資料1 平成 27 年度第 5 回小諸市総合計画審議会 平成 27 年 12 月 22 日(火)開催 議事概要 開催日時 平成 27 年 12 月 22 日(火)午後 6 時 00 分から 開催場所 小諸市役所 第 1 会議室 出席委員 大田一昭、岡部弘美、小林英理子、佐藤重、西村廣一、中村健、花岡隆 松井元司、三好雅彦 以上 9 名 (欠席:大池猛、小林明宏、塩川清隆、土屋多恵子 以上 4 名) 1. 開会 (進行:企画課長) 2. あいさつ 栁田市長 本日の審議会については、この後、第 5 次基本構想策定に関しての「諮問」を させていただく。ご案内のとおり、 「第 5 次基本構想」策定については、「協働の まちづくりの体制構築」につなげることを最大の目的としており、多角的・複層 的な市民参画の場を設けることを重視し、取り組みを進めてきた。 実際の策定作業については、まず、平成 25 年度より庁内での取り組みを開始 し、続いて平成 26 年度からは、市民の皆様との協働による策定作業を進めてき た。そして、今年度に入ってからは、市内 10 地区で開催してきた「地区懇談会」 や、6 つの分野別の「政策分野別分科会」で、それぞれ基本構想の原案を検討し てきたところである。 そして、12 月 6 日には、基本構想策定の取り組みの中で最大の市民参画の場と して、「基本構想検討市民会議」を開催し、さらに幅広く市民の皆様からご意見 を頂戴した。 以上のような、長期間にわたる取り組みを経て、いよいよ審議会へお諮りする 段階となった。審議会については、本日から 2 月までの間に4回の開催を予定さ せていただいており、非常に濃密な日程で申し訳ない。この小諸市にとって非常 に重要な計画、取組みであるので、委員の皆様には、お忙しい中とは思うが、今 後の審議会において、忌憚のないご意見や真摯なご議論を、お願いしたい。 3. 諮問 (市長から西村会長へ諮問書の提出) (市長、所用のため退席) 4. 協議事項 (西村会長が議長となり、議事を進行) 西村会長 先ほど市長から話のあった市民会議に出席をした。感想としては、いろいろ な意見が出ており、良い市民会議になったのではないかと思うが、女性、特に お母さん層の参加が少なかったのが残念に感じた。それから、2 つの高校から 高校生が 50~60 名出席しており、意見交換ではいろんな意見をビシビシと言 っていたので、先輩方がたじたじという感じもあった。若い発想というのは長 年生きてきた我々とは違った新鮮な発想があり、これからの小諸を担っていく のは彼ら、彼女たちである。そういった若い人の意見をどうやってくんでいく 1 のか、そして彼らにどうやって住んでもらうのかというところがポイントにな るのではないかと思う。そして、最後は本気度である。市民の皆さんも行政の 皆さんも一丸となってやるしかない。インターネットを見ていると、長野県で もいくつかの村ではいろんなことをして、実績を上げているところがたくさん ある。変な言い方をすると、勝つか負けるかというくらいの気持ちでやってい くしかないので、ぜひ皆さんにも忌憚ない意見をお願いしたい。 (1) 第 4 回審議会議事録の確認について 事務局 間が空いてしまい恐縮だが、資料 1 の内容について、お気づきの点、ご指摘 の点等があれば、ここでお出しいただきたい (意見なし) 西村会長 特に意見がないようなので、これでお願いしたい。ただ、要望だが、先ほど事 務局からもお話があったように、時間がたってくると忘れてしまい、違ったバ イアスもかかってくるのでぜひ 20 日以内くらいに上げていただくようお願いし たい。 続いて、 (2) 、 (3) 、 (4)について事務局からご説明いただきたい。 (2) 小諸市第 5 次基本構想策定の目的と策定経過について 事務局 これからご説明する内容はこれまで申し上げてきたものと重複する部分もあ るが、基本構想について振り返りの意味も含めてお聴き取りいただきたい。 (資料 2 に基づいて説明) まず、基本構想策定の目的だが、これまでの総合計画は法律の規定に基づい て策定されていた。