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リハビリ topics vol.1
長引く四十肩・五十肩に
お悩みではありませんか?
四十肩・五十肩とは俗称であり正式には肩関節周囲炎と言い、「肩関
節に炎症が起きています」というざっくりとした名前が付いています。その
ため痛い場所も人それぞれです。また原因も様々であり筋力の低下、姿
勢の崩れ、他の関節の動きの低下、外傷など一言では説明できません。
今回はその中でも「ローテーターカフ・マッスル」と呼ばれる筋肉に対する
エクササイズをご説明させて頂きます。
ローテーターカフ・マッスルとは?
棘状筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋という 4 つの筋肉を総称して
ローテーターカフ・マッスルと言います。この筋肉は肩関節の深い場所に
位置し肩関節の安定した動きにとても関与しています。この筋肉は小さ
く、筋力低下もしやすいとされておりリハビリでも治療対象となりやすい
部位になっています。
★ローテーターカフ・マッスル エクササイズ★
注意点:
・痛みが強く、熱感や発赤などがある場合は行わないでください。
・このエクササイズを行って痛みがある時は中止してください。
・無理に動かさず、動ける範囲で行いましょう。
☆棘下筋・小円筋・肩甲下筋エクササイズ(1 日に 20 回×2~3 セット)
①背中を伸ばした姿勢で脇をしめて肘を 90°曲げます。
②この姿勢から内側・外側と肘を中心に交互に動かします。
※うちわを持つ、お風呂で行うなどの軽い負荷を加えてもいいです。
↓背中を丸めない
↓脇を開かない
☆棘状筋エクササイズ(1 日に 20 回×2~3 セット)
①ななめ前 45°から手を上げていきます。
②60°くらいの高さまで上げそのままゆっくり戻しましょう。
※あまり重いものではなく 500ml のペットボトルなどを負荷にしても良い
です。
↓肩から上げない
↓肘だけで上げない
●当院リハビリ科では理学療法士による個別でのリハビリを行っています●
●お困りのことがありましたら当院までご相談ください●