再生・活性化を果たした商店街事例 №.18 寺町専門店会商店街振興組合(京都府京都市) 【取組の方向】商店街(66店舗)のひとに優しく・秀でた専門店の集積というイメージの維持・向上の取組み 商店街の特徴:3つの寺院との歩みとともに、専門店・老舗店舗による受け継がれた魅力のある商店街 ○商店街の置かれた状況 ○具体的成果 当地は近年新規マンション建設が進 み、子育て世帯などの増加もあり商 圏内の人口が増加傾向である。ライ フスタイルの変化への対応も課題で ある。商店街内に3つの寺院がある など、京都の繁華街のなかに高級 感と和のイメージを持つ商店街であ る。 京都で最も多業種の集う商店街との 評価を受ける。商店街が毎年協力 する寺院行事の際には、遠方から来 街する利用者も多い。人に優しく優 れた専門性をもつ特徴がある商店 街として定着している。 ○状況変化 当商店街において、(一部)後継者問題があ り、地域のコミュニティ内においても高齢者 向けの対応の必要性があった。また、当商 店街ではデザイナーとの協力や寺院との協 力できる関係があり、商店街の魅力を発信 する基盤はあった。 ○対応策 一つの分野に秀でたオリジナルな店 舗が多い。時代の変化に合わせつ つ専門店街としての良好なイメージ を維持するために、商店街がそれを 後押しする取組みをこれまで実施し てきている。地元の方の協力もあり 、人と商店街組織間の連帯感も強く 、様々な事業実施に良い影響を与え ている。 ○具体的取組 商店街リーダーへの信頼は厚く、商店街リー ダーを中心に、地域の安心安全を向上させ る取組みの実施(自衛消防隊)や、少子高齢 化対応の一環として、北山杉を使用したベン チの設置を実施している。和紙を使った提灯 型の照明機器は、デザイン面で商店街の雰 囲気にあうなど「ホッと一息つける空間」の評 価に貢献している。 【地方自治体の取組】 平成25年にまちづくり事業補助金を 活用して、アーケードの改修や防犯 カメラの設置、LED照明化などの事 業を実施。当商店街のアーケードは 築40年以上経っていますが、良好な 状態での維持管理されています。自 治体ともこれらの事業について協力 してきました。
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