具体的には地方自治法という法律があり、その中で市町村 に対し総合計画の基本部分である基本構想について議会の議決を経て定めると いうことが義務付けられていたということが策定の根拠になっていた。そして、 単に計画を作ることが目的となっていたという記載に関して、夢いっぱいの見 栄えの良い計画が日本全国で作られてきたが、それは金太郎飴のような全国一 律のまちづくりといった言葉に象徴されるように、どこにでもあてはまるよう な計画であり、本来の自治体ならではの基本構想としての役割は果たしていな かった。こうした中で、平成 23 年に地方自治法の一部改正が行われ、基本構想 の法的な策定義務がなくなった。これにより、策定するかどうか、議会の議決 を経るかどうかは自治体独自の判断に委ねられることとなった。 小諸市では、地方自治法の一部改正に先立つ平成 22 年 4 月に小諸市自治基本 条例を制定した。その中で市長は基本構想及び基本計画から構成される総合計 画を策定するということを規定し、小諸市は自らの意思で策定をすることを決 2 めた。その目的とするところは、小諸市自治基本条例の理念である『協働のま ちづくり』を推進するために、市だけではなく地域の様々な主体が地域のビジ ョンや各主体の役割を自ら考え、『基本構想』としてまとめることで共有し、策 定された『基本構想』を運用する仕組みとして、具体的に地域のみんなで協働 して取り組む『協働のまちづくり』体制の構築を目指すということである。言 い換えれば、策定することが目的ではなく、それを運用してこそ生きた構想に なる。みんなで作り上げた基本構想を、みんなで協働して運用していくという 姿を目指しているというのが目的である。 策定フローについては、過日の市民会議でもしおりに掲載しているが、第 5 次 基本構想には小諸市として、これまでにない取り組みをいくつか行っている。 その一つとして、一般的な政策分野別まちづくり方針に加え、地域別のまちづ くり方針を盛り込んだ。この地域別は、小諸市として合併する前の旧町村単位 の 10 地区であり、その地区ごとにめざす地域の姿を議論して示していく。もう 一つは、基本構想に示すまちづくりについての方針を実現していくために、そ れぞれの主体が、なにができるのか、なにをすべきなのかといった役割分担を 示していくというのが二つ目の大きな特徴になっている。 市長のあいさつにもあったとおり、庁内の取組みとしては平成 25 年度からス タートしている。まずは理事者とすべての部長、総務企画財政の各課長により 構成される政策会議のメンバーにより、基本構想に特化して議論を行うための 特別戦略会議を設置し、議論をした。そして、全職員と市長が直接意見交換を する、市長との対話、また特に若手や中堅の職員により基本構想策定のための 課題等について自主的に研究を行う政策研究などに取り組んできた。それらか ら発展して、政策分野ごとに現状と課題を整理し、SWOT 分析をした論点デー タ集の作成も行なってきた。また、総合戦略にあたってもご紹介したが、人口 動向分析や将来人口推計などの基礎調査については日本生産性本部への委託に より行ってきた。紺色の部分が基礎的な取り組みである。 そして、第 5 次基本構想において初めての取組みである地域別まちづくり方 針については、昨年のまちづくり学習会を皮切りとし、市民フォーラム、地域 のお宝さがしなどを経て昨年の秋から 10 地区ごとに地区懇談会を重ねていただ き、めざす地域の姿を取りまとめていただいたところである。 一方、政策分野別のまちづくり方針については、専ら市が主導ではなく、そ れぞれの政策分野ごとに既存の審議会の委員の皆様などで構成する会議体を総 合計画審議会の分科会と位置づけ、そこで議論を重ねていただいた。この分科 会を通じて政策分野ごとの目標などの取りまとめをした。 そうした取り組みを経て、広く市民の皆様に議論をしていただく場として基 本構想検討市民会議を開催したところであり、当日は 250 名を超える皆様に参 加をいただいた。