古墳は、どうやってつくられたの は

6年
学研教育情報資料センター
社会
学習相談
小/社会/6年/日本の歴史/
古墳時代/理解シート
こ ふ ん
古墳は、どうやってつくられたの
古墳は、どうやってつくられたの
ふんきゅう
土を盛り上げて 墳丘 をつくり、その上やまわりに
石をおいたり、「はにわ」をならべたりしたんだよ。
だいせん
古墳には、大きいものから小さいものまで、さまざまな大きさがあります。大仙
だいせん
こ ふ ん
(大山)古墳のような大きい古墳をつくるときは、各地から何千人もの人々を集め
たことでしょう。集まった人々のために、住まいや食料を準備することも、必要だ
おおきみ
ったことでしょう。このような大事業を行えた王は、強大な力をもった大王(のち
の天皇)クラスの人たちだけです。
かんたん
しゅ ら
●簡単な農具・工具や、かご・
簡単な農具・工具や、かご・修羅などを使った
古墳時代には、今の土木工事の現場で見られるような、ブルドーザー・クレーン・
ダンプカーなどがなかった時代です。そのため、古墳づくりには、すき・くわなど
の農具や工具、土を運ぶかご、石を運ぶ修羅(「ころ」の上をころがす、そりのよ
うなもの)などを使ったようです。
●大きい古墳のつくり方
ほり
濠にかこまれた大きい古墳は、次のようにしてつくられたようです。
なわ ば
①土地を平らにし、設計図をもとに縄張りをする。
②まわりの濠をほり、その土を内側に盛り上げて、墳丘を築く。
③土どめ用の石や、りっぱに見せるための川原の石を運んで、墳丘におく。
だん
ちょうじょう
④濠のまわり、墳丘の段の上や 頂上 に、「はにわ」をならべる。
せきかん
せきしつ
⑤修羅を使って、石棺を頂上まで運び、石室におさめる。
い
このような大きい古墳は、王が生きている間につくられました。王が死ぬと、遺
たい
そうしき
体を墳丘の頂上の石棺におさめて、お葬式を行いました。
無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken
B026103020