道の駅田野駅屋指定管理仕様書 平成28年4月 田野町まちづくり推進課 1.趣旨 この仕様書は、道の駅田野駅屋の設置及び管理に関する条例及び同施行規則に定めるものの 他、指定管理者が行う業務の詳細について定めることを目的とする。 2.管理運営に関する基本的な考え方 指定管理者は次の各号に示す、基本的な考え方に基づき、道の駅田野駅屋(以下「田野駅屋」 という。 )の管理運営を行わなければならない。 (1)道の駅田野駅屋の設置及び管理に関する条例(以下「条例」という。)、同施行規則、そ の他関係法令の規定に従い、適切な管理運営を行うこと。 (2)指定管理者は、道の駅田野駅屋が、商業的な活動を行うだけでなく、 「地域の人・物・情 報の拠点として、公共性と公益性の役割を担う公共施設である」ということを常に念頭に置 き、公平・平等の理念に基づいて、その管理運営を行わなければならない。 (3)個人情報の保護を徹底すること。 (4)災害・事故など緊急時対応を徹底すること。 (5)指定管理者は前号の実現に向けて、自らが企画立案し、年度ごとの明確な目標設定を行 い、計画的な運営を実践していかなければならない。 3.施設の概要 (1)施設の名称 道の駅田野駅屋(たのえき~や) (2)施設の所在地 高知県安芸郡田野町1431番地1ほか (3)施設の概要 道の駅田野駅屋施設(トイレ棟を除く)及びその付帯施設 直販コーナー・情報発信コーナー・食堂コーナー・その他休憩・駐車スペース (4)管理物品 別表のとおり 4.指定の期間 指定の期間は、平成28年4月1日から平成31年3月31日までとする。ただし、手続等 の関係で期間を変更することがある。 5.法令等の遵守 (1)地方自治法 (2)道の駅田野駅屋の設置及び管理に関する条例 (3)道の駅田野駅屋の設置及び管理に関する条例施行規則 (4)その他関係法令及び田野町の例規 6.業務の範囲とその目指すところ 指定管理者は、条例第13条及び道の駅田野駅屋指定管理基本協定(以下「基本協定」とい う。 )第7条に基づき、次の各号に示す業務を行わなければならない。 (1)地場産品の広報活動及び展示、販売に関する業務 ア.公平・平等の理念に基づき、 「誰でも」 ・ 「どんな物でも」出品できる体制を整えること。 イ.商品の管理を適切に行い、その販売状況については、出品者に対し適切に情報を提供 すること。 ウ.田野町地場産品加工施設との連携による特産品の開発・販売をおこなうこと。 (2)地域情報の広報及び発信に関する業務 ア.道路利用者に対し適切な道路情報を発信すること。 イ.田野町を中心とする地域の情報を発信すること。 ウ.HP等を活用し、自らPRをおこなうこと。 (3)食堂の管理運営業務 ア.関係法令に基づき、適正な運営を行うこと。 イ.消費者のニーズに応じたメニューの充実を図ること。 (4)高知県産業振興計画(地域アクションプラン)実践の為に必要な業務 (5)その他道の駅機能の充実を図る為に必要な業務 7.委託業務の受託及び活用 指定管理者は、田野町が実施する委託業務を受託し、事業を最大限活用し、上記業務の遂行 を図らなければならない。 8.業務報告 (1)収支計画 指定管理者は、指定期間にわたる年度毎の収支計画を作成し、町に提出する。 (2)事業計画書、自主事業計画書及び収支予算書 指定管理者は、年度当初に当該年度の事業計画書、自主事業計画書を提出する。 また、12月末までに次年度の事業計画書、自主事業計画書及び収支予算書を作成し、町へ 提出する。 なお、作成に当たっては、町と調整を図る。 (3)事業報告書及び収支決算書等 指定管理者は、次に掲げる事項を記載した事業報告書及び収支決算書を作成し、毎 年度終了後30日以内に町へ提出しなければならない。 ①指定管理施設の管理業務の実施状況及び利用状況 ②利用料金(手数料)の収入実績 ③指定管理施設の管理経費の収支状況 ④自主事業の実施状況 ⑤保守点検の結果 ⑥その他協定書で定める事項 9.