くらしの 2016年平成 28 年 2月25日発行かわさき ●特集記事・・P1・2 4月から電力の自由化が始まります・ ●いまどき相談事例・・・・・・・・・・・・・・P3 ●消費者の集い２０１６inかわさき他・・・P4 発行川崎市消費者行政センター 4月から電力の自由化が始まります。電力の自由化で何がどのように変わるのでしょうか公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会常任顧問辰巳菊子昨年暮れ頃から「電力の自由化」という言葉を新聞やテレビなどでも見かけるようになりました。「聞いたことはあるけど、どういうこと？」と思っておられる方も多いと思います。今まで家庭では地域ごとに決まった電力会社と契約しなければならなかったのですが、4月からは電気の購入先を選べるようになるという大きな制度改革なのです。電気を販売しようという事業者が大手から地域密着の小さなところまで、どんどん登録をして、すでに160社以上になっています（2016年2月8日現在）。なぜ自由化なの？福島の原発事故があって、電力システム改革は急展開しました。地域独占市場を開放し、競争を促すことで、消費者にとって良いサービスが提供されるということで電力システム改革は進められたのです。「電気料金が安くなりますよ」といったCMなどもそのひとつの表れですが、自由化で何より大事なのは「今まで選べなかった電気を消費者が選ぶことができるようになった」ということです。私たちがどの様な電気を選ぶかで、消費者が望む電気が作られ、提供されるように変わっていきます。私たちの選ぶという行為が重要です。 - 1-