっては他研究科に属する教員から
も,研究に関する助言を積極的に得るように指導する。
博士課程後期課程では,在学期間を通して個別に行われる研究指導以外に授業科
目を設定しないが,観光学研究科博士課程前期課程に設置されている科目につい
て,研究に必要とされる場合は履修することができる。
3.学会への参加,
後記するように,「博士学位論文」提出の前段階として位置づけられている論文
研究発表及び
予備審査会開催申請資格の一つとして所定の研究業績を求めていることに鑑み,複
論文投稿等の
数の学会に参加し,研究発表及び論文投稿等の機会を有効に活用するように勧奨す
勧奨
る。なお,学会発表に関しては「大学院学生学会発表奨励金制度」を活用すること
(詳細は新座キャンパス事務部学生課に問い合わせること)。
4.
「期末研究報
告書」の提出
毎学期末に,学期ごとの研究実績に基づいて,所定の書式による「期末研究報告書」
を作成し,新座キャンパス事務部教務課へ提出すること。提出期限等については,
掲示によって通知する。
5.成績評価方法・
成績評価基準
年度初め(在学生は前年度2月)に指導教員と相談のうえ提出される「研究計画
書」と,年間2回提出される「期末研究報告書」,および日常的な研究指導におけ
る研究報告や質疑応答,中間報告,学会の参加と研究発表,論文投稿などの業績を
もとに総合的な評価を行う。これらにより当該学期の研究指導を受け終えたと評価
された場合,その成績は「認」となる。
6.授業科目の履修
博士課程後期課程では,在学期間を通して個別に行われる研究指導以外には授業
科目を設定しないが,観光学研究科博士課程前期課程に設置されている科目につい
て,研究に必要とされる場合は履修することができる。
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博士課程後期課程
7.博士学位論文
「博士学位論文」提出の前段階である論文予備審査会ではすでに執筆がほぼ完了
への準備
した論文を審査の対象とするが,それに先だち学位論文の構想ならびに研究上の課
題などに対して研究科教員等が助言する研究会,大学院学生が主催するワークショ
ップが年数回開催される。博士課程後期課程学生はこの研究会およびワークショッ
プを積極的に利用することが望まれる。詳しくは別途掲示等で伝達する。
3
学位授与の要件及び学位名称
1.学位授与の要件
博士学位は,原則として3年以上博士課程後期課程に在学し,この間に博士学位
論文作成に関する所定の研究指導を受け,博士論文を提出し,その審査及び最終試
験に合格した者に対して授与される。
ただし,優れた研究業績をあげた者については,観光学研究科委員会の判定によ
って,博士課程後期課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
2.授与する学位
名称
修了者に対して立教大学が授与する学位は「博士(観光学,立教大学)」とし,
英文表記は,「Doctor of Philosophy in Tourism」とする。
3.修業年限短縮
大学院学則第6条(優れた研究業績を上げた者)の規定による標準修業年限を短
修了(早期修
縮し修了することができる制度である。本制度を申請するためには,論文予備審査
了)
会への「予備審査会発表者資格に関する各『基準』内規」に定められた発表者資格
を有することを要件とする。
詳細については,4月に開催する観光学研究科ガイダンスにて説明する。
4
基本的学習過程及び「論文」提出に関する諸規定
1.基本的学習過程
博士論文の提出,学位授与に至る基本的学習過程を次の通りとする。ただし,前
項に記した「優れた研究業績をあげた者」については適用されない。
① 「期末研究報告書」の提出
務課に提出すること。
提出時期は,7月および1月の年2回とし,書式はA4判用紙3枚程度にワー
プロで印字し,発表論文の「抜刷」,研究報告等のコピーを添付すること。
②「論文中間報告会」の開催
博士課程後期課程
各学期毎の学習経過及び研究成果を指導教授を経て新座キャンパス事務部教
博士課程後期課程に在籍する全学生は,毎年,「博士論文中間報告会」にお
いて,研究経過の発表を行ない講評を受けることが必要である。ただし,博士
論文の審査中の者を除く。
③「論文予備審査会」開催の申請
博士課程後期課程に2年(4学期)以上在学して研究指導を受け,「期末研
究報告書」を4回以上提出し,かつ研究科委員会が定めた規定によって,開催
資格を有すると認められる者は,「論文予備審査会」の開催申請を行うことが
191
博士課程後期課程
できる。
④「論文予備審査会」の開催及び判定
「論文予備審査会」の開催申請がなされた場合は,研究科委員会は申請資格
の有無について判定し,資格を有する者については審査会を開催する。
「論文予備審査会」は,研究科所属教員並びに在籍学生及び学内外関係者に公
開する形式で開催する。開催にあたっては,研究科委員長名による公示を開催
日の最低1週間以前に掲示するものとし,必要により他の通知手段を併用する。
「論文予備審査会」の終了後,指導教授をはじめ関係教員は審査を行い,論
文提出の適否に関する判定を行い,研究科委員会の了承を受け,結果を申請者
に伝達する。
⑤「公聴会」の開催
博士学位の申請がなされた場合は,論文審査の過程で「公聴会」を開催する。
「公聴会」は,研究科所属教員並びに在籍学生及び学内外関系者に公開する形
式で開催する。開催にあたっては,研究科委員長名による公示を開催日の最低
1週間以前に掲示するものとし,必要により他の通知手段を併用する。
「論文」提出に
2.
