365日住民が気軽に集まれる場所「だんだんテラス」

八幡の歴史を研究する会による講座の様子
こどもたちを対象にした「図工教室」の様子
UR男山団地 男山中央センター商店街の空き店舗を活用したコミュニティ拠点
365日住民が気軽に集まれる場所「だんだんテラス」
UR男山団地・中央センター商店街の空店舗を改修し、住民が気軽に集
まれるコミュニティ拠点「だんだんテラス」を開設しました。まずは、
本プロジェクトの学生メンバーが常駐して運営を行いますが、将来的に
は、団地住民、地域住民、地域活動団体等が運営の主体となることを目
指しています。そのための土台づくり(施設整備と仕組み)を、関西大
学・八幡市・UR都市機構がそれぞれの立場から支援する仕組みです。
365日オープンを目指し、まずは男山団地、男山地域について議論をす
る場所を設けることが重要であり、今後の活動についてはこの場所で住
民と議論を進めながら検討していきます。
◇ 現場の声 ◇
朝市活動の様子
・UR男山団地D地区に住む住民の方
だんだんテラスに初めて来たのは去年の11月
頃です。その頃から比べると住民の方にも、
だんだんと浸透してきているのかなぁと思い
ます。だんだんテラスでは、隔週の月曜日に
はがき絵教室を開いています。普段は学生と
おしゃべりしたり、気分転換に絵を描きに来
ています。いつでもあいている、必ず誰かが
いるというのが、他にはない魅力だと思いま
す。若い学生が運営しているという点も新鮮
さがあって魅力のひとつだと思います。
◇ 現場の声 ◇
・八幡市まちづくり推進部
◇ 大学の役割 ◇
男山団地内に設置された「だんだんテラス」
◇ 解決すべき課題 ◇
(1)次世代を育むまちづくりとして、子どもが豊か
に育つために、地域で子育てを支えあい、とも
に育ちあう、分かちあう環境づくりの導入・確
立
(2)多世代が根を張るまちづくりとして、高齢者が
住み慣れた地域で住み続けられることを目指し
た「地域包括ケア」の確立
(3)地域に活力を呼び戻すまちづくりとして、地域
及び団地が連携した新しい機能及び活動の導
入・確立
(4)住民が主役となるまちづくりとして、地域の多
様な活動主体の育成及び活動ステージの確保
◇ 連携の分担 ◇
◇ 活動の経緯 ◇
2011年
9月 文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「集合住宅 団地 の再編(再生・更新)手法に関する
技術開発研究(平成23年度∼平成27年度)」を開始
2012年
4月 研究対象にUR男山団地を選定、調査開始
7月 男山団地再編提案を作成
10月 大阪・京都・東京で「団地再編住みよいまちへ展」を
開催
2013年
2月 男山団地再編提案をもとに、団地住民・地域住民との
ワークショップ「だんだんワークショップ」
「だんだんカフェ」を実施
2月 男山団地中央センター地区の再編提案の作成
5月 「商店街の空き店舗を利用したコミュニティ拠点案」
を作成
10月 京都府知事立会いのもと、八幡市・UR都市機構・
関西大学による「男山地域まちづくり連携協定」の
締結
11月 「だんだんテラス」の開設
2014年
3月 1週間連続ワークショップ「だんだんワークショップ
ウィーク」の開催
4月 「だんだんテラスの会」の発足
7月 団地屋外空間活用「おかたづけマーケット」を開催
(1)365日オープンなコミュニティ拠点の運営
(2)地域の農家と連携した朝市活動の実施
(3)地域の課題発掘、課題解決に向けた
ワークショップの開催
(4)地域団体と連携した教室、講座の実施
(5)地域の情報発信を目的とした
通信紙(だんだん通信)の発行
◇ 今後の展望 ◇
都市計画課長
武用権太
今、本市の「男山地域再生基本計画」の基本目標の実現に向けて、
住民の方々の新たなネットワークをつくることや、地域の情報を発
信する役目を「だんだんテラス」が始めています。最初は「だんだ
んテラス」を始めることが、どれだけの効果を地域にもたらすのか
正直、疑問でしたが、365日開いている「だんだんテラス」がある
ことや、そこに居る人たちの楽しそうな人柄や活動に対して、だん
だん人が集まりだしました。そして今、この小さな取り組みが大き
な広がりを見せ、出来始めたネットワークやこの場所を中心に様々
な取り組みが生まれているのを見て、まちが動きだしたと感じてい
ます。今後も関西大学に協力していただき、地域の方々とともにこ
の場所が育つことを期待しています。
(1)住民主体の運営への移行
(2)地域の課題解決に向けた取り組み
〒614-8373
京都府八幡市男山八望3-2
だんだんテラス
連携メンバー
京都府 / 京都府八幡市 /
独立行政法人UR都市機構 /
男山中央センター商店会 / 男山団地自治会
E-mail
dandan.terrace
@gmail.com
活動地域
京都府八幡市男山地域
活動期間
2013年11月∼(継続中)
HP
http://ksdp.jimdo.com/
費
関西大学(立ち上げ時の施設整備のみ) /
京都府(地域力再生プロジェクト支援事業)/
京都府八幡市(だんだんテラス補助金)
Facebookページ
「だんだんテラス」
用
◇ 研究者の紹介 ◇
男山地域コーディネーター
辻村 修太郎
(つじむら
しゅうたろう)
◇ 研究者の紹介 ◇
プロジェクト代表
環境都市工学部建築学科 教授
江川 直樹
(えがわ
1989年吹田市出身。関西大学大学院 博士課程前期課程
理工学研究科 ソーシャルデザイン専攻 建築学分野 2013年
修了。だんだんテラスの立ち上げ・運営に携わり、男山地域
の情報発信、課題発掘、課題解決に向け取り組くんでいる。
関西大学地域再生センター長
専門は建築環境デザイン
なおき)