この中では、10 地区を紹介する VTR の上映や地区懇談会の報 告、また早稲田大学北川名誉教授の基調講演、グループワーク形式によるめざ すまちの姿や政策分野別まちづくり方針における役割分担などについての意見 3 交換を行った。現在はこの市民会議というところまでたどり着いたところであ る。これを踏まえて素案という形になるが、今後はパブリックコメントを実施 し、本日の第 5 回を皮切りに、総合計画審議会でご審議をいただき、それらを 踏まえて最終案を作成し、3 月の定例会へ議案として上程する予定になっている。 審議会の審議日程については後ほどご説明をするが、大変濃密なスケジュール でお願いすることになった。お忙しい中とは思うが、重ねてご協力を賜ります ようお願いしたい。 。 (3) 小諸市第 5 次基本構想の構成について 事務局 (資料 3、追加資料 2 に基づいて説明) まず、追加資料 2 をご覧いただきたい。これは全体のイメージを示しているが、 第 1 章が総論、第 2 章がめざすまちの姿(将来都市像) 、第 3 章がめざす地域の 姿(地域別まちづくり方針)、第 4 章がまちづくりの柱(政策分野別まちづくり 方針)ということで、大きく 4 つの章にわけた構成としている。第 1 章の総論で は、まず策定の趣旨、2 つ目に計画の構成と期間について、3 つ目として計画の 背景についてを掲載する予定である。計画の背景については、各種基礎調査をベ ースとして人口動向分析、将来人口推計を載せていく。これは、総合戦略の地方 人口ビジョンとリンクしている。それから、各総合計画審議会の分科会で議論し、 作成した論点データ集に基づいて基礎的な調査分析を掲載する。第 2 章のめざす まちの姿(将来都市像)の中では、まず本日も議論いただく小諸市の将来像、将 来目標が掲げられる。それから、小諸市自治基本条例にも謳っている、市民、事 業者等の役割分担についても掲載する。第 3 章ではめざす地域の姿(地域別まち づくり方針)がある。これは、10 地区の将来像、将来目標について掲げていく ものである。内容についてはお宝さがしの結果を踏まえた地域の宝物、各地域の 地理情報、人口、世帯の状況、都市計画マスタープランとリンクをさせて作成し た土地の利用状況などがある。第 4 章としては、まちづくりの柱(政策分野別ま ちづくり方針)がある。これは、子育て・教育、環境、健康・福祉、産業・交流、 生活基盤整備、協働の分野ごとに目標や役割分担、めざそう値を記載するが、総 合計画審議会の各分科会で議論していただいたもの、また、先日の市民会議にお いて意見をいただいたものを踏まえてまとめていく。全体の構成のイメージはこ のようになっている。 それから、資料 3 が具体的な掲載の形である。お配りした資料はまだ内容が固 まっていないのでイメージとしてご覧いただきたい。まず、第 1 章として総論が あり、策定の趣旨、計画の構成と期間が載っている。簡単なイメージ図も入れた い。次のページは計画の背景であり、人口動向分析、将来人口推計、基礎的な調 査分析ということで各論点データ集からの調査データ載せる。次に第 2 章の市全 体としてのめざすまちの姿である。まず将来像のキャッチフレーズがあり、2 つ 目に将来目標を掲げ、次の役割分担には各主体の役割分担を示していく。次のペ 4 ージには第 3 章めざす地域の姿(地域別まちづくり方針)を掲載する。ここでは、 地区ごとにページを作っていくが、例として中央(東南部)と書いてある。まず 各地区の将来像が掲げられ、地域の宝物にはお宝さがしの結果を載せる。それか ら地域の現況ということで、地理データ、人口・世帯のデータ、土地の利用状況 のデータを載せる。次のページでは、分野別の表のような形で地域の課題と将来 目標を掲載する。次に、取り組みの経過だが、ここには地区懇談会等の開催状況 を載せる。続いて、第 4 章はまちづくりの柱(政策分野別まちづくり方針)で、 例として子育て・教育分野が載っている。