－栄養士が語る－ Recipe でちょっといい話春胃腸快復、風邪予防、整腸作用 № 18 春野菜を食べよう ! 春キャベツのパスタの今が美味しい新キャベツ。１１月頃に定植されたもので、巻きがふっくらしていて柔らかくみずみずしいのが特徴です。栄養面はビタミンＵ・Ｃ、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富でまた、注目したい栄養素としてビタミンＵ（別名：キャベジン）。ビタミンＵはキャベツから発見された栄養素で、胃薬の名前で知られています。抗潰瘍ビタミンとも呼ばれ、胃や十二指腸潰瘍の傷ついた粘膜を修復し、潰瘍を直す効果があります。中国では、癌の発生を抑制する働きがあるともいわれ糖尿病、便秘、吹き出物、泌尿器系疾患、止血などにも効果があるといわれています。フライものの付け合せには、キャベツの千切りがつきものですが、栄養面でも良い組み合わせ。キャベツに豊富に含まれる食物繊維が油の脂肪の吸収を抑え、ビタミンＵが胃腸を優しく守ってくれるのです。ビタミンＵは熱に弱いですが、生で食べられるキャベツなら損失も最小限で済みます。やわらかい春キャベツは、より潰瘍を修復する効果に優れているので、胃の弱い方は積極的に食べたいものです。保存の仕方は、芯の部分に包丁を入れ、濡らしたキッチンペーパーを埋め込んで、きっちりラップで包み、日の当たらない涼しい場所か、冷蔵庫にしまいましょう。春キャベツは冬キャベツよりしおれやすいので、早く使い切るのがポイントです。調理のコツとして、使い始めは外側から葉を向いていくようにします。縦に包丁を入れてしまうと、切口から水分が飛んで鮮度が一気に落ちますので注意しましょう。また固い軸の部分も、三角に切り取って薄切りにすれば、葉と一緒に美味しく食べられます。今回は生サラダに飽きた人にお勧め！シャキシャキ感を残しながら栄養素の流れ出すのを最小限にしながら簡単に調理出来る昆布茶を使ったパスタを紹介します。塩味だけでなく、昆布茶を使うことで、うま味成分がプラスされます。材料・パスタ・ベーコン・春キャベツ・パプリカ・ニンニク・赤唐辛子・塩・オリーブ油・昆布茶コツ、ポイント２００ｇ４０ｇ適宜適宜１片１本大さじ１杯大さじ７杯少々調理時間 … 約１５分にんにくと唐辛子は焦げ易いのでベーコンを入れる前に取り出してください。春キャベツは柔らかいので茹で汁と一緒に炒める事で味を含ませシャキシャキ感を残します。パプリカの苦手な人はプチトマトでもＯＫ！緑と赤の色目が綺麗ですよ。一人あたり約５５０㎉作り方１キャベツ、パプリカ、ベーコンを好みの大きさに切る。にんにくは、薄くスライスし赤唐辛子は種を取り輪切りにする。２たっぷりのお湯を沸かし塩を入れ、表示時間より少し短めにパスタを茹でる。（茹で汁はとっておく。）３フライパンにオリーブ油、ニンニク、赤唐辛子を入れ弱火にかける。香りが立ってきたら、強火にしてベーコン、パプリカを炒める。４パスタの茹で汁を１５０ cc ほど加えてキャベツを入れ昆布茶を入れ軽く炒める。５パスタを入れて手早く混ぜ合わせ盛り付ける。 NPO 法人医療ネットワーク情報センター