家族のほほえみ - 日の出証券

家族ほ
2016
2月号
の
商標番号:第5720172号
【発行】日の出証券株式会社
〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町二丁目2番14号
北浜グランドビル
volume.022
暮らしの情報
毎月掲載
http://www.hinodeshouken.com/
ほ えみ
高所得のサラリーマンは
増税になります!
お問い
合わせ
情報提供/㈱東京ファイナンシャルプランナーズ
〈給与所得控除額(平成27年まで)〉
収入金額
給与所得控除額
162.5万円以下
162.5万円超 180万円以下
1
年収1,000 万円超は増税
65万円
収入金額×40%
180万円超 360万円以下
収入金額×30%+18万円
360万円超 660万円以下
収入金額×20%+54万円
660万円超 1,000万円以下
平成26年度の税制改正により、高所得のサラ
リーマンは段階的に増税されることがすでに決
まっています。
今回はその改正内容についてみてみましょう。
106-6205-7604
収入金額×10%+120万円
1,000万円超 1,500万円以下
収入金額×5%+170万円
1,500万円超
245万円
上限が適用
給与所得控除額
される収入金額
の上限額
平成28年度
1,200万円超
230万円
平成29年度以降
1,000万円超
220万円
平成27年までは給与収入1,500万円超のときは245
万円を給与所得控除額として差し引くことができました
このところの流れとして、高所得世帯には高校授業料
が、平成28年は1,200万円超で230万円、平成29年か
無償化や児童手当の支給に所得制限が設けられるなど、
らは1,000万円超で220万円しか差し引くことができ
負担増となる傾向が続いています。そして、平成28年か
なくなります。そのため、年収1,000万円超のサラリーマ
ら高所得のサラリーマンは増税になります。
ンは増税になるのです。
サラリーマンの給料や賞与は「給与所得」に分類され
ますが、個々に経費を求めるのは非常に煩雑になるた
め、収入金額に応じた概算経費(これを「給与所得控除
額」といいます)を必要経費とみなします。たとえば、年
収500万円であれば500万円に対して税金がかかるの
ではなく、給与所得控除額154万円を差し引いた346
万円をもとにして税金を計算します。
■年収1,200万円のケース
平成27年
所得税
住民税
ー
給与所得
控除額
=
所得税の計算のもととなる
所得税の計算の仕組上、給与所得控除額が大きくなる
ほど税金は少なくなりますが、給与所得控除額には右記
173.9
万円
平成29年以降
177.2
万円
■年収1,600万円のケース
平成27年
給与所得
の額
平成28年
3.3万円UP
所得税
住民税
給料
賞与
173.9
万円
313.6
万円
平成28年
320
万円
6.4万円UP
平成29年以降
324.3
万円
4.3万円UP
※世帯主と配偶者、高校生の3人家族で、世帯主の給与所得以外の
所得はない
※社会保険料は概算計上し、住民税は所得税の改正に合わせて仮計算した
※税額は概算であり、復興特別所得税は考慮していない
高所得であっても家計のやりくりに悩むご家庭もある
でしょう。今後の消費税率の引き上げの影響も含めて、家
計の再チェックと見直しをする必要が出てきそうです。
担当者欄
のとおり上限が設けられています。この上限額が、平成
28年から2年間で段階的に縮小されます。
☆本情報は2016年2月時点の内容であり、将来的に変更となる可能性があります。。個別具体的な税金額については、税理士などの専門家にご相談ください。