10.地震力(1) 【Ⅳ構造:過去問20年の類似項目別による出題問題一覧

10.地震力(1) 【Ⅳ構造:過去問20年の類似項目別による出題問題一覧表】
平成15年度 問題7
平成18年度 問題7
平成20年度 問題9
平成21年度 問題8
平成22年度 問題8
地震力等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下2階、地上10階建ての建築物において、建築基準法における許容応力度等計
算に用いる地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当
なものはどれか。
建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当
なものはどれか。
荷重・外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
基礎部分に免震層を配置した建築物の場合、極めて稀に起こる地震動に対する上
部構造の検討においては、一般に、許容応力度設計を行うことができる。
1
建築物の地上部分のある層(i層)の地震層せん断力は、地震層せん断力係数Ciに、
その層が支える部分(i層以上の部分)全体の固定荷重と積載荷重との総和(多雪区
域では積雪荷重を加える。)を乗じて求める。
1
地震層せん断力係数の建築物の高さ方向の分布を表す係数Aiを算出する場合の建
築物の設計用一次固有周期Tは、振動特性係数Rtを算出する場合のTと同じとす
る。
1
鉄筋コンクリート造の保有水平耐力計算を行う場合の地上部分の地震力は、標準せ
ん断力係数C0が「0.2以上の場合」と「1.0以上の場合」の2段階の検討をする。
1
地盤種別が第二種地盤で、建築物の設計用一次固有周期が0.6秒以上の場合は、
一般に、高層になるほど地上部分の最下層の地震層せん断力係数Ciは大きくなる。
2
建築物の地上部分に作用する地震力は、建築物の固有周期が長い場合、一般に、
硬い地盤に比べて、軟らかい地盤のほうが大きくなる。
2
地震層せん断力係数の建築物の高さ方向の分布を表す係数Aiは、一般に、建築物
の上階になるほど大きくなり、建築物の設計用一次固有周期Tが長いほど大きくなる。
2
地震層せん断力係数Ciは、建築物の設計用一次固有周期Tが1.0秒の場合、第一種
地盤(硬質)の場合より第三種地盤(軟弱)の場合のほうが小さい。
2
鉄骨造の地震力を算定する場合に用いる建築物の設計用一次固有周期T(単位秒)
は、特別な調査又は研究の結果に基づかない場合、建築物の高さ(単位m)に0.03を
乗じて算出することができる。
2
地下部分の地震層せん断力は、「地下部分の固定荷重と積載荷重との和に、当該部
分の地下の深さに応じた水平震度kを乗じて求めた地震力」と「1階の地震層せん断
力」との和である。
3
限界耐力計算において、建築物の安全限界固有周期が同じ場合、建築物の減衰が
大きいほど地震力は小さくなる。
3
建築物の固有周期及び地盤の種別により地震力の値を変化させる振動特性係数Rt
は、一般に、建築物の設計用一次固有周期Tが長いほど大きくなる。
3
建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが等しければ、一般に、鉄筋コン
クリート造より鉄骨造のほうが長い。
3
建築物の固有周期が長い場合や地震地域係数Zが小さい場合には、地震層せん断
力係数Ciは、標準せん断力係数C0より小さくなる場合がある。
3
多数の者が利用する自走式の駐車場において、誤操作による自動車の転落事故を
防止するための装置等の構造は、250kNの衝撃力が作用した場合に、装置の部材の
塑性変形等を考慮し、衝撃力を吸収できるようにする。
4
建築物の固有周期は、質量の平方根に比例し、剛性の平方根に反比例する。
4
建築物の地上部分に作用する地震力について、許容応力度計算を行う場合におい
て標準せん断力係数C0は0.2以上とし、必要保有水平耐力を計算する場合において
標準せん断力係数C0は1.0以上としなければならない。
4
高さ30mの建築物の屋上から突出する高さ4mの塔屋に作用する水平震度は、地震
地域係数Zに1.0以上の数値を乗じた値とすることができる。
4
地震地域係数Zは、過去の地震の記録等に基づき、1.0から1.5までの範囲で、建設
地ごとに定められている。
4
高さ13m以下の建築物において、屋根ふき材については、規定のピーク風力係数を
用いて風圧力の計算をすることができる。
5
地震層せん断力係数の建築物の地上部分における高さ方向の分布を示す係数Aiの
