<資料2> 仕様書 環境部 1.件 名 クリーンコール技術海外普及展開等

<資料2>
仕様書
環境部
1.件
名
クリーンコール技術海外普及展開等事業/石炭高効率利用システム案件等形成調査
事業/可能性調査
2.目
的
本事業では、我が国の石炭利用における優れた技術力を強みに、これらの技術を積極
的に海外に展開・普及させるとともに、世界の石炭関連市場でのビジネスを獲得する。
これにより、我が国及び世界のエネルギーセキュリティの向上及びCO2排出量の削減並
びに環境負荷の低減に貢献するとともに、我が国の経済成長や雇用創出につなげる。
また、海外の政府・企業とも連携し、CCT(クリーン・コール・テクノロジー)が我
が国の中核的な技術におけるフロントランナーとしての地位を確保することを目指す。
本事業を進めて行くにあたり、途上国を中心とする電源開発計画や環境政策、更には
我が国企業の受注実績等のファクツファインディングをLNG火力と比較しつつ把握し、
インフラ輸出政策立案にあたっての可能性を調査すべく、基礎調査を実施する。
3.内
容
3.1 調査事業対象、目標
3.1.1 各国におけるエネルギー政策等動向調査
今後、石炭火力発電所導入の需要が見込まれている途上国として、南西アジア、ASEAN
加盟国及び中国、先進国、欧州諸国、その他を対象として、以下の基礎的な電源開
発計画、石炭火力発電所の情報を収集する。
3.1.2 火力発電設備の輸出実績調査
我が国企業及び海外主要企業の石炭火力発電所及び LNG 火力発電の受注実績、環境
規制等の情報を収集する。
3.2 調査事項
3.2.1 各国におけるエネルギー政策等動向調査
(1)対象国
アジア諸国・・・インド、スリランカ、インドネシア、タイ、フィリピン、
ベトナム、マレーシア、ミャンマー、中国を必須とする。
米州・・・・・・アメリカ、カナダ、ブラジル、チリを必須とする。
欧州諸国・・・・欧州委員会、ドイツ、フランス、イタリア、ポーランド、英国、
セルビア、ボスニア、ウクライナを必須とする。
その他・・・・・トルコ、南アフリカ
※上記の国々の所属地域・組織に属するその他諸国も主だった国々は調査できる事
項は対象とすること。
パキスタン、カンボジア、シンガポール、ブルネイ、ラオス、ベルギー、
ブルガリア、チェコ、デンマーク、エストニア、アイルランド、ギリシャ、
スペイン、クロアチア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、
ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、ルーマニア、
スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン など
(2) 情報収集と現状分析
①電源開発計画(エネルギーMP)等調査
・対象国における電源開発計画を調査
各国の現状の電力構成・電力需要、電力市場の構造、電力価格の動向
また、石炭火力発電については、発電方式(USC、IGCC等)を含め、
より具体的な計画を調査する。
・今後のエネルギーインフラの整備・計画
エネルギー全般の整備・計画を調査する。石炭火力発電については、導入す
る技術の調査も行うこと。
②各国の石炭火力発電所等調査
・対象国における石炭火力発電所及び LNG 火力の状況
建設年(運転開始時期)
、設備メーカー、タービン型式、ボイラ型式、発電技術、
燃料(炭種、産出国)などを調査・整理しリスト化する。
※既存のデータベース等を活用するなどし、不正確な情報は補完して調査結
果をまとめる。
・対象国における石炭火力発電所の設立、改修に係る法規制及び手続き
③対象国における石炭火力発電所に係る環境規制(NOx、SOx、煤塵等)状況調査
今後の規制等の動向及びこれら規制基準と世界銀行等の国際的なガイドライン
との比較、並びに、石炭灰処理に関する規制動向及び現状の石炭灰処理状況の調
査を行い、リストを作成する。
3.2.2 火力発電設備の輸出実績調査
(1)情報収集と現状分析
・過去 5 年間の我が国及び海外主要企業の石炭火力発電所及び LNG 火力発電所
受注状況調査
国、案件名、受注年、金額、発電規模、活用技術、受注企業、各主要機器メー
カー(ボイラ、タービン、発電機等)などを調査・整理してリスト化する。
※既存のデータベース等を活用するなどし、不正確な情報は補完して調査結
果をまとめる。
・我が国企業の IPP 状況調査
国、案件名、企業名(オーナー、EPC 含め)
、発電容量、売電額、直近 3 年の
推移(過去からの実績も含む)
)の情報収集・整理
・直近 3 年で、
日本企業と競合する案件で中国企業が関与した入札案件
(EPC,IPP)
におけるファイナンス条件、提案額等
4.調査期間
NEDO の指定する日から平成 28 年 6 月 30 日までの間
5.予算額
2,000 万円未満
6.報告書
提出期限:平成 28 年 6 月 30 日(木)
提出部数:電子媒体 CD-R
(成果報告書の PDF ファイル、和文要約書のテキストファイル、
英文要約書のテキストファイル)
1部
(成果報告書のワードファイル、和文要約書のテキストファイル、
英文要約書のテキストファイル) 1 部
提出方法:
「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出の
こと。
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html
7.報告会等の開催
委託期間中あるいは委託期間終了後に、報告等をお願いすることがある。
以
上