赤潮情報 AK-27-臨時1 号 - 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産

赤潮情報 AK-27-臨時 1 号
平成 27 年 5 月 21 日発行
5 月 20 日に赤潮プランクトン臨時調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。
【概況】・有害プランクトンのヘテロシグマ アカシオが発生し、海水が赤褐色に着色している海域があります。
・本種は港湾内等の閉鎖水域で発生しやすいことから、特に沿岸部の海水交換が悪い箇所では注意が必要です。
・着色した水域周辺では魚介類の蓄養を避けてください。
・また、赤潮衰退期には海水中の酸素が大量に消費され、酸欠状態になる恐れがありますのでご注意下さい。
ヘテロシグマ アカシオ
一般に、10,000細胞/海水1mL程度で
注意が必要となり、50,000~100,0
00細胞/海水1mL程度で魚介類に被害が出
る恐れがあります。
赤潮プランクトン調査結果(海水1ミリリットルあたりの細胞数)
調査地点
妻鹿漁港内
(坊勢漁協荷さばき所付近)
水深
(m)
採水日
ヘテロシグマ アカシオ(小型のラフィド藻)
0
5 月 20 日
6,038
【今後の調査予定】
・今後、海況によって臨時調査を実施した場合は、「赤潮情報」としてお知らせします。
§お問い合わせ先§ 兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター(担当:資源部 内田、宮原)
Homepage:http://www.hyogo-suigi.jp/
Tel:078-941-8602
Fax:078-941-8604