―自衛官との団結は職場の団結から始まる―

第 38 号
2015 年 5 月 10 日発行
1 部:100 円
―自衛官との団結は職場の団結から始まる―
発行:労働者兵士行動委員会
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4・24 韓国民主労総 27 万人がゼネストに突入 ◇労働市場の構造改悪廃棄 ◇公的年金強化・公務員
年金改悪中断 ◇最低賃金時給1万ウォン獲得 ◇勤労基準法全面適用と労組法2条改正、すべての
労働者の労働基本権獲得を掲げ 朴槿恵政権打倒へ!
民主労総ゼネストと連帯し 安倍政権打倒
1
世界は戦争と革命情勢である。プー 効 性 を 持 た せ る た め の 「 戦 争 法 」。
チ ン は ク リ ミ ア 併 合 時 、「 核 兵 器 の 「 戦 争 絶 対 反 対 」 の 労 働 者 階 級 の 怒
( 一 )武 力 攻 撃 事 態 法
改正案
(1)「武力攻撃事態法改正案」第2
条 2 で は 、「 武 力 攻 撃 事 態 」 を 「 武
力 攻撃 が 発 生 し た 事 態 又 は 武 力 攻 撃
が 発 生 す る 明 白 な 危 険 が 切 迫 して い
る と 認 めら れ る に 至っ た 事 態 」 と 規
周辺 事 態 法 を 改 正 し た 「 重 要 影 響
他 国に 対 す る 武 力 攻 撃 が 発 生 し 、 こ
と は 、「 わ が 国 と 密 接 な 関 係 に あ る
定し、同第2条4で「存立危機事態」
事 態安 全 確 保 法 案 」 で は 、 地 球 規 模
で米軍の戦闘と一体化して派兵する。 れ に よ り わ が 国 の 存 立 が 脅 か さ れ 、
を口実に「国際平 和支援法案」では
がある事態」と規定している。
権 利が 根 底 か ら 覆 さ れ る 明 白 な 危 険
そ し て 「 国 際 社 会 の 平 和 と 安 全 」 国 民の 生 命 、 自 由 お よ び 幸 福 追 求 の
他 の 外 国軍 ( 有 志 連 合 な ど ) の 戦 闘
案で は 、 自 衛 隊 の 海外 活 動 を 地 球 規
く」 対 応 す る と し て 、 自 衛 隊 法 改 正
え 、「 あ ら ゆ る 事 態 」 に 「 切 れ 目 な
と「判断」すれば 集団的自衛権を地
攻撃され」「存立危機事態に至った」
す る 国 家 安 全 保 障 会 議 で 、「 他 国 が
要す る に 安 倍 と 数 名 の 閣 僚 で 構 成
を 随時 支 援 し派 兵 す る 。 こ れ ら に 加
模に拡大し、武器 使用を無制 約に拡
球 規模 で 行 使 し 、 武 力 行 使 = 戦 争 に
る 新自 由 主 義 の 危 機 を 世 界 核 戦 争 の
危機の時代に押し上げている。
りで法案成立を阻止しよう。
大している。だが戦争法を「平和安
突入できるとしている。
使用も準備」したことを公言して い
安 倍 政 権 は 、「 国 際 社 会 の 平 和 と
全 法制 」 と ペ テ ン 的 に し か 押 し 出 せ
る 。 恐 慌 の 中 の 恐 慌は 総 破 綻 し て い
ウ ク ラ イナ ・ 中 東 ・ 東 ア ジ ア の 三
安 全」 と い う 口 実 で 、 現 に 侵 略 戦 争
な いと こ ろ に 安 倍 政 権 の 脆 弱 性 と 危
一括採決で戦争国家へ
正 面で の 戦 争 が い つ 世 界 戦 争 に 転 化
を行っている米軍のみならず他の外
安倍は 原 油や 天 然 ガ ス の 輸 送ルー
して も お か し く な い 情 勢 に 至 っ て い
合 意 の 日 米 新 ガ イド ラ イ
国軍 ( 多 国 籍軍 や 有 志 連合 ) を 支 援 機 が 現 れ て い る 。 安 倍 は 必 ず 、 打 倒 ト で の 紛 争 が 原 因 で 、 原 油 が 国 内 に
するための「国際平和支援法案」と、 できる。法案を具体的に見ていこう。 入 ら な く な っ た 場 合 、「 存 立 危 機 事
る。4・
ン(防衛協力の指 針)は、没落 米帝
「
が機雷で封鎖され、中東からの原油・
周知 の よ う に 機 雷 は 海 上 封 鎖を 目
的 に敷 設 す る 。 安 倍 は ホ ル ム ズ 海 峡
行使=派兵可能と して いる。
