群馬県感染症情報 -トピックス- (2016年, No.1) 発行:平成28年1月26日 梅毒が増加しています! 群馬県の マスコット 「ぐんまちゃん」 全国で若い女性の感染者が増えています ◆ 流行状況 2015年には全国的に梅毒の感染者数が増加し、 群馬県では過去5年間で最多となりました。 ● 2015年の県内の報告数のうち、男性が約7割を占め ますが、特に女性は若い感染者が多いです。 梅毒の感染者数 ● ◆ どんな病気? 梅毒トレポネーマという病原菌による感染症です。 ● 性的接触などで感染します。 ● 感染後3~6週間の潜伏期を経て、病期により様々な 症状が出ます。 第1期:(約3週間後) 外陰部に豆大のしこりができる 第2期:(約3ヶ月後) 全身に赤い斑点ができる 潜伏期:それまでの症状が消え、無症状の期間 晩 期:(数年後) 心臓、血管、脳、脊髄等への障害 ● 早期治療で完治可能ですが、治療が遅れると重大な 後遺症が残ることがあります。 ● 妊婦が感染すると胎盤を通して胎児に感染し、死産、 早産、奇形などの原因になります。 ● 男性 3,000 2,500 女性 全国 増加中 2,000 1,500 1,000 500 0 2011 30 20 2012 2013 2014 2015 2013 2014 2015 群馬県 10 0 2011 2012 表. 県内の年齢群別報告数 (2015年) 年齢群別 10-19 20-29 30-39 40-49 50-59 その他 男性 0 5 1 1 3 8 女性 2 2 1 0 0 1 ◆ 予防・対策は? 性行為のときは、必ずコンドームを使用しましょう(同性間でも必要です)。 不特定の人との性行為を避けましょう。 ● 症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 ● ● 保健所では性感染症に関する相談・検査を無料・匿名で行っています 検査は予約制です 保健所(県保健福祉事務所、市保健所)までお問い合わせください ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 保健所には専用の相談室(個室)があり、専門スタッフが相談や検査に応じています。 検査では5mL程度採血します。 検査結果は原則翌週(HIVについては当日)、直接本人にお知らせします。 あなたのプライバシーや秘密は完全に守られます。安心してお出かけください。 詳しくは群馬県ホームページをご覧ください。 http://www.pref.gunma.jp/02/d2910001.html *この情報に関するお問い合わせ先:群馬県感染制御センター(群馬県衛生環境研究所) TEL: 027-232-4881 E-mail:[email protected]
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