ユネスコ無形文化遺産「石州半紙」の技術を学ぶ

PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
中国国際センター(JICA 中国)
2016 年 1 月 18 日
ユネスコ無形文化遺産「石州半紙」の技術を学ぶ
来日中のブータンの手すき紙職人 3 人が参加し、手すきの実演
23 日、「島根ふるさとフェア 2016」(広島市)
1 月 23 日(土)
、JICA や浜田市などの招きで来日中のブータンの
手すき紙職人 3 人が、広島県立総合体育館(広島市中区)で開催され
る「島根ふるさとフェア 2016」に参加し、手すきの実演や、市民と
の交流を行います。
この来日は、JICA が浜田市や石州和紙協同組合(久保田彰代表理
事)と共同で実施している JICA 草の根技術協力事業「ブータン王国
における手すき紙の産業振興」の研修員受入の一環です。3 人は、1
月 7 日から 2 月 2 日まで浜田市に滞在し、ユネスコ無形文化遺産「石
州半紙」の技術を受け継ぐ石州和紙協同組合の技術者から指導を受け
ています。
ブータン研修員(前列)による浜田市長の
今年は、日・ブータン外交関係樹立 30 周年の記念すべき年です。 表敬訪問(1月8日)
また、島根県三隅町(現・浜田市)は 1986 年から、同じ手すき紙の
伝統を持つブータン王国との間で、手すき紙の技術協力を中心に友好関係を築いており、こちらも交流 30
周年を迎えます。いったん交流が途絶えた 2005 年までに、延べ 14 人の手すき紙技術者が同市からブータ
ンに派遣され、ブータンから延べ 17 人が同市に招かれ技術研修を受けました。
2011 年のブータン国王の来日をきっかけに友好交流が再開。浜田市と石州和紙協同組合は、2013 年度か
ら 3 カ年計画で JICA 草の根技術協力事業(地域提案型)
「ブータン王国における手すき紙の産業振興」を実
施しています。
■研修員:いずれも東ブータン・タシヤンチェの手すき紙職人
Mr. RINZIN Pema(ペマ・リンジンさん) 40 代男性
Ms. DEMA Penpa(ペンパ・デマさん) 30 代女性
Mr. WANGCHUK Tshering(チェリン・ワンチュクさん) 40 代男性
■日 時:2016年1月23日(土) 13:00-14:00(※ブータン研修員がいる時間帯)
■会 場:広島県立総合体育館(広島市中区) 1階ロビー
「島根ふるさとフェア2016」しまね伝統工芸実演・販売コーナー(石州和紙ブース)
■その他:同ブースでは、手すき紙の製作体験(有料)ができます。
※当日は、英語・日本語の通訳が同行予定です。
【本件に関する問い合わせ・申込み先】
JICA 中国 市民参加協力課
TEL:082-421-6305
担当:白築・内藤
FAX:082-420-8082
E-mail:[email protected]
地域から世界へ、世界から地域へ
元気をつなぐ JICA 中国
JICA 中国ウェブサイト