豊島病院広報誌 第 62 号 発行:平成 28 年 1 月 20 日 ~ 目次 ~ ・院長の年頭挨拶 ・緩和ケア内科のご案内 ・公開講座のお知らせ -緩和ケア内科- 院長の年頭挨拶 ~新年を迎えて~ 院長 山口武兼 明けましておめでとうございます。 一昨年はインフルエンザの流行が 11 月頃から始まり、予 防接種を受けているにも拘らず、多くの職員が家族から感染 し勤務の調整に苦労しましたが、今年はそういうことがない ようにと早めにマスクの着用を勧めるなど警戒しながら対応 しています。皆様にも風邪、インフルエンザなどに罹って病院にお出での際はぜひマスクの着用をお願いいた します。 さて、当院は昨年 8 月に電子カルテを導入しました。導入当初は、受付から診察、会計までこれまでと大き く手順が変わったために、職員の不慣れもあり、再来受付機、自動精算機や各ブース受付での長蛇の列ができ、 皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びいたします。医師も電子カルテの操作に慣れるまでは、一 人ひとりの患者さんの対応の時間が延びて、診察予定時間が大幅に遅れることがありました。導入から 5 ヶ月 を経て、様々な問題はほとんど解決していますが、これからも電子カルテの操作改良に努め、皆さまに安心し て診察を受けて頂けるよう努力してまいります。 また、昨年後半に救急外来の拡充を行いました。これによって、救急車の受け入れを円滑にし、直接来られ る患者さんの多い夕方の混雑を解消することが出来ました。 そして、本年 2 月には 3A 病棟に、HCU8床を新設します。HCU は High Care Unit の略で準集中治療室の意味 です。ICU(集中治療室)より軽症ですが、高度で緊急を要する医療を行うための病室です。外科の術後の患 者さんや救急で入院された患者さんで病状が安定していない患者さんが対象となります。 平成 11 年 7 月に再開された豊島病院は最新の医療に対応するべく、少しずつ進化しています。今年も、皆 様に信頼され、安心して診察治療を受けて頂ける環境を整えていきます。 今年も豊島病院を安心してご利用くださいますようお願い致します。 ★★ 豊島病院予約センター 03-5375-5489(ゴヨヤク) ★★ 緩和ケア内科のご案内 - 緩和ケア内科 - 緩和ケア内科医長 山田 陽介 当院緩和ケア内科の診療内容 医師・看護師をはじめ、様々な専門職(ソーシャルワーカー、臨床心理士、薬剤師、栄養士、理学療法士など) がチームで診療に関わり、がんの進行に伴う苦痛を緩和する治療やケアを積極的に行います。症状緩和治療に 専念し、心臓マッサージ・人工呼吸器装着などの延命だけを目的とした治療は行いません。 当緩和ケア内科では、患者さんが苦痛を緩和しながらご自宅で過ごせるよう、サポートさせていただきます。 入院により症状が緩和されましたら、できるだけ多くの患者さんに当科を利用していただくため緩和ケア内科 外来または地域の医療機関との連携により診療を継続します。 対象者 がんの根治を目指すことが困難になった方で、患者さんも含め、ご家族の方々も病名 や病状を理解され、当科での診療を希望された方を対象とさせていただいております。 相談外来の受診方法 まず、当院の医療相談係 03-5375-1234(代表) へご連絡下さい。その際、当科のご紹介と相談外来(毎週 火曜日、金曜日の午後・予約制)の受診方法についてご説明させていただきます。 初回入院までの流れ 詳しくは、当院ホームページをご覧いただくか、医療相談係までご相談ください。 公開講座のお知らせ いつまでも安全においしく口から食べられるよう 講演内容: 「いつまでも安全においしく に、お口の中をきれいにして、飲み込みを良くす 口から食べられるように」 開催日時:平成 28 年 2 月 6 日(土)13:30~15:00 会 場:豊島病院 2 階 大会議室 講 師:摂食嚥下障害看護認定看護師 田中 千明 る体操を一緒に体験してみませんか。 ※予約は不要です。どなたでも ご参加いただけます! 広報誌に関するご意見・ご感想は [email protected] までお寄せください ※豊島病院の1階には、 「パティオ(スペイン語で中庭の意味) 」と呼ばれる、患者さんや職員にとっての憩いの場所があります。 患者さんとの一層の交流を深めるため、この名称を本誌に採用しました。 公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院 http://www.toshima-hp.jp 東京都板橋区栄町33-1:(病院代表)03-5375-1234: (予約専用)03-5375-5489 豊島病院広報誌第 62 号 発行者:荒井 邦佳(豊島病院副院長) 編集:企画係
© Copyright 2024 ExpyDoc