先輩先輩起業家体験談起業体験談田幡FP 行政書士事務所 ■ DATA 業種行政書士・FP業務代表者名田幡悦子創業年月 2003年4月仕事内容を教えてください。法人設立をはじめとし、各種許認可申請や登録、記帳代行業務、個人の方には、ライフプランニングのご相談や生活の身近な関心事である遺言・相続・成年後見、各種契約・届出などの業務を通じて皆様方の日々のお仕事や生活のサポートをしています。 Mioで起業されましたが、Mioオフィスで起業されて良かったことはありますか。前述の通りスタート時から今は無き、産学交流プラザにあった「SOHO新都心」というMioオフィスに入居したことが、これまで継続できた全ての源です。これがもし、自宅や他の地域のレンタルオフィスで開業していたならば、現在の自分は無かったといっても過言ではありません。先の NPOでの士業の方々と自主的に始めた「１円会社設立セミナー」は当初参加者１名など挫折しそうになったこともありましたが、継続することで信用が生まれ、まもなく同じ産学交流プラザに入ってこられた埼玉県創業・ベンチャー支援センター様より正式な受託事業として定期開催が決まり、現在も同センターでのロングランセミナーとして受託させていただいております。また、Mioオフィス主催のランチセミナーなど入居者の方々とのネットワークの機会を様々な場面で提供していただいているおかげで、入居者の企業様より業務を依頼されたり、ご紹介をいただいく反面、当方からもHP制作やお客様のご紹介などMioオフィスの大きな特徴である多くの企業家、業種の集合体ならではの身近で確実なネットワークを結べることは大きな強みです。そして何よりも感謝すべきは、笑顔を絶やさないアイレディさんたちの存在です。爽やかな電話の応対、迅速な連絡、礼儀正しい接客などは私のお客様からも絶賛されるほど、仕事上大きな信用力となっております。同年代の好で時には井戸端会議のような時間を共有できたりと私にとっては、旧友のような貴重な存在となっております。起業してから、現在に至るまでの道のり、良かったこと、大変だったことも含めて教えて下さい。２００３年３月に独立開業し、今春で9年目を迎えます。当初は依頼業務も少ないことから自身でHPを作成したり、土日はPC関連のセミナー講師のサブや高校での就職面接指導などのアルバイトで収入を補っておりました。２年間はマイナスの実績で、途中で方向転換を考えたこともありました。ただ、非常にラッキーだったのは、開業時からMioオフィスに入居させていただいたことで、武蔵野総業㈱の太田代表が当時理事長（現理事相談役）として運営されていたNPO法人さいたまSOHO起業家協議会（現さいたま起業家協議会）に入会したことです。同じような立場の事業者が、それぞれの事業計画や将来の方向性などを互いに相談しあったり、時には先輩経営者からの温かいアドバイスや鋭い指摘などをいただいてきたことで、自営業者ならではの孤独感は全く無縁で、貴重な刺激を受けながら、これらの方々とのネットワークから依頼業務も増えていきました。これから起業される方、また起業を検討されている方へ一言アドバイスをお願いします。仕事柄多くの起業家の皆様とお付合いさせていただいておりますが、何事も「継続」することが重要と感じております。起業自体はそれほど難しいことではありませんが、それを５年１０年２０年と継続した事業としていくためには、年々月々の売上、事業内容、陣容など具体的な目標を掲げ、これを実現するための計画と見直しが必要であると自身も含め痛感します。更には、ともすると独善的になり易く、孤独に陥る立場上、何でも相談できる同じ立場の事業家や、大局的に適切な指導を仰げる先輩経営者との繋がりが、この継続の力の一つになると思います。