『さくら通信 第3号』発行しました

医 療 法 人社団哺育会 桜ヶ丘中央病院 広報 誌
s a k u r a
p u b l i c
r e l a t i o n s
m a g a z i n e
2015年度
第3号
2016年1月発行
病院理念
地域から信頼される、思いやりと礼節のある、患者さん中心の医療の実践
基本方針
● 患者さんの尊厳と権利を尊重します。
● 医療の質と安全の向上に努めます。
● 24 時間体制の救急医療を実践します。
● 丁寧な説明と同意に基づく医療を実践します。
● 連携と協力により、地域に開かれた医療を提供します。
目 次
∼ Contents ∼
* 新年明けましておめでとうございます………………P1
* 第 51 回上尾中央医科グループ病院対抗
大運動会が催されました………………………………P2
* 健康教室を開催しました……………………………… P3
* 感染対策勉強会を開催しました………………………P4
*今年もクリスマス会を開催しました…………………P5
*献血活動で感謝状をいただきました
こざくら通信………………………………………………P6
さくら通信
新年明けましておめでとうございます ( 院長 島﨑 猛 )
当院が新築移転してから、この 4 月で 3 年になります。地域の皆さまに支えられて、こうして
また新年を祝うことができます。ありがとうございます。
わが国は世界一の長寿国となりましたが、長寿を喜んでばかりもいられません。2013 年の
報告では、男性の平均寿命は 80.21 歳、健康寿命は 71.19 歳、その差 9.02 年は要介護状態です。
女性の平均寿命は 81.16 歳、健康寿命は 74.21 歳、その差 12.4 年が要介護状態となります。高齢
者にとって大切なことは、単に長生きすることではなく、いかに健康寿命を延ばすか、要介護
状態をいかに短くするかということです。健康寿命を延ばすためには、病気の予防に加えて
『フレイル』対策が重要とされています。
『フレイル(虚弱)
』とは様々な原因で筋力や活動が低下しているが、まだ要介護まで至らない
状態を言い、健康な状態とフレイルを合わせた期間を健康寿命と言います。フレイルは健康な
状態より少し身体機能が弱ってきた状態ですから、早期に発見し適切な介入を行うことで健康な
状態への回復が期待できます。
・1 年間で体重が 4 ∼ 5kg 減少した
・以前より疲れを感じやすくなった
・握力などの筋力が低下した
・歩くのが遅くなった
・体を動かすことが少なくなった
上記 5 項目のうち 3 項目以上当てはまるとフレイル状態です。
フレイルが疑わしい方は、健康相談や健康教室、介護予防講座など積極的に利用して、生活
機能の維持・向上に努めて下さい。それと同時に病気の予防のために各種健診、がん検診などを
きちんと受けておくこともお忘れなく。
本年もよろしくお願い申し上げます。
新年明けましておめでとうございます ( 看護部長 浅野 茂子)
地域の皆さまのご理解とご協力に支えられ、桜ヶ丘中央病院も新しい年を迎える事ができ
ました事、改めて心より感謝致します。
さて、地域の皆さまはご存知かと思いますが、当院には外来診療と入院治療、そして健診
部門があります。一日約 350 名の患者さまが受診され、一日 150 名の入院患者さまがいらっしゃ
います。病院に受診・入院する患者さまは、誰もが早く楽になりたい、また早く健診を終えて
帰りたいと感じているはずです。しかし今は医療もサービス業と言われる時代となり、病気を
治すことはあたり前のことで、患者さまは病院・職員に「心のケア」「おもてなし」を望んで
います。
当院はサービス向上のためにご意見箱を各階の電話コーナーに設置しています。年間 20 ∼ 30
1
s a k u ra p u b lic re la tio n s m a ga zi ne 通の投書があり、職員にとって大変うれしいご意見を頂くこと、
また厳しいご指摘を頂くことがあります。暖かい内容は職員の励みに
なります。そして厳しい内容は、より良い病院作りの為に大変貴重な
ご意見で、ありがたい事だと思っております。
私達職員一同、働くことが出来るのは、数多くある病院の中から