値は、一般に、建築物の上層ほど小さくなる。
5
建築物の地下部分の各部分に作用する地震力の計算を行う場合、水平震度kは、地
盤面からの深さに応じて小さくすることができる。
5
地震地域係数Zが1.0、振動特性係数Rtが0.9、標準せん断力係数C0が0.2のとき、建
築物の地上部分の最下層における地震層せん断力係数Ciは0.18とすることができ
る。
1
解答 (正解肢5)
解答 (正解肢3)
解答 (正解肢2)
解答 (正解肢4)
解答 (正解肢1)
○
○
○
○
×
第二種地盤で設計用一次固有周期が0.6秒以上の場合、高層になるほど地上部分の
最下層の地震層せん断力係数Ciは小さくなる。
1
1
○
2
○
2
○
3
3
○
4
5
1
2
×
振動特性係数Rtは、建築物の設計用一次固有周期Tが長いほど小さくなる。
×
地震層せん断力係数の高さ方向の分布を示す係数Aiの値は、建築物の上層ほど大
きくなる。
×
地震層せん断力係数Ciは、設計用一次固有周期Tが1.0秒の場合、第一種地盤(硬
質)の場合より第三種地盤(軟弱)の場合のほうが大きい。
4
○
5
平成24年度 問題8
平成25年度 問題15
平成27年度 問題7
建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当
なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なもの
はどれか。
建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当
なものはどれか。
1
建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、一般に、第一種地盤より第三種地盤
のほうが建築物の地上部分に作用する地震力は大きくなる。
1
地震時の変形に伴う建築物の損傷を軽減するために、靭性のみに期待せず強度を
大きくした。
1
建築物の地上部分における各層の地震層せん断力係数Ciは、最下層における値が
最も大きくなる。
2
地震力を算定する場合に用いる鉄骨造の建築物の設計用一次固有周期T(単位秒)
は、特別な調査又は研究の結果に基づかない場合、建築物の高さ(単位m)に0.02を
乗じて算出することができる。
2
細長い平面形状の建築物としたので、地震時に床スラブに生じる応力が過大になら
ないように、張り間方向の耐力壁を外側のみに集中させず均等に配置した。
2
地下部分の地震層せん断力は、「地下部分の固定荷重と積載荷重との和に、当該部
分の地盤面からの深さに応じた水平震度kを乗じて求めた地震力」と「地上部分から
伝わる地震層せん断力」との和である。
3
建築物の地上部分における各層の地震層せん断力係数Ciは、最下層における値が
最も小さくなる。
3
1階をピロテイとしたので、地震時に1階に応力が集中しないように、1階の水平剛性
を小さくした。
3
建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、第一種地盤より第三種地盤のほうが建
築物の地上部分に作用する地震力は大きくなる。
4
地震地域係数Zは、その地方における過去の地震の記録等に基づき、1.0から0.7まで
の範囲内において各地域ごとに定められている。
4
地震力に単独で抵抗できない屋外階段であったので、建築物本体と一体化し、建築
物本体で屋外階段に作用する地震力に抵抗させた。
4
第一種地盤で、建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、振動特性係数Rtの値
は、Tが長くなるほど小さくなる。
解答 (正解肢2)
解答 (正解肢3)
○
○
1
2
1
×
地震力の算定で鉄骨造の設計用一次固有周期Tは、特別な調査又は研究の結果に
基づかない場合、建築物の高さに0.02ではなく、0.03を乗じて算出する。
○
○
3
3
○
4
解答 (正解肢1)
1
2
○
○
3
○
4
×
各層の地震層せん断力係数Ciは、最下層における値が最も小さくなる。
2
×
1階をピロテイとしたので、地震時に1階に応力が集中しないように、1階の水平剛性
を大きくする。
○
○
○
○
4
注)類似の選択肢問題は、10色(黄色、緑色、紫色、水色、オレンジ色、薄い黄色、薄い緑色、薄い紫色、薄い水色、薄いオレンジ色)にて分類している。出題問題の図は、手書きとしている。
○
2
3
4
5
○
2
○
3
○
4
1
○
3
×
地震地域係数Zは、過去の地震の記録等に基づき、1.0から1.5までの範囲ではなく、
0.7~1.0の範囲で建設地ごとに定められている。
○
4