B型・C型ウイルス肝炎治療に 対する医療費助成制度を ご存じですか?

B型・C型ウイルス肝炎治療に
対する医療費助成制度を
ご存じですか?
PEG0369.06
(2014/11)
B型・C型ウイルス肝炎治療に対する医療費の
自己負担額が軽減されることがあります。
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医療費助成制度とは?
B型・C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変のインターフェロン治療、C型慢性
肝炎・C型代償性肝硬変の経口抗ウイルス薬治療、及びB型慢性肝疾患の
核酸アナログ製剤治療に対して、医療費が助成されます。この制度の利用に
より、患者さんの自己負担額が軽減されます。
助成の対象となる医療
B型、C型肝炎ウイルスの除去を目的とするインターフェロン治療
C型肝炎ウイルスの除去を目的とする経口抗ウイルス薬治療*
B型肝炎ウイルスの増殖を抑える核酸アナログ製剤治療
各治療にかかる初診料、再診料、検査料、入院料、薬剤料
各治療を継続するために必要な副作用の治療にかかる費用
*経口抗ウイルス薬の対 象は、下 記のい ずれかに該 当 する方に限ります 。
・ インターフェロン治療を受けることができない未治療の方
・ インターフェロン治療を受けたが副作用により中止した方
・ インターフェロン治療を受けたが1度もウイルスが消えなかった方
※ 保険外の診療や入院時の食事代、差額ベッド代などは対象となりません。
助成の期間
助成期間は、申請書類を各都道府県に提出した月の初日から、各薬剤の治療予定
期間に即した期間となります。また、インターフェロン治療の場合、別途申請する
ことで助成期間の延長や2回目の制度利用、更新が認められる場合があります。
インターフェロン治療で、副作用により治療が中断した場合、最大2ヵ月の
延長が認められます。
C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療で、一定の条件を満たす場合、
最大6ヵ月の延長が認められます。
インターフェロン治療で、一定の条件を満たす場合、2回目の制度利用が
認められます。
核酸アナログ製剤治療で、医師が治療の継続を必要と認めた場合、更新が
できます。
助成額
患者さんの世帯の収入によって、医療費の自己負担の限度額が設定されています。
なお、世帯の収入は、市町村民税(所得割)の課税年額で区分けされます*。
階層区分
世帯あたり市町村民税(所得割)課税年額
自己負担額の上限(月額)
甲
235,000円以上
20,000円
乙
235,000円未満
10,000円
平成26年10月現在
* 住民票上の世帯の収入が原則ですが、患者さんと同一生計にない方(税制上および医療保険上の 扶養
関係にないと認められた方)については、課税年額を合算せずに区分けされます。
助成を受けるための手続き
① 申請
お住まいの都道府県への申請が必要です**。
② 審査
専門の医師による審査会により、認定基準を満たしているかどうかの審査が
行われます。
③ 受給者証の交付
申請が認められた患者さんには、受給者証が交付されます。
④ 受診
医 療 機 関を受 診した際に受 給 者 証を提 示 することで 、助 成を受けることが
できます。
医療費助成受給までの流れ
① 申請
保健所
など
④ 受診
医療機関
ご本人
② 審査
都道府県
③ 受給者証
の交付
厚生労働省ホームページ「肝炎総合対策の推進」
** 助成の認定基準や申請時に必要となる書類、提出先は、都道府県ごとに異なります。
詳しくは、主治医や都道府県の申請窓口、保健所などにお問い合わせください。