適切な人員配置 指定管理者は、道の駅田野駅屋の及び管理に関する条例、同施行規則、道の駅田野駅屋指定 管理基本協定、同年度協定および本仕様書に示す、管理運営業務を適正かつ円滑に行うため、 必要な人員を配置しなければならない。また、その人員を育成しなければならない。 10.その他の管理業務 指定管理者は、施設の管理に伴い次のことを行うものとする。 (1)個人情報の取り扱い ア.指定管理者及び管理の業務に従事している者(以下「従事者」という。 )は、その業務 を行うに当たっては、田野町個人情報保護条例(平成17年条例第13号)の規定を遵守し、 個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じるとともに、当該施設の管理に関し知り得 た秘密を他に漏らし、自己の利益のために利用し、又は不当な目的に使用してはならない。 指定期間が満了し、若しくは指定を取り消され、又は従事者の職務を退いた後においても、 同様とする。 イ.指定管理者は、保有することとなった情報の公開については、田野町情報公開条例(平 成14年条例第5号)の規定に基づき必要な措置を講じなければならない。 (2)保険の加入 ①賠償責任 施設内で事故等が発生した場合、施設利用者に対する賠償責任は設置者である 町がおうことになる。しかし、指定管理者の瑕疵により発生した事故の場合は、町が指 定管理者に対してその範囲内で請求できる。そのため、損害保険に加入すること。 ②損害賠償 指定管理者は、故意又は過失によりその管理する施設又は設備をき損し、又は滅失し たときは、それによって生じた損害を町に賠償しなければならない。 (3)町からの要請への協力 ア.町から、田野駅屋の管理運営及び現状等に関する調査又は作業の指示等があ った場合には、迅速、誠実又は要請する事業への参加・支援・協力・実施を積極的かつ 主体的に行うものとする。 (4)監査 町は、田野駅屋の管理運営業務に関する監査を次のとおり実施する。 ①定期監査 町は、指定管理者の管理運営業務の実施状況が、本仕様書に沿った管理運営がで きているかどうか確認するため、指定管理者から提供された事業報告書及び管理運営月報 等により定期監査を行うことができる。 ②随時監査 町又は監査委員が必要と認めるときは、事前に指定管理者に通知したうえで施設 の維持管理状況及び経営状況に関し報告を求め、実施について調査する随時監査を行うこ とができる。 ③監査に対する協力 指定管理者は、町が定期監査又は随時監査を実施するに当たり、施設の管理運営 及び施設の現状等に関する資料作成及び実施調査等を求められた場合には、迅速かつ誠実 な対応を行うこと。 ④業務不履行時の処理 ア.管理運営業務が本仕様書の各項目を満たしていない場合又は利用者が施設を 利用するうえで明らかに利便性を損なう場合は、町は指定管理者に対して業務改善の指示 を行うことがきる。 イ.町は、指定管理者が町の指示に従わないときは、指定の取り消し、又は期間 を定めて管理業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができるものとする。 11.使用料 指定管理者は、町に対して基本使用料として5,400,000円を支払うこととする。 ただし、集客人数に応じて減額を行うものとする。最終使用料額の確定は、別に定めるもの とする。 12.休館日及び営業時間 休館日及び営業時間は、次に定めるとおりとする。 休館日は、1月1日のみとする。ただし、特別に休館が必要と町長が判断した場合は、 その例によらない。 営業時間は、午前7時30分から午後7時までとする。ただし、町及び類似団体がイベ ント等を行う場合は変更することができる。 13.協議 この仕様書に定めるもののほか、指定管理者が行う業務の内容及びその処理について疑義 が生じたときは、町と協議し決定すること。
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