第 3 次中野区環境基本計画(案) 概要 第 1 章 基本計画の基本的な考え方 1 基本計画改定の背景 平成 23(2011)年 3 月 11 日の東日本大震災と原子力発電所事故、これに伴う 東京電力管内の全原子力発電所の停止による電力の CO2 排出係数の増加など、平 成 20(2008)年に改定した当初とは大きく変動している状況を踏まえるとともに、 上位計画である「新しい中野をつくる 10 か年計画」の改定時期と重なることから、 「第 3 次中野区環境基本計画」を策定します。 2 基本計画の改定に当たっての考え方 ・ 地球温暖化対策を中心にする ・ 重点的に取り組むテーマを明確にする ・ 区民・事業者・区が連携して取り組む ・ 指標や数値目標を定め、進行管理を行う 3 基本計画の位置づけ 中野区環境基本条例第 11 条に基づく環境の保全を総合的に推進するための計 画で、10 か年計画に掲げる 10 年後のまちの姿を実現するための個別計画です。 4 基本計画の期間 ・ 平成 28(2016)年度から平成 37(2025)年度までの 10 年間 ・ 具体的な取組施策をアクションプログラムとして定め、その計画期間は 5 年 間(ステップ 1 を 2 年間、ステップ 2 を 3 年間) ・ 原則として 10 か年計画と合わせて改定を行う 第 2 章 中野区を取り巻く環境の現状と課題 1 地球温暖化をめぐる世界、国及び東京都の動向 ○ 世界及び国 国は、平成 27(2015)年 7 月に、平成 32(2020)年以降の温室効果ガス削 減目標を「平成 42(2030)年度に平成 25(2013)年度比で 26.0%(平成 17(2005) 年度比で 25.4%)減」と決定し、12 月の COP21 で表明しました。 ○ 東京都 東京都環境審議会は、 「東京都環境基本計画のあり方について(中間まとめ)」 の中で「平成 42(2030)年までに東京のエネルギー消費量を平成 12(2000)年 比 38%程度削減することが望ましい。」と示しています。 2 国及び東京都の現状と課題 ○ 国のエネルギー消費量 平成 25(2013)年度:13.98 千 PJ[平成 2(1990)年度(13.54 千 PJ)比 3.2%増] ○ 東京都のエネルギー消費量 平成 24(2012)年度:671PJ[平成 12(2000)年度(801PJ)比 16%減] 3 中野区の環境の主な現状と課題 ○ CO2 排出量 平成 24(2012)年度:1,062 千 t[平成 2(1990)年度(835 千 t)比 27.2%増] ○ エネルギー消費量 平成 24(2012)年度:10,863TJ[平成 2(1990)年度(10,901TJ)比 0.3%減] 第 3 章 将来像と目標実現に向けた 4 つのプロジェクト 1 めざす将来像 「環境負荷の少ない低炭素社会」 2 削減目標 ○ エネルギー消費量 平成 32(2020)年度:10,289TJ(574TJ 削減、△5.3%) 平成 37(2025)年度:9,209TJ(1,654TJ 削減、△15.2%) (平成 24(2012)年度実績(10,863TJ)比) ○ 参考指標(CO2 排出量) 平成 32(2020)年度:100.6 万 t(5.6 万 t 削減、△5.3%) 平成 37(2025)年度:90.1 万 t(16.1 万 t 削減、△15.2%) (平成 24(2012)年度実績(106.2 万 t)比) 3 計画の進行管理 中野区環境審議会や中野区地球温暖化対策審議会からの答申や意見を受けなが ら、PDCA サイクルに沿って定期的に進捗状況を把握して進行管理を行います。 4 4つのプロジェクトと適応策 ○ 4 つのプロジェクトと適応策 ① 低炭素なまちづくりプロジェクト ② 地球環境にやさしい快適なライフスタイルプロジェクト ③ みどりを守り育てる都市緑化プロジェクト ④ 大規模事業者としての区の環境配慮率先行動プロジェクト ◎ <適応策>温暖化に伴う気候変動への適応 ○ スローガン 「スマートエコシティなかの」
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