「のびる若木」西海市立西海東小学校平成 27 年度学校便り第 24 号平成 27 年７月６日文責教頭寺田成広４年生が、校外平和学習に行ってきました。 24 号は、同行した寺田教頭が執筆しました。梅雨の晴れ間の先週金曜日、４年生が、総合的な学習で取り組んでいる『平和学習』の校外学習として、原爆資料館や爆心地公園、平和公園等に行ってきました。本校ではこれまでも、平和学習については 4 年生を中心に取り組んでいましたが、今年度初めて、校外学習を実施しました。しかも、午前中も午後も、平和ガイドの方にグループに一人ついてもらい、説明を受けながらの活動でした。原爆資料館では、長崎に原爆が落とされた当時の事情や原爆の恐ろしさである熱、爆風、放射能についてお話していただきました。たった 1 発の原爆によって変わり果てた長崎の写真に「何もなくなっている。」との声が上がりました。11 時２分を指して壊れた時計や溶けたガラス瓶等の展示物、焼けこげた人や破壊された建物等のパネル、火傷の治療で苦しむ人、生き残ったものの被害の大きさに呆然となっている人々・・・。子どもたちは、進むにつれて言葉を失っていきました。爆心地公園では、たくさんの瓦礫が埋まっている被爆当時の地層を見ました。平和公園では、防空壕の説明を聞き、実物を見ました。暗くて狭い穴の中に逃げ込まなければならなかった戦争当時の状況を、子どもたちなりに理解したようでした。平和の泉が作られた思い、平和祈念像が表すもの、山里小に『あの子らの碑』が建てられた理由等々・・・。ガイドさんの話を聞き、なくなられた方々へのお悔やみと今の平和のありがたさを感じる有意義な校外学習となりました。 4 年生はこの後、今回の校外学習や自分たちで調べたことをまとめ、8 月 9 日の平和集会で発表します。平和を守る強い気持ちが表れる発表をしてくれることと期待しています。