東で の 機 雷 掃 海を も集 団 的 自 衛 権 の
態 に該 当 す る 」 と して 、 戦 時 下 の 中
集 団的 自 衛 権 の 行 使 を 戦 後 初 め て 可
括 した 「 平 和 安 全 法 制 整 備 法 案 」 の
2法案として提出している。
10
2
滝 山
の 「 ア ジ ア 太 平 洋 へ の リ バラ ン ス 戦
米 国 防 長 官 )。 安 保 法 制 は こ れ に 実
安保同盟を 「地球 規模を 対象と した
も の に 拡 大 し 一 変 し た 」( カ ー タ ー
略」と脱落日帝の「積極的平和主義」 能 に す る 武 力 攻 撃 事 態 法 改 正 案
と いう 戦 争 政 策 が 肩を 寄 せ 合 い 日 米 「 自 衛 隊 法 改 正 案 」 な ど 法 案 を 一
28
」
ガ ス 輸 入 が 途 絶え る よ う な 事 態 が 発
態および存立危 機 事態への 対処 にお
限 が 加 え ら れ る 場 合 」 は 、「 必 要 最
機関が武力攻撃事態等」において
生 した 場 合 、 そ れ は 日 本 が 攻 撃 を 受 いて は 、 国 、 地 方 公 共 団 体 お よ び 指 小 限度 の も の に 限 ら れ 、 か つ 、 公 正 「 対 処 措 置 を 実 施 す る 際 は 、 必 要 な
け た 事 態 と 同 様 で あ る と 強 弁 し 、 集 定 公 共 機 関 が 、 国 民 の 協 力 を 得 つ つ 、 か つ適 正 な 手 続 き の 下 に 行 わ れ な け 協 力 を す る よ う 努 め る も の と す る 」
団 的自 衛 権 を 行 使 し 、 機 雷 掃 海 に む 相 互 に 連 携 協 力 し 、 万 全 の 措 置 が 講 れ ば な ら な い 」 と し て い る 。 だ が 、 と 規 定 して い る 。 戦 時 下 の 「 必 要 な
け自衛隊を派兵するというのである。 じられなければならない」と明記し、 国 家 権 力 が 、「 存 立 危 機 事 態 」 を 口 協力」とは、問答無用の強制力を発
を 強制 し て い る 。 ま た 、 同 第 3 条 5
発 展す る こ と は 戦 前 の 歴 史 が 示 して
始 め れ ば 、「 自 由 ・ 権 利 停 止 」 へ と
動 した 「 国 家 総 動 員 体 制 」 へ の 移 行
(2)「事態への対処措置」では「自
で は 、「 武 力 攻 撃 事 態 お よ び 存 立 危
「 万 全 の 措 置 」 へ の 「 国 民 の 協 力 」 実 に 、「 自 由 と 権 利 」 に 制 限 を 加 え
衛 隊の 武 力 行 使 」 と 「 民 間 労 働 者 の
機 事態 へ の 対処 に お いて は 、 憲 法 の
と防衛・治安出動を明記している。
に「切れ 目な く」 対応する武 力 行使
追加し、自衛隊の「あらゆる事態」
改 正 案 で は 、「 存 立 危 機 事 態 」 を
である。それを明記している。
動員」を明文化
保 障 す る 国 民 の 自 由と 権 利 」 に 「 制
国家総動員体制を規定
(4)
「国の責務」と「国民の協力」ー
てはならない。
に 盛り込 まれて い るこ と を 見 落と し
い ると お り だ 。 憲 法 停 止 に 至 る 規 定
が す で に 「 武 力 攻 撃 事 態 法 改 正 案 」 ( 二 )自 衛 隊 法 改 正 案
「武力攻撃事態法改正案」第2条
ハ の ( 1 ) で は 、「 存 立 危 機 武 力 攻
撃を排除」するた めに「必要な 自衛
隊 が実 施 す る 武 力 の 行 使 、 部 隊 等 の
そして同ハの(2)では、
るために必要な行 動」を 「円滑 かつ
力して「存立危機武力攻撃を排除す
外 国の軍 隊 」 が 実 施 す る 自 衛 隊 と 協
に 対処 す る と と も に 、 国 全 体 と し て
武力攻撃事態等お よび存立危 機事態
組織および機能のすべてを挙げて、
で は 、「 前 条 の 基 本 理 念 に の っ と り 、
官は保 護 対 象者 の 防 護 ま た は 職 務を
置(警護・救出)」に当たり、「自衛
限を撤廃 した。 在 外 邦 人の 「 保 護 措
