- 1 - 委託業務仕様書 1 委託業務名 教員候補者選考試験

委託業務仕様書
1
委託業務名
教員候補者選考試験システム構築業務
2
業務期間
契約の日から平成28年3月31日まで
3
想定するシステムの概要
(1) 目的
沖縄県公立学校教員候補者選考試験及び沖縄県公立学校学校栄養職員候補者選考試験(以下「選
考試験」という。)で実施しているマークシートによる試験を採点するためのOMR機器及び採点・集
計等のシステムを構築する。
(2) 選考試験業務の概要
ア
受験者数
約4,500人(参考・過去3年の受験者
イ
実施する試験の区分
験(27種類)
H27:4,404、H26:4,643、H25:4,799)
一般教養及び教職教養試験(1種類)、一般教養試験(1種類)、専門試
ただし年によって増減する。
ウ
読み取るべきマークシート数
約8,300枚
(H27実績:8,258枚)
エ
読み取り時期及び期間 7月下旬の1週間以内
オ
システムを使用する人員
沖縄県教育庁職員
最大3名(同時利用1名)
(3) 想定する構成
想定する構成は次のとおりとする。いずれも、既存のもの、新たに作成したもののいずれでもよ
いものとする。
4
ア
OMR(マークシート読み取り装置) 1台
イ
読み取り結果採点・集計用ソフトウェア
ウ
その他
1式
マークシートの要件及び仕様書の策定並びにシステム保守サービスの提供
マークシートの要件
マークシートは、次の要件を満たすものであること。
(1) 大きさ
(2) 地色
A4版以上で、片面又は両面であること。
印刷の色は複数の色から選択することができること。試験の区分ごとに色を変えて印刷す
ることが可能であること。
(3) 向きの検出
四隅の一つを切り欠く等の方法により、表裏、上下のそろえ間違いが容易に検出可
能であること。
(4) 回答欄
ア
次の2種類の回答欄数に応じたマークシートを用意できること。
1つの回答欄ごとに「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」「0」の10種の欄を設
け、
「1~100」までの100回答欄数以上
イ
1つの回答欄ごとに「-」「±」「0」「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」「a」
「b」「c」「d」の16種の欄を設け、「ア~ト」の20の回答欄を1つの大問とし、6大問の、合
計120回答欄数以上
(5) 試験科目欄
「教養」「専門(共通)
」「専門」の区別を付けるためのマーク欄があること。
(6) 受験番号欄
6桁の受験番号欄及びマーク欄があること。
(7) 印刷・供給
毎年、所要数のマークシートを納入する体制を備えるとともに、他の印刷業者等が
- 1 -
マークシートの納入ができるような仕様書を策定すること。
(8) その他 「沖縄県公立学校教員候補者等選考試験」の表題、受験区分名記入欄、受験者名記入欄、
マークの方法に関する一般的な注意等の記載があること。
5
OMR機器の要件
OMR機器は、4のマークシートを読み取ることができる、次の要件を満たすものであること。
(1) マークの読み取り
(2) 読み取り能力
HBの鉛筆によるマークを読み取ることができるものであること。
4(1)で両面のマークシートを採用する場合、両面の読み取りに対応するもので
あること。
(3) 読み取り部位
4のマークシートにマークされた、回答欄、試験科目欄、受験番号欄のマーク内
容を読み取ることができること。
(4) 読み取り速度
分速50枚以上の能力を有すること。
(5) 給紙・排紙能力
一度に300枚以上を積載し、読み取ることができること。
(6) エラー時停止機能
読み取りエラー、マークなし、複数マークが検出されたときに、読み取りを
停止して確認し、修正後に再度読み取りを再開できること。
(7) ナンバリング機能
(8) PCとの接続
読み取ったマークシートに一意の連番を印字できること。
6のソフトウェアが動作するPCとの間で、USB2.0による接続でデータの送信が可能
であること。また、接続用ケーブルが附属すること。
(9) その他
6
日本国内において、一般的な電源により動作すること。
読み取り結果採点・集計用ソフトウェアの要件
(1) 7で掲げるPCで動作するものであること。
(2) 読み取り結果蓄積機能
OMRから送信された5(3)のマーク内容を受信し、蓄積することができる
こと。
(3) 採点対象
読み取り結果の、任意の部分のみを採点対象とすることができること。
