平 成 28 年 2 月 15 日 福 島 労 動 局 郡山労働基準監督署における文書の紛失について 福島労働局(局長 引地睦夫)は、郡山労働基準監督署(署長 泉川茂。以下「郡山署」 という。)において発生した個人情報を含む文書の紛失について、下記のとおり事実を確認 の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。 1 概要 郡山署において、 「労働者災害補償保険 特別加入申請書(中小事業主等)」 (以下「特別 加入申請書」という。 )が、処理されないまま、所在不明となる紛失事案が発生した。特別 加入申請書には、特別加入予定者2名の氏名、生年月日、役職、業務の内容、希望する給 付基礎日額などが記載され、事業主代表者印が押印されていた。 2 事実経過 (1)平成 27 年7月 28 日、福島労働局総務部労働保険徴収室(以下「徴収室」という。 ) において、A労働保険事務組合(以下「A事務組合」という。)から提出のあった労働 保険年度更新申告書を審査していたところ、A事務組合の委託事業場Bの特別加入者2 名が労災システムに登録されていなかったことから、A事務組合に疑義照会を行った。 (2)平成 28 年1月中旬、徴収室からA事務組合に再度連絡し、労災システムに、上記の 特別加入者2名が登録されていないため、特別加入申請書を提出したかどうか確認する よう依頼した。 (3)同月 28 日、A事務組合から徴収室に、特別加入申請書(4枚複写のいずれかに平成 26 年4月4日付けの郡山署の受付印を押印したもの)のコピーが見つかったとの連絡が あった。 (4)同日以降、特別加入申請者の原本について、郡山署から徴収室に送付された記録がな いことを確認するとともに、郡山署労災課内をくまなく捜索したが、発見に至らず、紛 失が判明した。なお、これまでに当該特別加入申請書に関する情報が外部に流出したと の情報は寄せられていない。 (5)同年2月8日、郡山署の署長が、B事業場の代表者及びA事務組合の会長に謝罪を行 い、理解を得た。 3 発生原因 特別加入申請書を受け付ける際の適切な事務処理が徹底されていなかったこと、受付後 の進捗状況管理を確実に行っていなかったことが原因と考えられる。 4 再発防止策 (1)平成 28 年2月9日、郡山署において、署長から当該業務を行う職員に対し、本事案を 説明の上、特別加入申請書関係書類の受付から徴収室への送付に至るまでの事務処理に ついて、書類処理簿の様式を改めて、管理者による進捗状況の確認が確実に行われるよ うにするなど、適切な事務処理の徹底を指示した。 (2)徴収室においては、事務組合に対する労働保険年度更新に係る疑義照会について、経 過を記載した処理票を作成して、毎月、徴収室長が確認することにより、確実に進捗管 理することとした。また、管下の労働基準監督署長に対して、本事案の概要を周知し、 特別加入申請書に係る事務処理について再確認し、適切に進捗管理するよう指示するこ ととしている。 (3)福島労働局においては、局内部課室長並びに管下の労働基準監督署長及び公共職業安 定所長に対し、本事案の概要と再発防止策を周知するとともに、個人情報漏えい防止及 び保有する行政文書の管理の徹底について、改めて総務部長名による文書を発出した。 (担当)福島労働局総務部労働保険徴収室 室 長 石川 臣栄 室長補佐 星野 浩志 電話 024-536-4608
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