第39号(2/12)

小美玉市立小川小学校
学校便り
第39号
平成28年 2月12日
ようこそ先輩!
中学校進学に向けて
2月4日(木),本校卒業の小川南中1年生,飯島拓海さんと高村颯
さんの2名が来校し,6年生に中学校生活についてのガイダンスをして
くれました。これは,小川南中との小中連携の一環として実現した学習
です。
6年生は,11月26日(木)に,小川南中新入生説明会に参加して
【2人の先輩を迎えて】
授業や部活動を見学しているため,おおまかな中学校生活の雰囲気をつ
かんではいます。しかし,卒業と進学の意識が高まるこの時期には,ま
だまだ不安に感じることもあるようです。事前に,6年生の子どもたち
がもっと具体的に聞いてみたいことをまとめたものを,小川南中に送付
し,それに答えてもらう形でガイダンスを行いました。
6年生の子どもたちの質問事項を見ると,
「授業やテスト」,
「部活動」,
「宿題・家庭学習」,「生徒会」,「服装」など,実に様々。その中でも,
学習の仕方や部活動についての関心が高いようです。教科担任制での授
業や新しい教科,部活動での先輩・後輩の人間関係など,中学校で初め
て経験する学校生活への期待と不安が入り交じっているからかもしれま 【真剣に聞いてメモをとります!】
せん。
「中一ギャップ」という言葉があります。中学校へ進学し,新しい環境にうまく適応できず,不登校にな
る割合が増えるなどの問題が指摘されています。今回の学習が,少しでも,6年生の子どもたちの不安を解
消し,「ギャップ」を乗り越えるエネルギーになってくれることを願っています。
ところで,今回来てくれた飯島さんと高村さん。すっかり中学生らしく,先輩らしくなっていて,感心し
ました。かわいい後輩,6年生をよろしくお願いします!
携帯電話・インターネット利用についての
実態調査を行っています
先日,近隣の市町村で,中学生が薬物事件に巻き込まれるという,衝撃的なニュースがありました。また,
有名スポーツ選手が逮捕されるなど,薬物を巡る事件が,毎日のように報道されています。かつては,大人
の社会問題であった薬物にかかるトラブルや事件が,今や子どもの身近なところまで迫っているという事実
に愕然とします。
学校でも,このような問題から,子どもたちを守るために,様々な対応を取り始めています。10月6日
(火)には,5年生を対象にして,「薬物乱用防止教室」を実施しています。県警少年課の方を講師に,薬
物の危険性や問題に巻き込まれない術を学習しました。
また,これらの事件や事故に必ず介在しているのが,携帯電話やパソコンのSNS(ソーシャル・ネット
ワーキング・サービス)です。特に,携帯電話の普及に伴い,メールやライン,フェイスブック,ツイッタ
ーなど,様々なサービスを通して,簡単に誰とでもつながれる状況にあります。小学生であっても(小学生
だからこそ),いつ,大きな問題に巻き込まれるか分かりません。
そこで,小川小の子どもたちの実態を把握し,これからの指導に役立てるために,5・6年生を対象に,
携帯電話・インターネット利用についての調査(小美玉市内の全小中学校で実施)を行っています。携帯電
話所持の有無から使用状況まで,かなり詳細な情報を集めます(無記名で行います)。
その結果を集計・分析した資料を,2月19日(金)の学年末保護者会で配付し,保護者の皆様とも情報
を共有して,対応策や指導を話し合う予定(全学年で行います)です。
先日の避難訓練では,子どもたちに「自分の命は自分で守る」ことを教えました。しかし,薬物やSNS
の問題については,子どもたちが自分を守る術を学ぶだけでなく,私たち大人が子どもを守る環境をきちん
と整えることも重要です。ぜひ,学年末保護者会にご参加ください。
・・・つづく