めざすまちの姿(将来像)【案】 みんなにやさしい みんなが輝く 住みたい 行きたい 帰ってきたい まち 小諸 ~自然と文化と人々が織りなすハーモニーで 活気あふれるまちに~ 日本は、「少子化」「超高齢化」「急激な人口減少」という、かつて経験したことの ない極めて大きな困難に直面しています。これらは、地域の存立はもとより、究極的 には国家の存立をも脅かしかねない問題ですらあります。そして、これらの問題は、 合計特殊出生率が人口置換水準を下回る状態が既に40年間も続いているといった構 造的な背景があるが故に、一朝一夕に解決できるという性格のものではないことは言 うに及ばず、その克服に向けた実効性のある道筋や方策を描くこと自体が極めて難し いというところに、これらの問題の深刻性があります。 このように日本全体が大きな困難にある中にあって、小諸市は、「みんなにやさし い みんなが輝く 住みたい 行きたい 帰ってきたい まち」をめざします。 「みんなにやさしい」まちは、性別や年齢や障がいの有無などに関わらず、すべて の人が安全に安心して生活できる暮らしやすいまちです。 「みんなが輝く」まちは、すべての人が大切にされ、活躍の場があり、生きがいを もって暮らすことのできるまちです。 そういうまちは、今住んでいる人にとっては、本当に「住んで良かった」と思える まちであり、それ以外の人にとっては、 「住みたい」「行ってみたい」と思える魅力あ るまちであり、就学や就職などのために一旦はこの地を離れても、常にふるさとに思 いを寄せ、やがては「帰ってきたい」と思える心温かいまちです。 そうした「まちづくり」の根底に通奏低音のように流れているのが、「かけがえの ない恵まれた自然環境」であり、 「長い歴史の中で育まれてきた文化」であり、 「人々 の絆」です。これらの「小諸らしさ=小諸市のお宝」にさらに磨きをかけ、ハーモニ ーを奏でるように調和させることにより、活気あふれるまちの再生をめざします。 自らの「まち」をつくるという営みは、市民一人ひとりの生活そのものです。「ま ちづくり」に、市民一人ひとりがその役割と責任を自覚し、市民みんなが心をひとつ にして取り組むことによって、いつまでも小諸市が小諸市であり続けることのできる 持続可能な自治体をめざします。
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