試験問題

平成27年9月 登録鳶・土工基幹技能者講習 試験問題
問題1.
登録基幹技能者が施工方法の提案を期待される理由として最も不適当なものを
1つ選びなさい。
① 技能者の能力を把握している。
② 現場環境に適応した施工方法に精通している。
③ 現場全体にわたり工程の決定権を持っている。
④ 豊富な経験に基づきより安全な作業方法を提案できる。
問題2.
登録基幹技能者が行う作業調整の目的として最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 一部の作業に無理な負担をかけないこと。
② お互い協力し合い作業しやすい環境を確保すること。
③ 一部の都合で現場全体を停滞させないこと。
④ 自社の担当工事を最優先すること。
問題3.
現場の巡回指導で最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 作業の遅れが確認できたので増員の手配をした。
② 安全設備の不備を確認でしたので作業終了後に是正するよう指示した。
③ 作業方法が間違っていたので作業を中断し再指導した。
④ 立ち入り禁止措置が他職の通行の障害になっていたので一部変更を指示した。
問題4.
登録基幹技能者が行う施工管理の目的として最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 目的とした品質より見栄えを優先すること。
② 約束した期日までに作り上げること。
③ 予算内で作り上げること。
④ 第三者及び関係者の安全を確保すること。
1
仮設に関する次の記述で最も不適当なものを1つ選びなさい。
問題5.
① 仮設計画には維持管理も含まれる。
② 仮設計画には撤去も含まれる。
③ 指定仮設は業者の判断で勝手に変更することはできない。
④ 仮設は法規制の対象にならない。
登録基幹技能者が行う現場乗り込み前の確認事項として、最も優先順位の低いものを
問題6.
1つ選びなさい。
① 工事の詳細と工期
② 資機材搬入路の状況
③ 現場の作業環境
④ 竣工後の近隣に対する影響
登録基幹技能者が行う作業員に対する指示、指導として不適切なものを1つ選びなさい。
問題7.
①
②
③
④
作業開始前に作業の目的を理解させる。
作業途中での指導や注意は意欲の低下を招くので避ける。
作業指示は図などを見せながら分かりやすく行う。
作業終了後のあるべき姿をイメージさせる。
労働者死傷病報告書を所轄労働基準監督署に提出する法的義務を負っているのは
誰か、次の中から選びなさい。
問題8.
①
②
③
④
問題9.
元請の現場代理人
被災者を雇用している事業主
被災者を雇用している事業者の現場責任者
被災者本人
一般材の搬入計画で最も関係の少ない項目を1つ選びなさい。
①
②
③
④
資材の重量
運搬車両の荷下ろし位置
資材の製作工程
使用重機の機種
2
問題10.
①
②
③
④
問題11.
一般材の搬入管理に関する記述で適当なものを1つ選びなさい。
他業種の作業工程に関係なく保管する。
受入検査はすべての資材を荷ほどきして検収する。
保管期間は長くするよう計画する。
余剰材は他の現場で有効活用を図るか返品する。
原価管理に関する記述で不適当なものを1つ選びなさい。
① 原価管理とは実行予算を作成し実施原価を管理することである。
② 実行予算は見積書に再検討を加えて設定しなくてはならない。
③ 見積書の作成には労働力、材料の調達は考慮しない。
④ 見積書は詳細な施工計画に基づいて作成する。
問題12.
①
②
③
④
問題13.
実行予算に関する記述で適当なものを1つ選びなさい。
実行予算は工事着工前に立てるので通常はおおまかに算定する。
実行予算の作成時はVE案は考慮しないのが一般的である。
実行予算には必要経費や法定福利費は考慮しなくてよい。
実行予算と実施原価を対比しつつコスト低減を行う。
専門工事会社の基準日額で直接経費を1つ選びなさい。
① 交通費
② 厚生年金(雇用主負担)
③ 通信費
④ 車両保険料(任意)
問題14.
①
②
③
④
各種工程表を説明した記述の組合せで、不適当なものを1つ選びなさい。
ガントチャート工程表
バーチャート工程表
バーチャート工程表
ネットワーク式工程表
各作業の相互関係が把握できる。
横線式工程表の一種である。
各作業の所要日数がはっきりしている。
各作業の順序が明確である。
3
問題15.
①
②
③
④
下図はある工事のネットワークを示したものであるが、次の記述のうちで正しいもの
を1つ選びなさい。
作業Cは、5日間で終了させなければならない。
作業Dは、2日間の余裕がある。
作業Eは、15日目から開始出来る。
ネットワークの全作業を終了させるには、28日間かかる。
B
・後進の教育指導
A
2
1
9日
8日
5日
①
②
③
④
問題17.
4日
5
C
問題16.
