和足香(わたしかおる) ~貼ってはがすと香る~ (PDF:13.6MB)

チームもののあはれ
平安時代の貴族の人々は香をたきしめた
手紙を送り、気持ちを伝えておりました
わたしかおる
現代に向かって、香をたきしめるかわりに
文香という小さな香袋を封筒に一緒にいれる
形に変化していきました
しかし文香を入れると手紙は厚く重くなってしまいます
……そこで和足香 !!!!
わたしかおる
とは
接着面が剥がれた
瞬間に香るシール
A層: 接着力が強い接着剤
B層: 接着力が弱い粘着剤
バースティングタイプ
空気分解タイプ
剥がれる時にカプセルが
物理的に壊れる
剥がれて空気にさらされることで
カプセルが分解される
インクや香料などに
つかわれている
製造するときに空気に触れない
中に香料カプセルが
入っている
紙
はがすとB層が断裂
B層が断裂して
中の香料カプセルが
破裂し香料が露出する
紙
香りが広がる
応用例
+α の香りづけ
心をこめて送りたいプレゼントの包装
ふせんや日めくりカレンダー
絆創膏や湿布の嫌な臭いをかき消す
良い香りの当たりクジで嬉しさ倍増
危険察知
開くと危険なものが入っている容器
この容器が万が一開いてしまっても
和足香の香りによって察知し
迅速な対応ができます
先行商品
との比較
香料入り接着剤
香料カプセル
入りインク
接着能力
香るタイミング
の調節
必要な技術
✿ 酸素に触れると分解するマイクロカプセルの素材
✿ テープの内部で香料マイクロカプセルが
動物よけ ( 忌避剤 )
壁紙の接着剤に和足香を使います
猫などの動物が壁紙をひっかくと
剥がれた壁紙から猫の嫌がる香りがします
香料カプセル
入りシール
分解されないような両面テープの素材
チームもののあはれ
北海道大学 生命科学院 修士 1 年 中野貴恵
北海道大学 生命科学院 修士 1 年 佐藤はるか
北海道大学 農学院 修士 1 年 内山明