改 正 案 は 、 こ れ まで の 武 器 使 用 制
事 態」 宣 言 を も っ て 憲 法 停 止 へ と 強
要と判断 され る限 度」と かの 文 言が
挿 入されて い る が 一 片 の 規制 力 も な
「相当の理由」とか「合理的に必
3
展 開 その 他 の 行 動 」 を 盛 り 込 ん で い
る。
効 果的 」 に 行 う た め に 「 実 施 す る 物
万 全の 措 置 が 講 じ ら れ る よ う に す る
妨 害す る 行 為 の 排 除 の た め や む を 得
「 武 力 攻 撃 事 態 法 改 正 案 」 第 4 条 (1)「任務遂行型武器使用」の容認
品 、 施 設の 提 供 そ の 他 の 措 置 」 を 盛
責 務 を 有 す る 」 と し て 、「 効 果 的 な
ない必要があると 認める相当の理由
「(1)に掲げる自衛隊の行動および
り 込 み 、軍 事 に 必 要 な 物 資 、 施 設 の
対処が可能となる訓練」、「関係機関
化されていく道筋である。
同 第 8 条 で は 、「 国 民 は 、 指 定 行
い 。「 存 立 危 機 事 態 」 に 応 じ た 武 器
規定している。
政 機関 、 地 方 公 共 団 体 又 は 指 定 公 共
こ と を 明 記 して い る 。 こ れ は 「 緊 急
徴収、 民 間労 働者 の 動員を も明 記 し
1 ( 基 本 理 念 ) で は 、「 武 力 攻 撃 事
「武力攻撃事態法改正案」第3条
権利の制限」
(3)
「国民の総動員体制」と「自由・
ている。
22
相 互 の 緊 密 な 連 携 協 力 を 確 保 」 す る が ある と き は 、 合 理 的 に 必 要 と 判 断
た め に 「 国 家 機 関 の 総 力 を 挙 げ る 」 される限度で 武器 を 使用で き る」と
米空軍は2017年以降、横田基
地に
機のCV
オスプレイ配
備を発表した。運用を担う空軍の
特殊部隊400人を横田基地に新
たに配置する。この部隊は嘉手納
基地に司令部を第353特殊作戦
群所属となる。全基地撤去へ!
10
の無制約・ 無制限の武器使用が改
正案で 容 認されて いると いうこと
めの 「武器 使用」で あり、 戦場で
の使用とは「任務遂行目的 のた
から7年以下の懲役・禁固 刑で あ
用 する 」 と して い る 。 こ れ ら へ の
現 自 衛 隊 法 の 罰 則 規 定で は 、 3 年
反 抗、 不 服 従の 罪は 「 国 外 で も適
隊の不法指揮、治安出動命 令への
言』までに139人、その後の
る 。 米軍 は イラ ク 戦 争 で 『 勝 利 宣
の 攻撃 対 象 に な っ て い る の は イラ
ク ・ アフ ガ ン 戦 争 で も 明 ら かで あ
これらすべての活動が「自爆テロ」
検問所そのものが攻撃されたり、
き は 、 当 該 要 員 と 共 同 して 武 器 を
に宿営 す る 宿営 地が攻撃 され たと
①「自衛官は、外国部隊要員が共
(4)武器の使用制限を完全撤廃
」
だ。
る 。 改 憲で 軍 事 法 廷 が 設 置 さ れ る
使 用 で き る 」、 ② 「 安 全 確 保 業 務
に際 し、 業 務を 妨害する行 為を排
「治安維持」活動の過程で435
2人の戦死者を出している。
③「駆けつけ警護に際し、自己と
除 す る た め 武 器 を 使 用 で き る 」、
(2)PKOに「司令部業務」を
スになっている。
行目的の武器使用の容認」がベー
使 用 で き る 」。 こ こ で も 「 任 務 遂
活動関係者を防護するため武器を
「活動を統括または調整する組
追加
(1)PKO以外の戦争にも自衛
織におけ る企画立案、調整、情報
( 三 )P K O 協 力 法 改 正 案
る 。 安 倍 は そこ まで 計画 し て い る。
ことになれば、これらは死 刑にな
(2)米軍など他国部隊の防護
「自衛官は、米軍 その 他の外国
の軍隊、これに類する組織の部隊」
が「わ が国の防衛活動に従事して
たり、相当の理由がある場合」に
隊の地球 規模で の派 兵を 可 能 に し
の収集整理」が「司令部業務」と
賊 対処 活 動 」 を 実 施 して い る 多 国
C)と 閣 議にて ソ マリ ア沖で「 海
ているというのか!