(4) 正答・配点登録機能
3(2)イの試験区分ごとに正答及び配点をマークシートの読み取り又はソ
フトウェア上の入力により登録できること。
(5) 試験区分判定機能
受験番号及び試験科目の読み取り結果から、適用すべき正答及び配点を判定
できること。
(6) 正誤判定の方法
ア
択一方式
次のすべての正誤判定方法に対応可能であること。
1つの回答欄に対し1つの正答が設定され、正答と同じマークがある場合に正解と
なる方式
イ
複数正解方式
1つの回答欄に対し2つ以上の正答が設定され、正答のいずれかと同じマーク
がある場合に正解となる方式
ウ
完全一致方式
複数の回答欄に対しそれぞれの回答欄に正答が設定され、すべての回答欄が正
答と同じ順番で同じマークである場合に正解となる方式
エ
組合せ
複数の回答欄に対し複数の正答が設定され、すべての回答欄が正答と同じ組合せでマ
ークされている場合に正解となる方式
オ
順不同方式
複数の回答欄に対し複数の正答が設定され、回答欄に正答のいずれかと同じマー
クが1つあるごとに1つずつ正解となる方式。ただし、同じマークは1つのみ正答とする。
カ
全員正解
(7) 採点機能
当該回答欄のすべてを、マークされていない場合も含めて正解とする方式。
読み取り結果にたいし(6)の正誤判定を行った結果正解と判定された回答に対し、登
- 2 -
録された配点を加算し、得点を算出する機能を有すること。
(8) 出力機能
次の内容をCSVデータとして出力できること。
ア
読み取り結果生データ (2)の読み取り結果をマークシートごとに一覧表にしたもの
イ
採点結果
ウ
問題別正答率等
エ
最高・最低・平均点等 試験区分ごとに、最高点、最低点、平均点を集計したもの
(7)の得点をマークシートごとに一覧表にしたもの
(9) 外部通信の禁止
設問ごとに、正答数及び正答率を集計したもの
ソフトウェアの機能として、インターネット等、PC・OMR間の通信以外の通信
を行わないこと。
(10) マニュアル等
7
ソフトウェアの使用方法を解説したマニュアルを作成すること。
使用するPCの要件
ソフトウェアをインストールし、OMR機器と接続するのに使用するPCは、以下の性能又はそれ以上
のものを使用する予定である。PCが変更になるのに伴い所要の変更が必要になる場合は、それに対応
すること。
(1) PCの種類
ノート型パソコン
(2) OS Microsoft Windows7 Professional(64bit) 以降
(3) CPU
Intel Celeron CPU 2950M 2.00 GHz
(4) メモリ
4GB
(5) 画面解像度
1366 × 768 ピクセル
(6) キーボード及びマウス あり
(7) 光学ドライブ
CD-ROM及びDVD-ROM読み取り
(8) USB接続 USB2.0
このPCの使用に代えて、ソフトウェアの使用とOMR機器との接続を行うための専用のPCを納入して
もよい。その場合、以下の条件を満たすこと。
(1) PCの種類
ノート型パソコン又はデスクトップ型パソコンであること。
マウス及びキーボードを備える又は付属させること。
(3) 出力デバイス
USBメモリ又はCD-Rによるデータの受け渡しが可能であること。
(4) ウィルス対策
最新のウィルス対策ソフトウェア及びその1年以上の使用権を有すること。
8
(2) 入力デバイス
納品物の提出
契約期間の満了までに、次のものを納品すること。
(1) OMR機器 1台
(2) 読み取り結果採点・集計用ソフトウェア及びその利用権 1式
(3) ソフトウェアマニュアル等
(4) マークシート見本
1式
(5) マークシート仕様書
1部
1部
(6) 7において専用のPCを利用する場合、その機器一式及びインストールするソフトウェアの利用権
一式
9
保守
納入したOMR機器に対し、訪問による定期メンテナンス及び故障時の訪問修理又は代替機貸し出し
による持ち帰り修理を行う保守契約を提供できること。7において専用のPCを利用する場合、その機
器一式についても同様とする。なお、保守サービスについては本契約と別途契約するものとする。
- 3 -
10
守秘義務
(1) 本業務に関して、業務上知り得た内容に関して、第三者に口外してはならない。本契約の終了後
も同様とする。
(2) 本業務に関して沖縄県から提供を受けた資料については適正に管理し、沖縄県教育庁の許可なく
複写又は複製してはならず、業務終了後速やかに破棄又は返却すること。
- 4 -