阪本尚文

シラバス参照
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タイトル「２０１６年度行政演習シラバス（仮登録用）」、フォルダ「行政政策学類」
シラバスの詳細は以下となります。
科目名教養演習Ⅰ 担当教員阪本　尚文対象学年クラス 02 講義室開講学期前期曜日・時限単位区分授業形態演習単位数 2 準備事項備考授業概要とねらい
テーマ：『「文明論之概略」を読む』を読む
前期は、福澤諭吉の主著『文明論之概略』（1875年）と、それを読み解いた、20世紀日本を代表する政治思想史家・丸
山眞男の晩年の代表作である『「文明論之概略」を読む』（1986年）とを並行して読みます。わが国において明治維新後
と太平洋戦争の敗戦直後に、ふたりはそれぞれ「啓蒙」、つまり「他人の指示を仰がなければ自分の理性を使うことがで
きない」状態から抜け出し、「自分の理性を使う決意と勇気」をもつことの重要性を説きました。
彼らの思想の一端に触れることで、既存の通念や尺度にすり寄ることを拒み自分の頭で考えることの重要性と困難さ
とについて、講義担当者とともに考え、議論してみませんか。せっかく大学に入ったのだから、歯ごたえのある本に挑戦
してみよう、という気概のある方をお待ちしています。望ましい水準
①先人たちが悩んだ問題を自分に引き付けて考えるとともに、受講生同士がそれらについて積極的に意見を交わすこ
とを通じて、私たちの日常の具体的生活と大学で学ぶこととがかけ離れたものではないと知ること。
②「学問とはおもしろいものだ」という感じを（ひと時でも）味わうこと。授業計画
第1回：ガイダンス
第2回～第14回：テクストの輪読と議論
第15回：予備日教材・教科書
教科書：福沢諭吉[松澤弘陽校注]『文明論之概略』、岩波書店、1995年；丸山真男『「文明論之概略」を読む』（上）（中）
（下）、岩波書店、1986年。他は授業中に指示します。参考図書
宇野重規「丸山眞男における三つの主体像――丸山の福沢・トクヴィル理解を手がかりに」（小林正弥編『丸山眞男論
――主体的作為、ファシズム、市民社会』、東京大学出版会、2003年）、40-74頁；子安宣邦『福沢諭吉『文明論之概略』
精読』、岩波書店、2005年；丸山眞男[松沢弘陽編]『福沢諭吉の哲学他六篇』、岩波書店、2001年；米原謙「丸山眞男
の福沢諭吉論――批判的考察」『日本思想史学』第46号、2014年9月、59-67頁。他は授業中に指示します。参考URL
授業以外の学習
報告者以外も当該テクスト及びそこで注記されている参考文献を読了し、報告者に「ツッコミ」を入れる準備を事前にして
きてください。また、長期休業中にレポート課題を課します。成績評価の方法
8割以上の出席が前提となります（1日のゼミで一度も発言しない場合は、欠席とみなすことがあります）。その上で、演
習での報告・発言・提出物などを総合的に評価します。成績評価の基準
演習での報告や発言を8割、レポートを2割で評価します。オフィスアワー
適時（事前にメールにて連絡してください）。留意点・注意事項
その他
カリキュラムにおける当該科目の位置付け1
幅広い教養／多角的・総合的思考（幅広い教養1）カリキュラムにおける当該科目の位置付け2
幅広い教養／学問的思考の基礎（幅広い教養2）カリキュラムにおける当該科目の位置付け3
自己形成力／自己学習力（自己形成力1）カリキュラムにおける当該科目の位置付け4
自己形成力／コミュニケーション力（自己形成力2）カリキュラムにおける当該科目の位置付け5
自己形成力／関係形成力（自己形成力4）カリキュラムにおける当該科目の位置付け6
行政政策学類のディプロマポリシー／問題発見・調査・解読能力（行政政策学類Ⅱ）カリキュラムにおける当該科目の位置付け7
行政政策学類のディプロマポリシー／表現力・コミュニケーション能力（行政政策学類Ⅳ）カリキュラムにおける当該科目の位置付け8
2016/02/10 13:39
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カリキュラムにおける当該科目の位置付け9
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カリキュラムにおける当該科目の位置付け10 カリキュラムにおける当該科目の位置付け他 Copyright (c) 2004-2011 NTT DATA KYUSHU CORPORATION. All Rights Reserved.
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