2015 年度1月 金融窓口サービス技能検定 《模範解答》 ・2級 実技試験〈金融商品コンサルティング業務〉(2016 年1月 24 日実施) ※配点は、公表しておりません。また、配点・試験の内容に関するお問合せには、お答 えできません。 ※合格発表は、3月3日の予定です。 厚生労働大臣指定試験機関 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター 〈合格基準〉100 点満点で 70 点以上 (注)次頁以下の記述式の解答例は一例であり、解答例以外の解答につきましては、試験 委員会で判断をします(趣旨が適切であれば可とします) 。 【第1問】 《問1》 《問2》 《問3》 3 《問4》 2 【第2問】 《問5》 《問6》 《問7》 《問8》 4 1 【第3問】 《問9》 《問 10》 《問 11》 2 2 《問 12》 【第4問】 《問 13》 1 《問 14》 《問 15》 《問 16》 1 1 《問2》〈解答例〉 (1)重要事項を説明しなかったことによって顧客に生じた損害を賠償する責任を負い、 その損害の額は元本欠損額であると推定される。 (2)顧客はその取引の契約の申込みの意思表示を取り消すことができる。 《問4》〈解答例〉 (下記等から2つ挙げる) ・ ファンドの名称 ・ 内国投資信託等または外国投資信託等の別 ・ 建て通貨 ・ ファンドの性格(投資の基本方針、投資対象、分配方針、クローズド期間、信託報酬、 投資リスク) ・ 解約する投資信託等の状況(直近の解約価額、個別元本、解約に係る費用、概算損益) ・ 乗換えに係る費用(解約手数料または取得手数料、解約する投資信託等にあっては、解 約に係る課税関係) 《問6》〈解答例〉 (下記等から2つ挙げる) ① 顧客のニーズに関する情報として、 ・どのような分野の保障(補償)を望んでいるか(死亡した場合の遺族保障、医療保障、 医療保障のうちガンや三大疾病に備えるための保障、傷害に備えるための保障、介護保 障、老後生活資金の準備、資産運用など)。 ・貯蓄部分を必要としているか。 ・保障(補償)期間、保険料、保険金額に関する範囲の希望、優先する事項がある場合は その旨。 ② 当該保険商品が顧客のニーズに合致すると考えた主な理由。 ③ その他顧客のニーズに関して特に記載すべき事項として、 ・当該保険商品では顧客のニーズを全部または一部満たさない場合はその旨。 ・特に顧客から強く要望するニーズがあった場合や個別性の強いニーズを顧客が有する場 合はそのニーズに関する情報。 ・当該保険商品が顧客のニーズに合致することを確認するために最低限必要な情報が提供 されなかった場合はその旨。 《問7》 ㋐ 8 ㋑ 1 2 《問9》〈解答例〉 (下記等から4つ挙げる) ・Aの生年月日 ・Aの職業 ・Aの投資目的 ・Aの(保有)資産の状況 ・Aの投資経験の有無 ・Aとの取引の種類 ・Aが顧客となった動機(取引動機) 《問 12》〈解答例〉 誤っている点 手続は公開して行われる。 理由 あっせん手続は公開ではなく、非公開で行われる。 誤っている点 特別調停案が提示された場合には、お客さまは、原則としてその内容を 受諾する義務を負う。 理由 顧客には、特別調停案を受諾する義務はない。 《問 14》〈解答例〉 (1)株式、投資信託などの価格変動商品を、定期的に一定金額ずつ継続して購入する手法。 (2)(下記等から1つ挙げる) ・定期的に一定数量ずつ購入する場合と比べて、平均取得コストを平準化することが 期待できる。 ・時間分散効果により、一度にまとめて購入するよりも、リスク・リターンとも平準 化されることが期待できる。 ・最初から多くの投資資金が準備できない場合でも、少額での買い増しを重ねて投資 金額を大きくしていくことができる。 《問 16》〈解答例〉 ・譲渡所得金額 12,000 円/10,000 口×1,000,000 口−(10,000 円+10,000 円×0.0216)/10,000 口 ×1,000,000 口=178,400 円 ・所得税 178,400 円×15.315%≒27,321 円 ・住民税 178,400 円×5%=8,920 円 ・税引後手取額 12,000 円/10,000 口×1,000,000 口−(27,321 円+8,920 円)=1,163,759 円 〈答〉 1,163,759(円) 3
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