D
3
4
F
7日
E
6
6日
品質管理に使われる語句と説明した文章の組合せで、不適当なものを1つ選
びなさい。
TQC
PDCA
コンプライアンス
ISO
総合的品質管理
管理のサイクル
法令遵守
工業製品の国内規格
品質管理に関する記述で、不適当なものを1つ選びなさい。
① プロセスコントロールとは、仕事のプロセスを管理することである。
② 品質管理とは、買い手の要求に合った品質の物を 経済的に作り出すことで
ある。
③ 瑕疵担保責任は施工中に発生し、建物引渡し後は消滅する。
④ 仮設物は将来撤去されるが、品質管理の対象である。
4
問題18.
①
②
③
④
問題19.
①
②
③
④
問題20.
①
②
③
④
問題21.
①
②
③
④
問題22.
①
②
③
④
「QC七つ道具」に関する記述で、不適当なものを1つ選びなさい。
パレート図は、不具合の主な原因が何かを見つけるのに用いる。
散布図は、データをグループ分けするのに用いる。
特性要因図は、結果に原因がどう関係しているのか整理するために用いる。
ヒストグラムは、ばらつきの状況を評価に用いる。
社会保険に関する記述として不適当なものを1つ選びなさい。
雇用保険は労働者が失業した時に給付を受けるために事業主が加入する。
労災保険は労働者が業務上の負傷や疾病等に備え事業主が加入する。
健康保険は労働者とその家族が業務外の疾病等に備え労使双方で加入する。
厚生年金保険は労働者の福祉の向上のために事業主が全額保険料を負担する。
建設業法に関する記述として次の中から最も不適当なものを1つ選びなさい。
工期変更に伴う変更契約は免除されている。
元請は見積条件の提示には具体的内容を提示すること。
元請が赤伝処理を行う時は下請と双方で協議し合意が必要である。
当初契約は下請工事の着工前に書面により行なうこと。
毎日の安全施工サイクル活動に入らないものを1つ選びなさい。
安全ミーテイング
安全衛生大会
安全工程打合せ
作業中指導・監督
労働安全衛生関係法令の玉掛作業に関する記述で不適当なものを1つ選びなさい。
つり上げ荷重900kgのクレーンで100kgの材料を玉掛けの場合は特別教育修了者。
つり上げ荷重1tのクレーンで100kgの材料を玉掛けの場合は特別教育修了者。
つり上げ荷重3tのクレーンで100kgの材料を玉掛けの場合は技能講習修了者。
つり上げ荷重5tの移動式クレーンで100kgの材料を玉掛けの場合は技能講習修了者。
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問題23.
①
②
③
④
問題24.
①
②
③
④
問題25.
①
②
③
④
ヒューマンエラーに関する記述として最も不適当なものを1つ選びなさい。
労働災害の発生にはヒューマンエラーが大きく関わっている。
人は機械と比べて臨機応変に対応出来て災害防止している。 臨機応変が自分勝手に変わりヒューマンエラーが起こる。
人は絶対にエラーをしない。
安全活動において不適当なものを1つ選びなさい。
ヒヤリ、ハットする行動の原因を取り除く。
危ないと感じる個所を放置せず速やかに是正する。
ハインリッヒの法則は1:29:390となっている。
作業前にグループごとに危険のポイントを洗い出す。
労働安全衛生関係法令で足場・架設通路の規定として正しいものを1つ選びなさい。
足場の組立て等の作業に従事する労働者に対する特別教育の義務はない。
足場の作業床の要件は床材と建地との隙間は15cm未満とする。
高さが1.5mをこえる作業場所には昇降設備を設置する。
つり足場用つりチェーンの安全係数は3以上である。
次のページに記述式問題があります。 必ず記入してください
6
事務局使用 受講番号
次の2問は記述式です。 解答を直接問題用紙に記入してください。
問題26
登録基幹技能者の意義、期待されている役割について下記に記入してください。(10点)
1
2
3
4
5
問題27
建設業における労災事故は全産業の3分の1を占めており、安全無災害が重要
課題です。職長として長い経験の中で労働災害に遭遇したり、ヒヤリ・ハットを
含め危険を感じたこともあったと思います。
この点を踏まえ下記の設問について記入願います。
(1) 現場で体験された労災事故もしくはヒヤリ・ハットの内容記入するとともに、
その原因、再発防止に向けた対策や改善した事項について下記に記入して
(10点)
してください。
(内容)
(原因)
(対策・改善内容)
(2) 職長として無事故・無災害に向け実施・努力している事項について、項目毎に、 (5点)
箇条書きにて記入してください。
1
2
3
4
5
事務局使用
7
会場
受講番号
Ⅰ
Ⅱ