びんぼう国とお金持ち国のゲーム 2015 年 8 月 18 日(火)14:00~15:30 和光大学のゲーム王 かとう いわお 「びんぼう国とお金持ち国のゲーム」で学ぶこと あなたは、ご自分のことを「お金持ち」だと思いますか。それとも「びんぼう」だと思い ますか。いま、ひとり言のように、そっと答えてみてください。 きっと多くの人は、いきなり、こんな質問をされたら、なんだか「いやだな」とか「困っ たなあ」と感じることでしょう。とくに、学校の先生や友だちに「わたしはお金持ちです」 と答えることも、逆に「びんぼうです」と答えることもしにくいと思います。 実は、世界的にみると、日本はとても「お金持ち」の国ということができます。だいたい 世界には 200 ぐらいの国があるのですが、その中で、「お金持ち」と分類されるのは 30 ほ どの国です。日本はそのうちの 1 つなのです。 ですから、将来、皆さんが海外の人と友だちになって、その友だちから「あなたはお金持 ちですか?」と聞かれたら、だいたい「イエス」と答えることになります。 さきにお話したように、世界には 200 ぐらいの国があり、お金持ちの国は 30 ぐらいで す。ですから、170 ぐらいの国はとても「びんぼう」か、まあまあ「びんぼう」ということ になります。 そこで、これから、みなさんが友だちになる海外の人は「びんぼう」な国の人が多いかも しれません。友だちになった海外の人が「びんぼう国」の人だったら、みなさんはどのよう に感じるでしょうか。 もちろん、あいての持っているお金の量だけで、はんだんしてはいけませんね。大事なこ とは、お金以外で、あいてのことを知ることです。そして、海外の人のくらしと自分の暮ら しは、どんなつながりを持っているのかを考えることも大事です。 こんかいのゲームでは、どうやって「お金持ち」の国が生まれたのかを知ります。どうじ に、「お金持ち」と「びんぼう」な国のつながりも分かってきます。ゲームの中で、みなさ んは「お金持ち」と「びんぼう」な国にわかれて、紙工作をしてもらいます。できあがった 紙の品物は、互いに売ってみます。コインも使いますから、ぼうえきを本当にしている感じ になります。 ゲームのさいごには、どうすれば、「お金持ち」の国も「びんぼう」な国もふくめて、世界 中の人たちがハッピーになれるのかを考えていきましょう。きっとオモシロイ体験になる と思います。当日は、動きやすい服装で参加してくださいね。 かとう いわお先生のしょうかい 和光大学の先生です。りょこうが大好きで、世界中あちらこちらに出かけています。ほぼ 毎年、ジャングルの村を訪れます。そこでは、びっくりしたり、おどろいたりすることがた くさんあります。日本とはずいぶんと違うくらしがあることを体験しています。
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