子育て・教育の目標、めざそう値とし て将来目標を複数掲載し、政策分野の役割分担を掲載する。 それから、追加資料の 4・5 をご覧いただきたい。追加資料の 4 については、 各地区懇談会の結果をまとめたものをそのまま参考資料としてお配りしている。 素案としては次回の審議会でお示しするので、参考としてご覧いただきたい。追 加資料 5 については、政策分野別まちづくり方針の案ということで、各分科会で 審議をしたものと、市民会議で出された意見を赤字で記載している。こちらも参 考資料としてお配りしているので、ご覧いただきたい。 (4) 今後の審議日程について 事務局 (資料 4 に基づいて説明) こちらの一方的な設定で大変恐縮だが、記載のとおり今後の審議会を進めさせ ていただきたい。 今後の日程について 第 6 回:1 月 21 日(木)午後 6 時から 市役所第 1 会議室 第 7 回:1 月 27 日(水)午後 6 時から 市役所第 1 会議室 第 8 回:2 月 5 日(金)午後 6 時から 市役所第 1 会議室 具体的な流れを説明させていただきたいと思うが、まず当面の予定として第 6 回までの間にパブリックコメントを実施する。パブリックコメントは 1 月 14 日 までを意見募集期間とし、出てきた意見を踏まえて、地域別まちづくり方針、 政策分野別まちづくり方針の素案をまとめ、審議会の皆さんにご提示していく 予定である。もう 1 点として、日程の中に四角く囲った事務局の欄があるが、 事務局欄の 2 つ目のとおり、本日審議いただくめざすまちの姿(市の将来像) を踏まえ、原案を作成させていただく。 次回の第 6 回の中ではめざすまちの姿の将来像についての原案をお示しし、 ご協議いただきたいと考えている。また、将来目標についても協議をし、絞込 みまで行いたいと考えている。併せて、地区懇談会で設定してきた地域別まち づくり方針についても、こちらでお示しする原案について協議を行っていただ くというのが次回第 6 回の予定である。 続いて 1 月 27 日の第 7 回では、1 点目に、第 6 回で絞込みを行っためざすま ちの姿の将来目標について、協議をし、決定していきたい。併せて、政策分野 5 別まちづくり方針について、第 7 回の中で原案を説明し、協議を行っていただ きたい。ここまでの 5,6,7 回の 3 回の協議を踏まえて、最終的な基本構想の 案を固め、2 月 5 日の第 8 回にまとめてご承認をいただければ、最終的な答申と いう運びで進めていきたいと考えている。 非常に短期間に集中して開催するということで大変恐縮ではあるが、このよ うな流れでご協力いただきながら進めさせていただきたい。 西村会長 何か質問があれば出していただきたい。 我々は出てきたものに対していろいろな意見を言い、細かい作業は行政にや っていただいているので、我々自身が現場に入っていっていれば、もっと理解 がしやすいのかもしれない。厳しい議論になるかもしれないが、遠慮なく出し ていただきたい。 花岡委員 上手く人口ビジョンも絡めながらかなり大変な作業をしている。今日佐久広域 のほうへ行ったが、総合戦略について軽井沢町はまだできていないと言ってい たので小諸はかなり早いかと思う。それとリンクしながら良い状態で進んでい るのではないかと思う。 西村会長 私の住んでいる埼玉県はほとんどできていない。そういった面からすると、小 諸のほうが早く動いている。ただし、先行すること自体は大事なことだが、絵 に描いた餅にならないように心して取り組んでほしい。 事務局からもあったように、スケジュールがタイトで申し訳ない。お忙しい とは思うが、万難を排して出席していただきたい。次回まで 1 か月ほど時間が あるので、今までもらった資料を頭に入れながら、次の審議会でどう取り組ん でいくかを固めてもらえればありがたい。もっと説明してほしいなど、何かあ れば忌憚なく意見をいただきたい。 (質問・意見なし) 西村会長 では、フローの図をよく頭に入れて、我々の審議会の位置付けがどこにあるか を確認しつつ、今度は補足の資料で基本構想の骨組みをもう一度頭の中に入れ て、それから具体的なものを考えていってもらいたい。 それでは、意見がないようなので、(2)、 (3)、 (4)については以上とする。 (5) めざすまちの姿『将来像』について 中村委員 (5)について、代わりに私のほうから説明させていただきたい。 ここまでの展開を私なりにおさらいをすると、2 年前から地域の皆さんや職員 の皆さんと一緒に考えてきたことを、いよいよこれからまとめていきましょう 6 という段階にある。まず、まちをどうしていこうかという計画をつくるときに は、どんなまちを目指していくかという大きなビジョンが決まらないと、それ に向かってどうしていくかが決まらない。 先ほど、市長から、今まで積み上げてきたものを参考にしながら、どんなま ちを目指していくかというものを作るので、是非審査をお願いしたいという諮 問をいただいたところだと思う。市長から出てきたものに対し、この中で協議 をしていくというのが本来の審議会である。しかし、ただ単にポンと投げて皆 さんで話し合ってくださいというだけだと、形式的に終わりがちなため、年内 に一度は、皆さんの中でも意見を出してみていただき、それを受けて、改めて 1 月に作ったものを出すので、それについて審議をお願いしたいということであ る。今日は、地元の皆さんなど、これまでの方々が出したキーワードを参考に しながら、私たちも将来像について意見を言える機会を与えていただいたとい う時間帯だと思っている。 そこで、今日はめざすまちの将来像について 2 つのグループに分かれて話を してみたい。資料 5 を見てもらいたい。ここには、先日の市民会議に参加した 皆さんに考えていただいたキーワードが載っている。この中から一人 3 つを選 んでいただき、グループの中で理由も含めて共有し、話し合いをし、1 時間後に グループとして選んだ 3 つのキーワードを発表していただく。そして、今後は 今回出された 3 つずつのキーワードを基に事務局で将来像をまとめ、1 月に審議 会に提出されるという流れになる。 キーワードは、基本的にはせっかく市民会議で出してもらったものがあるの でこの中から 3 つを、ここに含まれていないものでも良いものがあれば入れて いただいても良い。 (グループワーク)‐50 分‐ 【グループ A】 西村会長・岡部副会長・大田委員・小林(英)委員・佐藤委員・清水総務部 長・小林建設部長 【グループ B】 中村委員・花岡委員・松井委員・三好委員・小林民生部長・土屋教育次長・ 佐々木会計管理者・平井企画課長 (発表) 【グループ A】 小林(英)委員 私たちのグループでは、まず「帰ってきたいまち」というのを選んだ。帰っ てきたいまちとはどんなまちかという話があり、学校で子どもたちに 1 時間ほ 7 ど小諸の良さ・郷土の良さを教育したらどうかという意見、帰ってきた方で起 業をする方がいたら市から補助をしたらどうかという意見、それから外から来 た方で小諸の良さを発信してくださる方がたくさんいるが、そのことを地元で 知らない人が多いのではないかという意見があり、そういった部分も含めて小 学生に教えていく、大人の方にも発信していくということで「帰ってきたいま ち」を選んだ。 2 番目には「活気あふれるまち」を選んだ。各小学校でも音楽教育が盛んであ り、音楽があふれるという面で、昔は小諸馬子唄などの全国大会も開催してお り、藤村文学講座もやっているので、そういうところにたくさん応募してもら えるよう、賞金をつけることなどに行政で取り組んでほしいという意見が出た。 最後に、 「安心して住めるまち」を選んだ。全部につながることだが、小さい 子を育てるお母さん方や年を取ってからも老後に安心して住めるまちでありた い。子どもを大切に、子どもに優しく、老人にも優しくということでこれを選 んだ。 西村会長 全部に関わってくるのが、「帰ってきたいまち」だとグループ内で話があった が、どうすれば帰ってくるのかという議論で時間が経ってしまった。