ACTIVE 国本女子中学校・高等学校学校便り第２２号平成２８年２月２０日校長岡本喜美子今年はうるう年。いつもより１日長い２月ですが、下旬に入りました。小学校の教室から卒業式のためのリコーダーの練習の音が聞こえはじめ「卒業式近し」の雰囲気が伝わってきます。国本学園の最初の卒業式は高等学校。大学入試も終盤戦となり、生徒会では役員が卒業を祝う活動の準備を始めています。その中で、高３の生徒たちは各教科で学んだ知識を統合する「特別講座」視点を変えて学ぶ「特別講座」で、さらに新しい知見に触れ、知識を広げ学園の紅梅も満開る姿勢を見せています。大学でのレポート作成を視野に開設した下田学力推進本部長による「論文の書き方講座」では、熱心に課題に取り組み添削を受けたと、下田先生から報告がありました。日々の気温の変動が大きく、巷ではインフルエンザが流行しております。今のところ中高では、散発的に罹患者がでているものの流行には至っておりませんが、引き続き「うがい・手洗い・湿度の確保・十分な休養(早寝･早起き･朝ご飯 )」を守って下さい。『憎む心にて人の非を見るべからず』前にも紹介したことのある道元の「正法眼蔵」にある言葉です。『憎む心にて人の非を見るべからず。ほとけも非を制することはあれども、憎めとにはあらず。』と続くのだそうです。とかく他人の過失や至らぬ点に気付くと、腹が立ってきてカッとしてしまうもの。そうなると、その相手を憎らしくさえ思ってしまう。まして、それは間違っていますよ､等と忠告しても平然とすまして無視されたような場合には、憎々しい気持ちにもなってしまうことがあります。そんな時、この道元の言葉を噛みしめてみたいものです。ほとけとは､釈迦のことです。お釈迦様は、弟子の過ち・失敗を注意されることはあっても、憎めとはおっしゃらなかったということです。よく言う『罪を憎んで人を憎まず』ということわざ通りです。相手を憎む気持ちを持ってその人の過失を見ると、全く許しがたく、怒りがわいてくる。悪意・敵意を持って自分の非をとがめられたならば、反抗心がわくばかりです。心から相手の失敗に「困っていることだろう」と同情し、親切心から２･３の注意をしたのであれば、相手も自然にこちらの好意を受け止めて、改めてくれるのではないでしょうか。道元は「他人の過失などにとらわれず、人の行いは “自他・是非 ”を乗り越えて見るべきですよ」と伝えたかったのではないでしょうか。「朱に交われば赤くなる」という言葉があります。友人からの影響は大きいもの。「 (善くない人と付き合えば善くない影響をうけてしまうから )善い友人を選ぶことが大事だ」という意味で使われます。ちょっこと視点を変えて「自分は誰かにとって、どんな友であればよいのか？」と考えてみましょう。｢請われなくても、自ら進んで友達になろう。頼まれたり招かれたりしなくても、どこかさびしい人のために一人の友になろう。自分が今日まで何とか無事に世の中で暮らしていられるのは、実はこうした善き友がいてくれたお陰だ。そのお礼に、せめて一人でも、誰かを慰めたり力づけたりすることのできる善き友になりたいものだ。私はそう思うよ。」そんな道元の教えが聞こえてくる気がします。返信欄学校便り第２２号を読みました該当するところに○ をつけてください。よろしかったらお名前を！中高 1 2 3 母父（）地域国本学園 → 幼稚園脇の白梅紅白梅図 → 暖かな日射しの中お迎え中学２年生・３年生は溝ノ口地域で職業体験を実施２・３年生は、高津区役所・高津区民館・マルイ溝口店・溝ノ口中央通郵便局のご協力を得て、２日間の職業体験を実施しました。マルイでは、店内を案内していただいた後、それぞれの売り場に別れて開店準備や売り場実習、そして会計レジ実習を体験させていただきました。高津区役所では、区役所の仕事と区民館の仕事の両方を体験。中央郵便局では、普段は絶対に目にすることがないであろう特別なものを間近に見て、郵便局の様々な仕事に触れました。職業体験の活動では、 ① 決められた時刻に集合する ② 仕事をする準備 (心構え )をする ③ お客様や職場に迷惑をかけずに活動するなど、普段の学校生活とは異なる気の配り方、言葉遣いや振る舞いなどが求められます。職場の方々の配慮で楽しく体験させていただいているようですが、友達を頼ることのできない緊張感を味わう場面もあったことと思います。１日目は、生き生きと楽しげな様子が中学校の先生方から報告されました。実際の就職となれば、週５日は連続で勤務するのが通常でしょう。雨の日も風の日もあるでしょう。楽しい日々ばかりではないでしょう。売り場の方々の商品知識や接客の様子などから何を学び取って来るのだろうか、と楽しみです。同じ日程で、１年生は喜多見近辺で、職業インタビュー。質問内容を決め、それぞれに司書教諭の稲垣先生・美容師さん・食品売り場の店長さん・国本幼稚園の小川園長先生・薬剤師さん・パン職人さんにインタビューしました。インタビュー後は、学校に戻って結果報告。上手にインタビューできたでしょうか？中学生の職業体験は、自分のことばで意思を伝える必要に迫られますし、結果を学校で仲間や先生に伝えなければなりません。ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝや職業について考えるきっかけになるかと思います。帰宅後、生徒はどんな感想を家庭に伝えているでしょうか。保護者の方々の職業人としての経験もお伝えいただくよい機会となると思います。アートフェスティバルのご紹介展示公開 22 日 (月 )9:30 ～ 12:30 23 日(火 )9:30 ～ 13:30 舞台の部 22 日 (10:30 ～ 11:30 非公開 ) 展示の部小学校全校合唱幼稚園鬼の豆入れ毛糸のマフラーみんな大好きお店屋さん交響曲第９番第４楽章 (合唱付き )より抜粋小学校絵画・抽象画・木工作・百人一首箏曲演奏高等学校１年武輪倫佳さん「瀬音」かわりだるま・ﾓﾀﾞﾝﾃｸﾆｯｸ・習字空手演武幼稚園遠藤嶺くん中学校カナダ語学研修報告小学校遠藤遼くん高等学校１年喜多見マップ家庭科作品新体操高等学校１年青山沙綾乃さん２年沖縄３年家庭科作品吹奏楽中･高吹奏楽部「大学祝典序曲」中高漫画研究部・美術部・写真部職員生け花絵画写真詩