「自衛官の安全確保」が保障され
4
いるものの武器等を警護するに当
は、「事態に応じ」「武器を使用す
て いる。PKOの 対象活動 に「 国
大前 提と して 「 自 衛 官の 安全 確保
ること がで き る」と 、 弾道ミサ イ
だがこ れはすでに先取り的に実
のための 必要な措置」 が明記され
自公合意文書には、安保法制の
施 され て い る 。 安 倍 政 権 は 昨 年 7
ている。これらの活動のどこに
して挙げられている。
型 )」 を 新 設 し 、 国 連 決 議 が な く
日の国家安全保 障会 議(N S
際連携平和安全活動(非国 連統括
る 米軍 な ど の 武 器 ・ 部 隊 防 護 に つ
て も有 志 連 合 に よ る 戦 争 地 域で の
月
ル迎 撃 、 朝 鮮 有 事や 世 界で 展 開 す
いて も 武 器 使 用 を 容 認 して い る 。
治 安維 持 や 人道 復 興 支 援 な ど の 活
動も可能にしている。
「存立危機事態対処」とは、自衛
隊の 戦場 派 兵 が 前 提で あ り 、 それ
は同時に武器使用=戦闘力の殲滅
する対処 要項を決定し、本年5月
怒りに堪えない!
「停戦監視、特定区域の保安のた
から7 月下 旬まで 海自・ 伊 藤弘海
籍任務部 隊司令官に自衛官を派遣
米軍 か ら 要 請 が あ れ ば 、 共 同 訓
めの監視、駐留、巡回、検 問およ
「紛争地域での治安維持」とは、
練 ( 日 米 一 体 化 )、 海 賊 対 処 、 ミ
将 補を 多 国 籍軍 司 令 官と して す で
に派遣している。
び 重要 施 設の警 護 」 な ど が 含 まれ、
「 安 全 確 保 業 務」 に は 「 治 安 維 持 」
(3)「駆けつけ警護」が「緊急の
「周辺」の地理的概念を排除し
ている。
輸 送 、 外 国軍 動 向 に 関 す る 情 報 収
まれる。ど のひ と つをと っ て みて
要 請に 応 じて 行 う 保 護 」 と して 追
加 さ れ て い る 。「 駆 け つ け 警 護 」
(1)法の「目的」で は、「放置す
「周辺事態法」が
(四)
「重 要 影 響 事 態 安 全 確 保
法案」に名称変更
も「戦闘行為」 そのものと して 前
提化されて いなければ任務に就け
とは戦闘参加そのものだ。
と して 戦 場 で の 家 宅 捜 索 な ど も 含
(3)国外 処 罰規定を追 加
上官の命令拒否、集団反抗、部
ない活動で ある。狙撃されたり、
集活動を 実施する任 務を明記した。
サイル破壊、緊急時の邦人保護・
(せんめつ)が前提である。
18
ればわ が国に 対する直接の武力攻
兵站活動で あり、前線の部 隊と 一
北するか崩壊する。後方支援とは
態 」「 国 際 平 和 共 同 対 処 事 態 」 に
法 の 「 目 的 」 で 、「 重 要 影 響 事
判断 し、 閣 議決定を下すこと が追
加されている。
※ 以 上が 本 の 現行 法を 一括 法
案と して 出 して い る 平 和 安 全 法 制
撃に至る恐れのある事態(重要影
整備法案の概要だ。
も対応するとして、全海域での
「武力行使」による「武器使用」
を認めている。
体の「武力行使」を伴う「戦闘行
為」そのものである。
(3)法の「定義」
「米軍 等」に関しては、①日米
安保条約の目的達成に寄与する米
軍 、② 国 連 憲 章 の 目 的 達 成 に 寄 与
す る外 国軍 隊 、 ③ そ の 他 こ れ に 類
( 十 一 )「 グ レ ー ゾ ー ン 」
響事態)に際し、日米安保条約の
効 果 的運 用 に 寄 与 す る こ と を 中 核
とする外国との連携を強化する」
と 規 定 して い る 。 東 ア ジ ア だ け で
なくはなく、日米同盟を基軸に地
球 的 規 模 で の 外 国軍 と の 連 携 強 化
を明記している。
(2 ) 法 の 「基 本 原 則 」
( 六 )米 軍 行 動 関 連 措 置 法
改正案
( 七 )海 上 輸 送 規 正 法
改正案
( 八 )捕 虜 取 り 扱 い 法
改正案
「対応手続きの迅速化案」は、
安保 法制 関連法案と 同時に閣 議決
定されている。
(1)外国軍 艦の「領海侵入」に
隊に加え「これに類する組織(※
いず れ も「 存 立 危 機 事 態 」 新 設
す る 組 織 と 規 定 し 、 米軍 、 外 国軍
「後方支援、捜索救助活動は、
対テロ戦争に協力・参加す る民兵
に 対応 で き る よ う に 改 正 が 行わ れ
