昭和56年以前に着工された旧耐震建築物は、大地震 に対し

平成 28 年 2 月 15 日発行
世田谷区
第5号
世田谷区では、住宅の耐震化率を平成27年度までに95%とすることを目標にしており、そ
れらの実現に向けた様々な取り組みを実施しています。耐震ニュースでは、区の耐震化促進の活
動と旧耐震基準で建てられた建築物の耐震化支援制度について、お知らせしていきます。
昭和56年以前に着工された旧耐震建築物は、大地震
に対して倒壊する可能性が高いと言われています。首都
直下地震に備えて、建築物の耐震化をお考え頂く機会と
して、10月22日(木)午後に東京都市大学工学部建
築学科教授 大橋
好光講師による、耐震講演会「地震
から守ろう!自分たちの住まい」を開催しました。
ご自身の経験を交え、これまでの地震の被害状況や、
地震に強い家づくりの方法を解説していただきました。
講演を聴く区民の方々
地震に対して安全となるような基準で耐震改修工事を実施した場合、所得税と固定資産税
について優遇を受けることができます。固定資産税の減免については27年末までの制度で
したが、平成30年3月31日まで延長されることが決定しました。
優遇を受けるためには、
「耐震改修証明書」やその他、必要書類を揃えて申請を行う必要が
あります。詳しくは、所管税務署、都税事務所にお問い合わせください。
また、区の耐震改修助成を受けた方には、
「耐震改修証明書」を区の窓口で発行します。区
の「耐震改修証明書」発行方法については、耐震促進担当までお問い合わせください。
世田谷区では、今後発生するであろう首都直下地震による住宅・建築物の被害・損傷を未
然に防ぎ、区民の生命・財産を守ることを目的として、平成27年度までの目標、促進を図
るための施策等を定めた世田谷区耐震改修促進計画を策定しています。現在、平成32年ま
での計画改定に向け作業しており、新しい計画を3月に策定し、4月から実施する予定です。
平成 28 年 2 月 15 日発行
区内の小中学校などで開催される地区防災訓練や、イベント等に参
加し、普及啓発活動を行いました。「ピノキオぶるる」という木造住
宅の模型を用い、倒壊実験を実施し、旧耐震基準と現在の耐震基準で
建てられた建物を実際に揺らして比較することで、耐震化の必要性を
実感していただけます。今年度は11箇所に参加しました。
近い将来発生するかもしれない大きな地震に備えて早急に建築物の
ピノキオぶるる
耐震化や家具転倒防止などの対策を進めましょう。
くずれるよ∼
区民の方に模型を揺らしていただきます
実験を見守る区民の方々
通常は区役所第一庁舎の窓口で行っている耐震に関する
ご相談や耐震診断士無料派遣の事前相談業務を、全出張
所・まちづくりセンター27地域を対象に区民活動フロア
ーなどを利用して行いました。本庁舎から遠くにお住まい
の方や高齢者の方に多くご利用いただきました。
来年度の開催は、「区ホームページ」や「区のおしらせ」
でご案内します。
相談会は建築士が同席します
昭和56年5月31日以前に着工された建築物には、耐震診断等の助成制度がございます。
詳しくは、下記までお問い合わせください。
〈受付時間〉8:30∼17:00(12:00∼13:00 除く)
【問い合わせ先】 世田谷区都市整備部建築調整課耐震促進担当
〒154-8504 世田谷区世田谷 4-21-27
TEL:03-5432-2468 FAX:03-5432-3036
ホームページ:http://www.city.setagaya.lg.jp/
世田谷区トップページ>住まい・街づくり・交通>住まい・建築・区施設整備>耐震支援>耐震支援制度>建物の耐震化を支援します