関する諸規定
①「論文予備審査会」の開催資格に関する規定
「論文予備審査会」の開催申請は,観光学研究科委員会による「『課程博士論
文』提出資格並びに提出手続に関する規定」によって行われるものとし,「予
備審査会発表者資格に関する各『基準』内規」に定められた発表者資格を有す
ることを必要条件とする。
上記した「規定」及び「内規」は,博士課程後期課程在籍者に対して,年度
初めに開催されるガイダンスにおいて配布・説明される。
なお,研究科委員会が,「論文予備審査会」開催に関する「規定」あるいは
「内規」の改定を行う場合は,事前に説明会を開催する。
②「論文予備審査会」の開催申請手続き
「論文予備審査会」の開催申請要領並びに作成・添付すべき書類等に関して
は,開催申請予定者の申し出により,専攻主任から説明される。
③「学位論文」の提出並びに審査に関する諸規定
上記した「論文予備審査会」の結果,論文提出を認められた者についての,
「博士論文」提出方法,博士学位申請手続き及び最終試験実施要領並びに審査
方法に関しては,
「立教大学学位規則」,
「立教大学博士学位申請手続要領」,
「立
教大学学位論文審査手数料規則」,「学位論文取扱い事務に関する内規」のそれ
ぞれ定めるところによる。
3.学位論文審査
基準
博士論文作成にあたり,「期末研究報告書」を4回以上提出することが求められ
ており,指導教授による指導体制も正副2名による指導が行われる。研究内容につ
いて,主に①社会における観光現象を科学的に観察する能力,②そこで発見した課
題を主に社会科学を中心に複数の学問分野の研究方法を融合して分析する能力,③
研究成果を社会に還元する能力,④観光学研究へ貢献する度合,を備えた「研究総
合力」に基づいて評価する。
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博士課程後期課程
5
試験・成績
⑴ 各学期の研究指導の結果については,下記のとおり表し発表する。
〈各学期の研究指導の結果〉
各学期の研究指導
成績通知の表示
証明書の表示
修了
認
認
未修了
不
表示されない
Q 注)
Q
表示されない
注) 成績確定前に,休学したものおよび在学留学したもの
〈各学期の研究指導の結果発表〉
研究指導の結果は下記の日程で成績参照システムに発表する。電話・メールによ
る成績の問い合わせには一切応じない。発表時刻等の詳細は成績参照システムで確
認すること。
URL⇒https://r.rikkyo.ac.jp/
春学期:2015年9月7日(月) ・ 秋学期:2016年3月12日(土)
6 在学年限等に関する規定及び履修届
1.最長在学年数
博士課程後期課程における最長在学年数は,6年とする
*休学した期間は在学年数に算入されない
詳細は「Ⅷ 学生証・学籍・学費」(87~95頁)を参照すること。
2.休学・退学
など
3.指導教授並び
に研究題目届
生証・学籍・学費」(87~95頁)を参照すること。
指導教授並びに研究題目届の提出
博士課程後期課程に在籍する全ての学生は,「研究題目・指導教授届」を,研究
指導を受ける教員2名(指導教授および副指導教授)の承認印を得たうえで,下記
の日時までに提出しなければならない。
イ.提出日時
4月9日(木)〜13日(月)
10:00〜17:00
博士課程後期課程
提出要領
休学,退学,復学および再入学については,
「大学院学則第4章」および「Ⅷ.学
ロ.提出場所
新座キャンパス事務部教務課窓口(新座7号館1階)
4.観光学研究科
ガイダンス日
4月2日(木) 15:00〜 於:N331教室
程
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