当院を選んでくれる患者さまがいるからです。これからも感謝の
気持ちを持ち続けて「心のケア」「おもてなし」も提供できるよう、
看護部長としての責務を果たして行きたいと思います。今後もお気
づきの点がありましたら、ご指導宜しくお願い致します。そして、
今年も皆さまが健康で、幸せな1年を送れますよう願っております。
第 51 回上尾中央医科グループ病院対抗大運動会が開催されました
10 月に上尾中央医科グループ病院対抗大運動会が
グループ職員総勢 5,000 人以上参加して盛大に開催
され、澄み渡る秋晴れのもと、職員はスローガンでも
ある「結束 ∼心をひとつに∼」を胸に日頃の練習の
成果を発揮してきました。当院職員が職種関係なく
一致団結して全力を出し切り笑顔で終えることができ
ました。職員同士のきずなも深まり、結果以上に価値
あるものを得ることが出来た時間だったと思います。
2
さくら通信
健康教室を開催しました
11 月の第 3 回ふれあい健康教室は『介護予防』について島﨑院長から、
『感染予防』について
検査科からの説明で開催しました。『介護予防』ではフレイルとサルコペニアについて、
『感染
予防』ではクロストリジウムディフィシルについてという内容でした。難しい内容ではありま
したが、参加者の皆さんの健康増進に繋がれば幸いです。
サルコペニアとは
サルコペニアは筋肉の量が減少していく老化現象のことで、
ギリシャ語のサルコ(筋肉)
とペニア(減少)の造語です。個人差はありますが、40 歳前後から徐々に筋肉量の
減少傾向が見られ、その傾向は加齢に伴って加速化していきます。とくに高齢者に
おいてはその速度はますます高まり、1 年で 5%以上の減少率となる例もあります。
広背筋・腹筋・膝伸筋群・臀筋群などの抗重力筋において多く見られるため、立ち
上がりや歩行がだんだんと億劫になり、放置すると歩行困難にもなってしまうことから、
老人の活動能力の低下の大きな原因となっています。筋力・筋肉量の向上のための
トレーニングによって進行の程度を抑えることが可能ですので、歳を重ねる毎に意識
的に運動強度が大きい運動を行うことが大切です。
『フレイル』については第 2 項を、
『クロストリジウムディフィシル』については第 4 項をご参照下さい。
ふれあい健康教室は、奇数月に医師・看護師・薬剤師・検査技師・理学療法士などにより
地域住民の健康増進と当院にて提供できる医療のご紹介を目的とし実施しております。
参加費は無料ですので、是非お気軽にご参加ください。
(ご予約・お問い合わせは桜ヶ丘中央病院 医事課まで)
第 4 回 1/30(土)「生活習慣病と栄養」・「リハビリ病棟ってなんだろう?」
第 5 回 3/19(土)「普通救命講習」
※日付や内容が変更になる場合がありますので、開催が近づきましたら院内の案内掲示や
ホームページ等でもご確認ください。
3
s a k u ra p u b lic re la tio n s m a ga zi ne 感染対策勉強会を開催しました
当院では職員全員に対して『院内感染対策勉強会』を年 2 回行っています。感染対策とは、
患者さまおよび職員の両者を無用な感染から守ることを目的としています。
今年度1回目の感染対策研修会は、神奈川県立がんセンターより講師を招いて『クロストリ
ジウムディフィシルの感染対策と院内ラウンドの結果の勉強会』を開催しました。
研修会ではクロストリジウムディフィシル感染症(CDI)の発症のリスク・治療・検査につ
いての講義に加え、CDI の感染対策についてと院内の環境管理として感染合同カンファレンス
で行ったラウンドの結果の報告およびアドバイスをしていただきました。
今回の勉強会で学んだことを活かし、これからも良質で安全な医療を患者さまに提供できる
よう努めてまいります。
クロストリジウムディフィシルとは
クロストリジウムディフィシルは偽膜性大腸炎の原因菌で、院内感染の抗菌薬関連
下痢症の 15 ∼ 25%を占めていると言われています。ヒトの手指を介して拡がりやす
く、院内感染を起こす菌として注意する必要があります。温熱・消毒薬への抵抗が強く、
アルコール消毒や 100℃の消毒でもなくならない菌です。菌を拡散しないためには、