対して は 、 海 上 警 備 発 令 の た め 首
現に戦闘行為が行わ れて いる現場
な ど )」 ま で 支 援 の 対 象 に 挙 げ て
が発生した場合は、内閣に首相を
了解されている。
相主宰による電話での閣議決定が
では実施 しない」と 規定して いる。
て い る 。「 捕 虜 取 り 扱 い 法 」 と は 、 (2)「武装集団の離島上 陸」 事案
「戦争が前提」である。
本部 長と す る 対策本部を 速や かに
た。 だ がこ の よ う な 答 弁 は 戦 場で
を継続することはない」と明言し
で き る 」 ま た 、「 米 軍 等 と 共 に 宿
た者を防護するために武器を使用
「職務に伴い自己の管理下に入っ
に追加す る改正が行わ れて いる。
米軍 以 外 の 外 国 軍 隊 も 利 用 対 象
ために、首相主宰の「電話による
賊対処行動、海上警備行動発令の
(4)「武器使用」
いる。
安倍は2月の衆院代表質問の答
弁で 、 他 国軍 へ の 補 給 物 資 の 輸 送
中に戦闘 が始 まっ た場合 「ただち
設置する」ことが決定されている。
は一切、成立しない。
営する外国宿営地が攻撃された場
に活 動を 中断 す る。反 撃 して 支援
戦場・ 戦域で 輸送部隊が攻撃を
合 、 米軍 等 の 要 員 と 共 同 し て 武 器
(3)「公海上で の民間船舶への 侵
受 け た 場 合 、「 た だ ち に 活 動 を 中
を 使用 で き る 」 と 明 記 。 要 す る に
( 九 )特 定 公 共 施 設 利 用
法改正案
断する」ことが可能なのか。車列
戦 場で の 多 国 籍 軍 ・ 組 織 と の 集 団
(1) 第1条は、「国際平 和共同対
閣議決定」が了解されている。
害行 為」 への 対応 に 関 して は 、 海
がU ター ンすれば 攻撃側に有 利な
同対処事態」にNCSが対処し、
( 1 )「 存 立 危 機 事 態 」、( 2 )「 重
要 影 響 事 態 」、( 3 )「 国 際 平 和 共
( 十 )国 家 安 全 保 障 会 議
(N S C ) 設 置 法 改 正 案
的 戦闘 行 為 の 容 認 を 明 記 し て い る。
( 五 )船 舶 検 査 活 動 法
改正案
チャ ン ス を 与え 追 撃 さ れ る 。 応 戦
して 撃 退 し な け れ ば 支 援 部 隊 そ の
もの が殲 滅 され 、 壊 滅す る 。 ま た
攻撃されて 撤退すれば前線の他国
軍 は 、 物 資・ 弾 薬 切 れ で 部 隊 は 敗
5
10
理大臣が対応措置にあたり行政各
議決定を 優先し、上位に置いて い
る。NSC独裁の恐るべき戦争国
国家安全保障会 議(N SC)と閣
る。要す るに「 国会の 承認」 より、
る。 憲 法 9条で 規 定 して い る 「 戦
争 放 棄 」、 戦 争 法 案 の 成 立 阻 止 ・
制する極限的な攻撃そのもので あ
めに 自 衛 官と 労 働 者 階 級 に 死 を 強
そして 同 条 5と 6で は 、 内 閣 総
活動を行うことにより、国際社会
部を指揮監督し、行政機関の長は、
目 的を 達 成 す る た め に 防 衛 大 臣 へ
安倍打倒こ そが「自衛官・ 部隊の
処事態に際し、(脅威を除去する)
の平和および安全の確保に資する
ことを目的とする」と規定。
家 法で あ る 。 根 底 に 天 皇 制 が あ る 。
よる 威 嚇 又 は 武 力 の 行 使 に 当 た る
は 、「 対 応 措 置 の 実 施 は 、 武 力 に
(2)第2条2の「基本原則」で
外 国の軍 隊 その 他こ れ に 類 す る 組
事 態に 対 処 す る た め の 活 動 を 行 う
会の決議が存在する場合」、「 当該
国際連合の総会又は安全保障理事
和 お よ び 安 全 を 脅 か す 事 態 に 関 し、
等 」 に つ い て は 、「 国 際 社 会 の 平
(3)第3条では、「諸外国の軍 隊
て いる。これは上記、(三)「 自 衛
使用すること がで きる」と 規定し
に 必要と 判断 され る限度で 武器を
に 伴 い 」「 そ の 事 態 に 応 じ 合 理 的
等 の 自 衛 官 は 」「 そ の 職 務 を 行 う
の 実施 を 命 ぜ ら れ た 自 衛 隊 の 部 隊
施を命ぜられ、又は捜索救助活動
と して の 自 衛 隊 の 役 務 の 提 供 の 実
のゼネ ストと 革 命を 引き 寄せる も
