農地法第3条第2項第5号の別段の面積の修正及び設定の必要性について 農地法第3条第2項第5号の別段の面積の修正及び設定の必要性について 農地法第3条第2項第5号の下限面積の別段の面積について,以下の理由により修正及び設定の必要 性はないものと判断する。 現行の下限面積の別段の面積は,30アールで,設定されている区域は市内全域である。 平成27年3月31日 枕崎市農業委員会 会長 天達 勇 理由 1.農地法施行規則第17条第2項第1号 下限面積の別段の面積の設定にあたっては,設定区域内においてその定めようとする面積未満の経営面 積農家数が設定区域内の農家総数の百分の四十を下らないように算定されることとなっており,2005年及 び2010年農林業センサスにおける経営耕地面積規模別農家数及び経営面積規模割合は,以下のとおり 大幅な変動がないため,修正の必要はないものと判断する。 (参考)農林業センサス 経営耕地面積規模別農家数 年 2010 年 2005 経営面積規模 対 象 40%の (a) 経営耕地 10a未満 20a未満 30a未満 30a以上 な し 農家数 戸数 農家数・割合 農 家 数 9 13 309 490 520 1,010 404 0.9 48.5 51.5 100.0 30a未満 40a未満 50a未満 50a以上 対 象 農家数 40%の 戸数 対象農家数に占める割合(%) 経営面積規模 (a) 農家数・割合 農 家 数 対象農家数に占める割合(%) 1.3 30.6 623 669 715 515 1,230 492 50.7 54.4 58.1 41.9 100.0 40.0 40.0 2.農地法施行規則第17条第2項第2号 設定区域内に耕作されていない農地が相当程度存在し,かつ,新規に就農する者が増えることにより, 当該区域及びその周辺の農業上の効率的かつ総合的な利用の確保に支障を及ぼす恐れがない場合に おいて,農地の保有及び利用の現況及び将来の見通し等からみて,新規就農を促進するために適当と認 められる面積を定めることができることとなっており,平成26年度の管内農地面積に占める要解消地(再生 可能)面積は,5.67%と平成21年度の調査開始以降最少となった。 以上のようなことから,設定の必要はないものと判断する。 (参考)遊休農地面積 ※平成25年荒廃農地の発生・解消状況調査から【(A)再生可能】と【(B)再生困難】の2区分に分類。 区分 年 度 平成26年 面積(ha)・割合 面 積 (ha) 荒廃農地発生 解消状況調査 管内農地面積に占める割合(%) 平成25年 面 積 (ha) 荒廃農地発生 解消状況調査 管内農地面積に占める割合(%) 平成24年 農地利用 状況調査 平成23年 農地利用 状況調査 平成22年 農地利用 状況調査 面 積 (ha) 管内農地面積に占める割合(%) 面 積 (ha) 管内農地面積に占める割合(%) 面 積 (ha) 管内農地面積に占める割合(%) 管内の 農地面積 要解消地※【(A)再生可能】 2,220.08 125.83 146.23 272.06 100.00 5.67 6.59 12.26 2,222.50 126.83 144.68 271.51 100.00 5.71 6.51 12.22 緑 黄 緑+黄 非農地(赤) 判断未了 ※【(B)再生困難】 合 計 緑+黄+赤 ※【(A)+(B)】 2,218.19 88.83 64.32 153.15 121.81 274.96 100.00 4.00 2.90 6.90 5.49 12.45 2,234.08 90.98 62.15 153.13 120.30 273.43 100.00 4.07 2.78 6.85 5.39 12.24 2,236.50 83.65 60.66 144.31 115.97 260.28 100.00 3.74 2.71 6.45 5.19 11.64
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