被災海域における種苗放流支援事業(継続) 1 趣 旨 東日本大震災により被災県の主力漁獲物である、アワビ、ウニ、ヒラメ等の放 流用種苗を生産している各県の種苗生産施設が壊滅的被害を受けており、将来の 漁獲が大きく落ち込むことが懸念されている。 また、資源の全てがふ化放流事業によって造成されているサケについては、平 成23年春に放流予定の稚魚の大半が津波に流され、平成24年、25年の春について も施設が復旧せず、必要数の放流ができなかったことから、これらの稚魚が回帰 する平成26年度から平成29年度にかけてサケ来遊数が激減することが懸念されて いる。 このため、被災県の種苗生産体制が整うまでの間、他海域の種苗生産施設等か らの種苗の導入等による放流尾数の確保、必要量のサケ種卵を確保するための採 卵用サケ親魚の確保対策等を実施する必要がある。 2 事業内容 被災県の種苗生産体制が整うまでの間における、他海域の種苗生産施設等から の種苗の導入等による種苗放流の確保、震災によるサケ来遊数減少に対処した採 卵用サケ親魚の確保及び放流用種苗生産の取組について支援を行う。 3 交付先及び事業実施主体 県 4 事業実施期間 平成23年度~平成32年度 5 平成28年度概算決定額(前年度予算額) 1,071,639(1,703,268)千円 6 補助率等 2/3、1/2 7.担当課 水産庁栽培養殖課:03-6744-2385(直) :03-6744-2383(直)
© Copyright 2024 ExpyDoc