記者発表資料平成 26 年 12 月 26 日（公財）横浜市緑の協会よこはま動物園よこはま動物園ズーラシアでは、平成 26 年 8 月 26 日に誕生したアカアシドゥクラングールのオスの子を 9 月 7 日から人工哺育で育てています。この子は、日本初の人工哺育に成功したメス「愛称：ムー」（平成 25 年 12 月 27 日誕生）に続き 2 頭目で、ムーの経験を生かし、順調に成育しています。なお、オスの子の愛称投票については、平成 27 年 3 月以降に実施する予定です。人工哺育にいたった経緯は裏面をご覧ください。生まれたばかりの子（生後２日目）ムー(左)とオスの子(右) ■個体情報・愛称未定（オス） 2014 年 8 月 26 日生まれ父親：個体名ラー 1995 年 12 月 22 日生まれ 1998 年 8 月 6 日タイドゥシット動物園より来園母親：個体名ワニ 2007 年 1 月 24 日生まれ 2012 年 4 月 7 日シンガポール動物園より来園・ムー（メス） 2013 年 12 月 27 日生まれ父親：個体名コイ 1995 年 11 月 6 日生まれ 1998 年 8 月 6 日タイドゥシット動物園より来園母親：個体名ツバオ 2006 年 8 月 18 日生まれ 2013 年 4 月 30 日シンガポール動物園より来園 ※アカアシドゥクラングールは、冬の健康管理のため、12 月～2 月の間は展示を見合わせています。現在期間限定で開催中の「わくわく裏側ウォッチング」のインドライオンの回（1 月の毎週日曜日に開催）にて、2 頭の子をご覧いただけます。詳細は裏面をご確認ください。お問合せ先指定管理者：（公財）横浜市緑の協会よこはま動物園副園長市川典良 Tel 045-959-1298 【参考資料】 ■人工哺育にいたった経緯今回の子を生んだ母親は平成 25 年 3 月 26 日に一度メスの子を出産しましたが、同年 4 月 15 日に親からの咬傷により子は死亡しました。今回は事故を未然に防ぐため、出産予定の約 1 ヵ月前より父親と母親を分け、出産に臨みました。さらに、前回両親のどちらが咬んだか断定できないため、生後 12 日まで母親に育てさせ、以降は子の安全を最大限確保するために 9 月 7 日より人工哺育に切り替えました。生後 4 か月を迎える現在では、人工哺育開始時の体重 579g から体重 1030g まで成長しています。 ■2 頭の子に会える「わくわく裏側ウォッチング」について日時：1 月中の毎週日曜日 13：30～（30 分程度）のインドライオンのウォッチング開催時に同時開催します。定員：各日 20 名料金：１人 300 円（3 歳以下無料）※未就学児は保護者(高校生以上)の同伴が必要です。受付：正門前にて先着順に受付（9：30～） ※定員に達した時点で締め切りとなります。集合：13：20 にインドライオン展示場前 ※実施に際しては、衛生管理上専用のマスクを着用していただきます。写真は撮影できますが、子に触ることはできません。子の体調等により実施できない場合があります。アカアシドゥクラングールについて英学分名名類生態大きさワシントン条約（ＣＩＴＥＳ）国際自然保護連合（IUCN）レッドリスト国内飼育園館当園飼育頭数Ｒｅｄ-shanked Douc Langur Pygathrix nemaeus 霊長目オナガザル科ベトナム、ラオス、カンボジアの熱帯雨林およびモンスーン林に群れで生息し、主に木の葉を主食とするリーフイーター（葉喰いザル）の仲間です。ベトナム戦争で使用された枯葉剤によって生息地の大半を失い数が激減したと言われており、現在でもペットや食糧、漢方薬としての使用を目的とした密猟が横行しているため生存がきわめて危険な状態にあります。オス体長：５０ｃｍ体重：８ｋｇメス体長：４０ｃｍ体重：６ｋｇ附属書Ⅰ 絶滅のおそれのある種で、取引による影響を受けている又は受けるおそれのあるもの絶滅危惧 IB 類（ＥＮ）近い将来における野生での絶滅の危険性が高いものよこはま動物園のみオス 2 頭、メス３頭 ※今回、誕生した個体を含まず ■よこはま動物園ズーラシアについて ◆入園料：大人 600 円、中人・高校生 300 円、小・中学生 200 円、小学生未満無料（毎週土曜日高校生以下無料） ◆開園時間：9:30～16:30（入園は 16:00 まで） ◆休園日：毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 、12/29～1/1 ◆交通：相鉄線「鶴ヶ峰」「三ツ境」駅、JR 横浜線・市営地下鉄「中山」駅から「よこはま動物園」行きバスで 15 分、「横浜駅」から「よこはま動物園」行きバスで 1 時間 ◆U R L：http:// www2.zoorasia.org/ ◆住所：横浜市旭区上白根町 1175-1 ◆問合せ先：045-959-1000