いいなと思ったことは何でもチャレンジ 無駄なことは何もない 岩田ルリ子

いいなと思ったことは何でもチャレンジ
無駄なことは何もない
イワタルリコ
岩田ルリ子さん
1967 年 11 月 22 日生まれ
福島県 相馬郡出身
ジュニアアスリートセラピストインスト
ラクターとして活動
自宅にお店を構える
岩田ルリ子さんはジュニアアスリートセラピストインストラクターとして、
スポーツをしている子どもたちのけがをしない身体づくりに貢献している。
ジュニアアスリートセラピストとはアロマオイルを利用したトリートメント(身体のケ
ア)でアスリートに質の良い最高の休養を与える活動をしている。
アロマオイルでリラックスさせ、筋肉疲労を最小限に抑えたり、トレーニングのしすぎ
でけがをしたりしないようケアをする。
岩田さんはそのジュニアアスリートセラピストを育成するインストラクターをしている。
アロマオイルとは?
お花から採れるオイル。
アロマオイルと聞くと「いい匂いがするもの」と思い浮かべますよね。
ただいい香りがするだけでなく、心と身体を癒し美容や健康にも効果のあるも
のなのです。
岩田さんは子どもの時期に必要なケアが家庭でももっと広まってほしいと、ママさんた
ちへのアドバイスもしている。
-お仕事について-
なぜこのお仕事をはじめようと思ったのですか?
長年の肌トラブルで悩んでいた時、ママ友さんからある方のアロマトリートメントを紹
介してもらったことがきっかけです。その方が開いているアロマトリートメントの講座に
通って勉強していました。
その方にアロマオイルを使った子育て術を学んで、私も家で自分の子どもにアロマトリ
ートメントをするようになってから良い親子関係がつくれるようになれました。その私の
経験をみなさんと分かち合うことができるのではと思いはじめました。
このお仕事は体力が必要ですよね
要ります!なので、自分の身体のケアは常にしています。運動して筋力をつけたり。
調理師のお仕事を長年していたので、免疫力を高める食事にも気を使っています。
個人で独立してお仕事をしているようですが、どうやってお仕事をとっているのです
か?
そうですね、ほとんど口コミですね。元々ママ友さんに声をかけていて、そこから広ま
っていきました。
お仕事の魅力を教えてください
お子さんと色んな話ができる。スポーツで頑張って
いることの話を分かち合えるのが楽しいです。
話をしているうちに(トリートメントが気持ちよく
て)子どもが寝ちゃうんですよ。その寝息を聞くのも
好きです。
「気持ちいいのかな。ゆっくり休んでね。」
と思って嬉しくなります。
では、お仕事をしていて大変だなと感じたことを教えてください
アロマオイルのトリートメントをスポーツしている子に使うとなると、症状に合わせて
成分を選ぶので、成分の勉強が深くて大変でした。あと筋肉や骨格の勉強も必要でした。
-岩田さん自身について-
小学生の時はどんな子どもでしたか?
暗くなるまでずっと外で遊んでいるような子どもでした。みんなを集めて遊ぶことが好
きでした。活発でしたね。
やっぱり岩田さんは何かスポーツをされていたのですか?
小学生の頃に少年サッカーに入っていました。女の子一人だけでしたけどね。
中学高校の時はバレーボールをやっていました。
社会人になっても趣味でバレーやバスケをやっていましたね。身体を動かすのが好きで
した。
もし生まれ変わったらどんなお仕事をしてみたいですか?
語学を勉強してツアーコンダクターやキャビンアテンダントなど世界を飛び回るお仕事
をしてみたい。色んな国や色んな人を知りたいです。
(学生のとき)芸術鑑賞会で劇団の人たちが学校に来てくれました。その人たちが、日
本中を回っているんだよーと言っていて「劇団のお姉さんになって色んな知らないところ
へ行ってみたい!」と思いました。
これから挑戦してみたいことってありますか?
親御さんに、ご自宅でできるわが子への簡単なトリートメントをもっとお伝えしたいで
す。
(自分の)子どもにタッチしてコミュニケーションをとったことで、自分も救われまし
たので。
アロマオイルにはこれ以外に
もとてもたくさんの種類があ
る。
一人ひとりに合わせて選ぶが、
最終的にマッサージをする相
手に香りをかいでもらって決
めるのが大事。
では最後に、中高生に向けてなにかアドバイスをお願い
します
高校を卒業して一番はじめに接客のお仕事をしました。次に営業事務のお仕事。
その後、結婚と子育てをして、その後に調理師のお仕事に就きま
した。
そして今このお仕事をはじめたときに、今までやってきたことは全てが繋がっているのだな
って感じたのです。
ただ感じるままに就いた職業でも全てが今に繋がっているのがわかったのです。
将来なりたいものがわからなくても、周りと比べて焦らなくてもいい。
見たり聞いたりしただけじゃわからない事っていっぱいある。
自分が良いかなーって思ったことはどんどんチャレンジしてみる。
そこに無駄なことは何もないから真剣に取り組んで目の前のことを一生懸命やる。
一生懸命な姿って自分では見えないけれど、とても輝いていますよ。
-編集後記-
岩田さんのお仕事場に入ったとき、アロマのとてもいい香りともてなしのハーブティーに
迎えられ、リラックスした状態でインタビューに入ることができました。お気遣いも言葉
もとても温かったです。
岩田さんの「良いなと思ったらチャレンジして
みよう」という考えにはとても心を惹かれました。
なんでもやってみなきゃ、好き嫌いや自分に合
うか合わないかなんてわかりません。何か新しい
ことを始めるのに「遅い」なんてないと気づかさ
れました。
中学生や高校生にはたっぷり時間があるから
後悔しないよう自分が興味を持った物にはどん
どんチャレンジしていってほしいなと思います。
(取材日 2015 年 3 月 3 日 目白大学社会情報学科 2 年 築地凪沙)