冬季企画展「バイオミミクリの世界~草花から学ぶものづくり」

の世界
草花から学ぶものづくり
平成 28 年 2 月6日(土)∼ 21 日(日)
バイオミミクリ【bio-mimicry】とは、
「生物」を意味する「バイオ」
もほう
と「模倣」を意味する「ミミクリ」からできた造語で、生きものが
持つ働きやつくりを製品に生かす試みのことをいいます。
このバイオミミクリのうち植物を対象としたものに注目して、モ
デルとなった植物のしくみ、それを応用した製品やその発想をご紹
介します。
ジャイアントケルプ
オナモミのトゲを面ファスナーに…
動物にタネを運んでもらうため、トゲをもつ果実
なら
をつくる植物たち。トゲの形に倣って、面ファス
ナーが作られました。
落ち葉のもよう
オオオニバスの葉の骨格を構造物に…
ロンドン万国博覧会 (1851 年 ) の会場になったクリスタルパレスは、
オオオニバスの葉脈を模倣して建てられました。大きな葉を支える
丈夫な骨格構造を取り入れた結果、当時では画期的な総ガラス張り
の建物ができました。
パラグアイオニバスの葉の裏面
はっすい
ハスの葉の撥水効果を…
ハスの葉は水をはじき、コロコロと水滴となって滑ります。こ
れはハスの葉の表面にある細かな突起があることで起こりま
す。このしくみはヨーグルトのふたなどに利用されています。
ハスの葉
TEL 086(252)4183 開 園 時 間 9 : 0 0 ~ 1 6 : 3 0
入園料 大人 308 円 小人 124 円、満 65 歳以上の方は証明書で無料
岡山市半田山植物園
HANDAYAMA BOTANICAL GARDEN