①流水と石鹸による手洗いによる手指衛生が大切。
② 0.1 ∼ 0.5%次亜塩素酸ナトリウムを消毒薬として使用する。
③標準予防策と感染予防策をとる。
・標準予防:血液と汗以外の体液・分泌液・排泄物を全て感染陽性として扱う。
・接触予防:接触やケアの過程で受けた感染の可能性のあるリネン等からの拡散を
予防するために手袋・ガウンの着用、手洗いを徹底すること。
が有効であると言われています
4
さくら通信
今年もクリスマス会を開催しました
今年も 12 月にクリスマス会を開催しました。
今年は、患者さんの付き添いボランティアや
マジックショー等、地域住民の方に盛り上げて
いただき、患者さん、職員も楽しませていただ
きました。保育室の子供たちはサンタさんと
一緒に元気いっぱいの歌声でクリスマスの唄を
歌い、また、職員もミニコンサートを開催し、
少ない練習時間にも関わらず、息のあった演奏
をしました。短い時間ではありましたが、患者
さんと一緒にクリスマス気分を味わうことがで
きました。
5
s a k u ra p u b lic re la tio n s m a ga zi ne 献血活動で感謝状をいただきました
先日、平成 27 年度保健衛生表彰式が行われ、
職員の社会貢献を目的とした献血活動に対し、
神奈川県厚木保健福祉事務所より感謝状をい
ただきました。これからも献血活動を通して
職員の社会貢献に積極的に取り組んでいきた
いと思います。
こざくら通信
先日、当院の保育室『こざくら保育室』の子どもたちが、ズーラシアへ遠足に行ってきました。
元気いっぱいに過ごした子どもたちの活動を報告します。
「ぞうさんだー!」
「大きい!」
とみんなくぎづけ
お母さんが
作ってくれた
おにぎり
おいしかったね♪
アスレチックで思いきり遊んだよ
編 集
後 記
年が明けて 2016 年!今年は申(さる)年ですね。申年は、「申(サル)」が「去る」という意味を表し、
病や厄が去っていいことや幸せがやってくる年とする一説があります。また、
「申年に赤い下着を贈られ身に
着けると元気になる」などの昔からの言い伝えがあります。あなたも大切な人に赤い下着を贈ってみては
いかがですか。
発行責任
情報管理委員会
6
■ 車でのアクセス
山手線
道線
湘南台
東京
東海
線
原
田
小
急
小
田
小田原
鉄 横浜
営地下
横浜市
藤沢
いずみ野
大船
茅ヶ崎
片瀬江ノ島
● 小田急線(江ノ島線)
● 相 鉄 線(小田急線/大和駅経由)
新 宿 駅 ▶ 桜ヶ丘駅 50分 横 浜 駅 ▶ 桜ヶ丘駅 33分
藤 沢 駅 ▶ 桜ヶ丘駅 17分 ※ 小田急線 桜ヶ丘駅西口 徒歩3分
● 東名高速「横浜町田インターより40分」
● 小田急線桜ヶ丘駅から1分
相模鉄道
至 海老名
桜ヶ丘中央病院
道
社家
道新
東海
桜ヶ丘
長後
小田急
藤沢GC
●
幹線
45
海老名JC
高座渋谷
厚木IC
速
高
名
東
路
道
緑園都市
厚木
海老名IC
東京農大
●
川
二俣
鉄
名
瀬谷
桜ヶ丘中央病院
桜ヶ丘
米軍
厚木基地
●
老
海
大和
JR
模
模
R相
J
線
二俣川
大和
16
小田急江ノ島線
●
東京工芸大
相模鉄道本線
新宿
相模大塚
下川井
467
台
わ
し
か
相模大野
海老名
小田急江ノ島線
129
●
よこはま動物園
ズーラシア
大和市役所
●
246
町田
●東洋英和
横浜町田IC 女学院大
中央林間
小田急小田原線
●
厚木
国際CC
線
東急田園都市
相
圏央厚木IC
米軍キャンプ
座間
●
入谷
相武台下
川
相模
圏央道
青年の家
跡地自然園
●
相模大野
相模原
病院
●
JR
相模ヶ丘
病院
●
相模原愛川IC
■ 電車でのアクセス
至 横浜
大 和 駅
桜ヶ丘中央病院
小 田 急 江ノ島 線
引地台公園
大和桜ヶ丘薬局
●
どさんこ
ラーメン
●
東口
桜ヶ丘駅
西口
●
オダギリ
薬局
●
平塚信金
●
●
桜ヶ丘学習 ライオンズ
センター マンション
●
●
●
花梨
ベルベ
よむよむ
(本屋)
桜ヶ丘中央病院
医療法人
社団哺育会
〒242-0024 神奈川県大和市福田1-7-1
TEL 046-269-4111
URL http://www.sakura-hp.or.jp
至藤沢