基 礎 知 識

事例❶ 医 科
保険請求の
大腸菌O 157 抗原定性と
細菌培養同定検査(消化管)の併算定について
基 礎 知 識
について」において、次のように示されています。
【通知 平成26年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第3号】
別添1
30 大腸菌O157抗原定性
医科診療報酬点数表に関する事項 (29)
「30」の大腸菌O157抗原定性、
「31」の大
第2章 特掲診療料
腸菌O157抗体定性 及び区分番号「D018」
第3部 検査
細菌培養同定検査の「2」消化管からの検体
第1節 検体検査料
によるもののうちいずれかを複数測定した場
第1款 検体検査実施料
合は、主たるもののみ算定する。なお、
「31」
D012 感染症免疫学的検査
の大腸菌O157抗体定性はLA法による。
本事例については、診療実日数1日で、大腸菌O157抗原定性と細菌培養同定(消化管)をそ
れぞれ算定していますが、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」
(平成26年3月5日保医発0305第3号)の通知に「「30」の大腸菌O157抗原定性、
「31」の大腸
菌O157抗体定性及び区分番号「D018」細菌培養同定検査の「2」消化管からの検体によるも
ののうちいずれかを複数測定した場合は、主たるもののみ算定する。
」
と記載されていることから、
大腸菌O157抗原定性と細菌培養同定(消化管)のいずれか主たるもののみの算定となりますの
で、ご留意ください。
今回は①「大腸菌O157抗原定性と細菌培養同定検査(消化管)の
併算定について」、②「病理診断料を算定した場合における病理判断料
け厚生労働省通知保医発0305第3号「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項
の取扱いについて」、③「訪問歯科衛生指導料5回の算定について」を
掲載します。
大腸菌O157抗原定性と細菌培養同定検査(消化管)の併算定については、平成26年3月5日付
月刊基金 February 2016
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