資料2 旧制度から地域版J-クレジット制度への移行・更新について 1.論点 旧制度(国内クレジット制度及びJ-VER制度)で登録されたプロジェクトについて、 地域版J-クレジット制度への移行・更新を認めるか。 2.対応方針 (1)旧制度で登録されたプロジェクトの地域版J-クレジット制度への「移行」 ・「移行」は、旧制度で登録されたプロジェクトについて、J-クレジット制度の開始に 伴い、旧制度の制度文書に従ってクレジットの認証を可能とする経過措置である。 ・地域版J-クレジット制度の運営主体となっている高知県及び新潟県は、都道府県J- VER制度において、 「森林経営活動による CO2 吸収方法論」の運用実績がある。他方、 それ以外のJ-VER制度における方法論や国内クレジット制度については運営実績 がない。 ・したがって、「移行」の経過措置としての位置付けから、都道府県J-VER制度にお いて運用実績のあった「森林経営活動による CO2 吸収方法論」に限っては、運営実績が あり、方法論等の制度文書も熟知していると考えられることから、地域版J-クレジッ ト制度への移行を認めても差し支えないと考えられる。 ○地域版J-クレジット制度への移行 移行後 J-クレジット 地域版J-クレジット 国内クレジット 可能 × J-VER 可能 ○ ただし、「森林経営活動によるCO2吸収 方法論」に限る。 移行前 (2)旧制度で登録されたプロジェクトの地域版J-クレジット制度に基づく「更新」 ・「更新」は、旧制度のいずれの制度に参加した場合であっても、最新のJ-クレジット 制度の制度文書に従ってクレジットを認証する、J-クレジット制度の開始に伴う経過 措置である。 ・同じく経過措置である「移行」と異なり、最新の制度文書に従って妥当性確認を再度行 うことを義務付けていることから、国内クレジット制度及びJ-VER制度で登録され たプロジェクトを、地域版J-クレジット制度に更新したとしても、地域版J-クレジ ット制度の制度文書に従いクレジットの認証が行われることになるため、更新を認めて も差し支えないと考えられる。 ・ただし、審査体制の観点から、地域版J-クレジット制度で承認されている方法論に限 定することとする。 ○地域版J-クレジット制度への更新 更新後 J-クレジット 地域版J-クレジット 国内クレジット 可能 ○ ただし、地域版J-クレジットが対象とし ている方法論に限る。 J-VER 可能 ○ ただし、地域版J-クレジットが対象とし ている方法論に限る。 更新前
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