への道で あり、労働者階 級の 怒り
躍」を開 始 した。 だがこ れは 絶望
と して の 独 自 の 「 戦 争 国 家 へ の 飛
ムから の 脱 却 」 を 掲 げ 、 帝 国 主 義
権 の 行 使 を 道 筋 に 、「 戦 後 レ ジ ー
安倍は日米一体化の集団的自衛
安全を確保」する唯一の道である。
もので あって はなら ない」と 規定
織 を い う 」 と 定 義 し 、「 決 議 」 が
隊 法改 正 案 」 の 「 任 務 遂 行 型 武 器
を規定している。
し、あたかも「武力行使を否定」
あれば 参戦とと もに 緒外 国軍 への
使用の容 認」で示したとおりで あ
条では、「協力支援活動
するかのような文言が挿入されて
弾 薬・ 物 資 、 役 務 な ど の 支 援 活 動
る。武器の使用とは「任務遂行目
(6)第
の 協力 を 明 記 し 、 国 家 総 力 戦 態 勢
要するに地球的規模で多国籍軍・
有 志 連 合 と 共 同 で 、「 脅 威 を 除 去
する」ための武力行使と支援活動
いる が 、 第 1 条 「 目 的 」 の 前 段で
や、戦闘に参加した兵士の捜索又
=集 団 的自 衛権 の 行 使を 目 的と し
は 、「 こ の 法 律 は 、 国 際 社 会 の 平
は 救助 活 動 が 実 施 で き る と して い
的 のための「武器使用」で あり、
戦 場で の 無 制 限 ・ 無 制 約 の 武 器 使
そもそも安倍政権の戦争法は、
9条 を 含む 明 文 改 憲 を 抜 き に は 成
立しない。5~ 8月戦争法と 戦後
」
年談話粉砕の闘いは 同時に、
行い」と ある。「脅威を除去する」
し、閣議決定すれば 対応措置の基
が「国際平和共同対処 事態」に際
(4)第4条では、
「内閣総理大臣」
い る。 そ も そ も 戦 場 で の 「 部 隊 等
等の安全の確保等」が規定されて
(7)第9条で は、「自衛隊の部隊
阻止決戦のなかに労働者階級人民・
運動の前進、戦争絶対阻止、改憲
武力行使そのものと一体である。
大の 階 級 決戦と して の 改 憲 阻止大
決戦として爆発する。
国鉄決戦を軸とする階級的労働
6
て押し出している。
和お よ び 安 全 を 脅 か す 事 態で あっ
る。
のでしかない。
て、その脅威を除去するために国
用 が自 衛 隊 法 改 正 案 に お いて も盛
活動とは、武力行使そのもので あ
本 計画 案 を 実 施 で き る こ と を 明 記
の 安全 確 保 」 など は 、 不 可 能で あ
兵士の未来と生きる展望があり、
際 社 会 が 共 同 して 対処 す る 活 動 を
ると 同 時 に 仮 に 「 後 方 支 援 」 と か
している。
る。だから戦争絶対反対なのだ!
総破 産し、世界戦争・ 核戦争に 突
進して いる 新 自 由 主 義 を 打 倒 す る
年安保・ 沖 縄 闘 争 を 超え る 戦 後 最
「協力支援」という詭弁を弄して
(5)第5条では、「基本計画の 決
戦場 へ の 派 兵 、 集 団 的 自 衛 権 の
行使、戦争への動員は、1%の帝
力がある。
り込まれている。
同条4の「外国の領域」では、
定 又は 変 更 が あ っ た と き は 、 そ の
内容」を「遅滞なく国会に報告し
国 主義 ブ ル ジ ョ ア ジー の 利 益の た
もその活 動は、本質的・現実的に
当該外 国 もし くは施 政を 行 う 当該
機関の同意があれば実施できると
なければならない」と 規定 して い
70
規定している。
70
11
決して 「 不動の 同盟」で は ない。
没落 米帝・ 脱落 日帝が争闘 戦の 世
界戦争への転化という世界情勢下
において それぞれの 利害と 思惑の
上で 成 立 して い ると い う 本 質 的 に
脆弱なもので しかない。安倍政権
の無茶苦茶 極まりない大 嘘と 凶 暴
ど ころ が 核使 用 の 危 機を 含む 戦 争
シ アの ウ クラ イナ 争 奪 戦 争 は 停 戦
ないところ に来て いる。それは同
はいつ戦争が始まって もおかしく
ている。言い換え れば、東アジア
性もこの脆弱性と 危機を本質と し
と して 激 化 し て い る 。 中 東 情 勢 は
スト が 爆 発 し 、 米 港 湾 労 働 I L W
時にゼネストと革命情勢である。
金正恩体 制の危機が急速に進行し、
Uは 港湾を封鎖し、UTLAの教
米 帝の 中 東 支 配 の 崩 壊 と と も に 戦