先ほどお 話もあったように、私の個人的な意見だが、小諸のことを大人も子どもたちも 知っておくと、18 歳くらいになって外へ出て行っても、記憶が残っているので 鮭と同じように帰ってくる。これは大きな木がたくさんある必要はなく、例え ば医者になって東京の大きな大学病院に勤めるのではなくて、やっぱり小諸厚 生病院に勤めようとか、都庁ではなく、小諸市役所に勤めようとか、IT を勉強 したら小諸で IT の会社を起業してみようなど、そういったいろいろな形で帰っ てこようと思えるように、小諸のことを特に小さいお子さんに教えてあげるこ とが 1 番大事だと思う。 【グループ B】 小林民生部長 まず、私たちのグループでは、3 つに絞るというお題であったが 2 つになっ た。一つは「住みたい・行きたいまち」、もう一つは「帰ってきたいまち」を選 んだ。なんとなく同じような気がするが、ここは議論があり、まず「住みたい」 というのはそこに住んでいる人からの「住みたい」、「行きたい」というのは、 そこに住んでいなかった人が小諸に来て住んでもらうということと、観光面も 含めた「行きたいまち」である。それから、「帰ってきたいまち」というのは、 一旦ふるさとを出ているけれども、また是非 U ターン、I ターンで「帰ってきた い」という意味で若干のニュアンスが違う 2 つを選んだ。他にもたくさん意見 が出たが、この「住みたい・行きたい・帰ってきたいまち」を支えるものであ り、これらがあって「住みたい・行きたい・帰ってきたいまち」になる。その 支えるものというのは、まず「働く場が近くにある」、「働ける場が多い」、まず は人がたくさんいる、若者がいるという状態にするには働く場がなければなら 8 ない。それがあって初めて「住みたい・行きたい・帰ってきたいまち」につな がる。それから、もう一つ支えるものとすれば、「生活を楽しめるまち」という ことと、「音楽であふれるまち」がある。「生活を楽しめる」ということで、あ くまで自己実現もでき、働くところもあってこそ、生活が楽しめる。「音楽であ ふれるまち」というのは、野岸小学校や小諸高校音楽科もあるので、やはり音 楽は小諸の一つのアイデンティティになるだろう。それから、若い世代の皆さ んが住みたい・行きたいと思ってもらうためには「子育て世代が暮らしやすい まち」という点もこれを支えることになる。それから、「活気があるまち」「若 者が増え活気があるまち」とあるが、これと生活を楽しめる、子育てがしやす いまちというのはつながっている。「地域のきずな・コミュニティ力のあるまち」 というのもあった。コミュニティ力があって、支え合うまちができるが、一方 ではあまり干渉してほしくないという人もいるかもしれないという意見もあっ た。それから、 「自分の住んでいるまちに関心を持ち、市民全員がつくっていく 小諸市」というのは、生活が楽しめて、職場があって、子育て世代が暮らしや すいまちをみんなで作っていくということでつながっている。それ以外に出た 部分では「公共交通の充実」、「魅力のあるまち」、「文化・歴史の保存・継承・ 活性化」、「自然環境と共存」、「観光・農業に力を入れる」というものも支える 要因になる。以上から 2 つを選んだ。 中村委員 2 つのグループで似通ったキーワードも出てきたが、お話を聞いていると皆さ んがイメージしている小諸らしさがなんとなく近いような感じを受けた。各グ ループから発表をいただき、ありがとうございました。 (6)その他 今後の日程について 第 6 回:1 月 21 日(木)午後 6 時から 市役所第 1 会議室 第 7 回:1 月 27 日(水)午後 6 時から 市役所第 1 会議室 第 8 回:2 月 5 日(金)午後 6 時から 市役所第 1 会議室 5. 閉会 午後7時59分終了 (議事録署名) 小諸市総合計画審議会 会長 9
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