韓 国・ 朴 槿 恵 政 権 も 歴 代 政 権 か ら
韓国では朴槿恵政権打倒のゼネ
日帝・安倍政権の戦争と 改憲攻
育労 働 者 は 高 校 生 を 戦 争 に 送 り 込
新たな飛躍をかけ た闘 いが開始さ
れました。本当の非和解の闘いは
任と 4 人 の 弁 護 団 に よ る 原 告 代 理
池田さんによる4人の新弁護士選
26
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争が拡大し、東アジアでは北朝鮮・
昨 年末 、 7・ 1 閣 議 決 定と い う
の腐敗で 崩壊寸前の危 機にあり、
スト に 賛 成 決 議を あげて いる。 中
外主義攻撃と闘いながら韓国ゼネ
東の 労 働者 階 級は クルド 人への 排
むオバマ政権の策動を阻止し、中
撃で無理やり自衛官・労働者を戦
万ゼ ネストが朴槿
新自由主義の総破綻が世界の
恵政権打倒として爆発している。
韓国民主労総
日帝・安倍政権の戦争と戦争国家
とする許しがたいことが行われよ
争 に駆 り 立て 、 戦場 に 送り 込 まん
る新 たな階 級情 勢 の 中 、こ れ まで
うとして いる。それがすで に弾劾
への 踏 み 込 み と い う 戦 後 史 を 画 す
人の弁 護
した一括法と して の「平和 安全法
反乱・決起が習近平の支配体制を
団が解散すると いう事態が起き た。
万件の労働者の
危機に追い込んでいる。沖縄も基
国国 内では 年 間
資銀行)が東アジアの帝国主義間・
地撤去の闘いがゼネストに発展す
「三正面」で戦争を激化させ、中
大国間争闘戦の戦争への転化の危
る情 勢に 入って いる。 世界の 全労
制整備法案」と「国際平和支援法
機を促 進 して い る 情 勢 下 に あ る と
働者・全階級に「戦争か革命か」
以 降、 原 告 ・ 元 三 等 空 曹 池 田 さ
言えます。AIIBから完全に弾
を真正面から歴史選択を迫る情勢
国のAI IB( アジアインフラ 投
を軸と す る 支援と の三 者 間で 真 摯
き 飛ば さ れ て い る 没 落 米 帝 と 戦 後
である。戦争を革命に転化する武
案」にはっきりと示されている。
日、
最弱の帝 国主義で ある脱落日帝が
器は 階 級的労 働運 動の 前 進と ゼネ
スト で あ る 。 戦 争 ・ 改 憲 阻止 の 非
で真剣な討議を重ね、4月
人としての受任手続きを終了し、
これまで の日米同盟を 一変する日
米 一体 化 に 突 き 進 んで い る ( 新 ガ
和解の闘いが、そのチャンスだ。
これからです。
戦争絶対反対と
池田裁判はひとつ
池田さん・ 新弁護団・支援による
没落 した 米帝オ バ マは、 すで に
経 済・軍 事力 に お いて も 世 界 的 展
イ ド ラ イ ン )。 だ が こ の 一 体 化 は
ん・ 新 た な 弁 護 士・ 東 海合 同 労 組
池田裁判を担ってき た
27
開力を喪失し、米欧帝国主義対ロ
20
15
年~
年にイラク南
負傷(事故)の経緯と症状
陸自は
責 務の 完 遂 に 努 め 、 も つて 国 民 の
んでは 危 険 を 顧 み ず 、 身 を も つて
「隊員は、…平和と独立を守る
自衛隊の使命を自覚し、…事に臨
務付けている。
衛 隊の 部 隊 等 の 安 全 の 確 保 」 を 義
トゲン設備もなかった。 戦場・ 戦
ない。 事 実 して も 衛 生 隊には レ ン
低レベルの医療機能しか備えて い
処置 及び 救命処 置 の 実施を 基 準と
する」とある。要するに衛生隊は
しな い レ ベ ル の 投 薬 治 療 、 外 科 的
の 項 目 に 「( ア ) 専 門 医 を 必 要 と
人が怪我
や 病気 で 米軍 や ク ウ ェ ー ト の 病 院
負託にこ たえることを期するもの
され た空 自兵 士の うち
で 診察を 受けて い る 。 現 地 で 治療
省と現地指揮 官は三等空 曹の 事故
早 く帰 国 さ せて い る 。 だ が 、 防 衛
を要求す るとき、国家に課せられ
顧みず、身をもつて責務の完遂」
国家 が 自 衛 隊 員 に 対 し「 危 険 を
負傷し、戦闘力の支障ないし喪失
原 則、 後 送 が 前 提で あ る 。 兵 士 が
由を問わず隊員が負傷した場合、
障が出ない程度の軽症を除き、理
域で は 投 薬 程 度 の 処 置 で 任 務 に 支
を無視した。三等空曹は激痛のた
て いる自 衛隊員(と家族)に対す
が 生 じ た 場 合 、「 後 送 で 治 療 」 と
条)
」。
めに活動ができずに執務室で横に
る 「安 全 確保」 の 義 務は 、 隊 員 が
いう の が軍 隊( や 自 衛 隊 ) で の 常
と する(自衛隊法 第
なる毎日が続き、口が開け ないた
「国民の負託に応える」ための絶
識で あ る 。 そ の こ と を 「 救 命 措 置
人を 任期の 4 ヶ月より
派 兵で ク ウ ェ ー ト の アリ ・ ア ル サ
め にご 飯 に 味噌 汁 を か け て 流 し 込
対条件で ある。国に求められる義
実施 基 準」 が 明 記 して い る 。 そ れ
で き ない
レ ム 空軍 基 地 に 通 信 士と して 派 兵
むという異常な状態も黙殺し続け
務の程度は、単に注意や死傷病事
が帝国 主義軍 隊で ある。 したがっ
年に計3600人
され た 。 一 般 的 に 通 信 は 統 幕 か ら
た。したがって現地指揮官によっ
故を防止するための「相当の配慮」
て 衛 生 隊 の 能 力 を 超え る 傷 病 者 が
まれて いる。
元三 等空 曹は
年
月 、 イラ ク
をクウェートに派兵した。
~
現地 指 揮 官 へ の 指 揮 命 令 まで が 含
て事実上の欠員状態も無視され、
で は足 り ず 、 死 傷 病 事故 等を 防 止
空自は
年7月4日、池田
他 の隊 員 に 勤 務 延 長を 命 じ て い た。
さん は 米 帝 の 独 立 記 念行 事の マラ
米 帝 の イラ ク 侵 略 戦 争 は 、 9 ・
日帝・防衛省の
「安全確保」義務違反
生じた場合、クウェート国の医療
ソンに参加しトップグループを走っ
ていたところ、米軍の大型バス
( 民 間軍 事 会 社 ハリ バ ー ト ン の 子
会 社 ・ K B R 社 ) に 後ろ から は ね
られ左半身を強打、意識不明にな
同時テロを受けて「対テロ戦争」
空曹の負傷は衛生隊の能力を 超え
維持」で 敗退した。日帝は 米帝の
と して 強 行 さ れ た 。 そ し て 「 治 安
力を超え る傷病者が発生した場合
動 措 置 計 画 」 で は 、「 衛 生 隊 の 能
航空 自 衛 隊「 イラ ク 復興 支 援 活
池 田 裁 判 は 戦 争 絶 対 反 対・ 改 憲
日本への後送が必要であった。
十分な 治療 もな く、 放置 され 、 日
この「対テロ戦争」に加担し、名
に は 、 次 を 基 準と して 、 患 者 後 送
阻止大決戦と 一体である。労 組・
職場の闘いとして発展させよう!
る。
本への「後送措置」もとられなかっ
古 屋高 裁 の 違 憲 判 決で 撤 退 し た 経
を 実施 す る 」 と あ る 。 自 衛 隊 衛 生
隊 の 医 療 能 力 に つ い て は 、「 4
(滝山)
して池田裁判闘争が始まった。
世界戦争情勢下、新たな戦いと
た。 結 局 3 等 空 曹は 、 派 兵 任 期 満
緯 が あ る が 、「 イ ラ ク 特 措 法 」 第
9条は、内閣総理大臣及び防衛大
年 まで ク ウ ェ ー ト に 派 兵
了まで ク ウ ェ ー ト の アリ ・ ア ル サ
レ ム空軍 基 地 に 留 め 置 か れ た 。
年 から
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事故後、3週間を経過しながら、
に後送しなければならない。三等
し、負傷した場合には、直ちに症
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衛生(1)診療及び看護 イ医科」
早期「後送義務」違反
機 関 、 米軍 、 ク ウ ェ ー ト 国軍 の 適
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状の増悪を防ぐための「万全の措
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正な初 期 治 療 を 受け た 後 、 速 や か
部のサマワに計5500人を派遣、
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置」を講ずべき義務である。
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臣 に 「 イラ ク 復 興 支 援 職 員 及 び 自
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