広報誌パティオ第69号を発行しました! - 公益財団法人 東京都保健医療

vol.69
H28/8/20 発行
お祭りの櫓や提灯、太鼓と、参加者のにぎわう様子(当院駐車場)
「栄町・豊島病院 夏祭り」を開催しました
7月 22 日(金)~24 日(日)、栄町自治会との共催による夏祭りを当院の敷地内で開催しました。
医療を知る・体験できるイベントを行いました
よる体験コーナーや測定コーナーなど、地域の皆さん
「公開講座」では、熊本での医療救護班活動に参加し
に医療について知ってもらうイベントを開催しました。
た福田外科部長から『熊本地震派遣報告』、板橋区消防
にぎやかな夏の夜を過ごすことができました
署の方から『熊本地震と板橋区地域防災計画』と題し、
当院の駐車場では、大きな櫓が組まれ、提灯がともり、
医療と防災に関する講演がありました。また、「ブラック
模擬店が出店されました。自治会の皆さんを中心とし
ジャックセミナー」では、地域の小学生の皆さんを対象
た盆踊りや太鼓などが行われて、皆様のおかげで、にぎ
に、外科医師たちの手ほどきのもと、実際の器具を用
やかな夏の夜を過ごすことができました。ご来場いた
いて手術などの体験学習を行いました。他にも職員に
だいた皆様、自治会の皆様、ありがとうございました。
豊島病院 予約センター
03-5375-5489(紹介予約制)
予約受付時間 平日 9 時 00 分~19 時 00 分 土曜日 9 時 00 分~12 時 00 分
「お産は豊島で」の理由
産婦人科部長 大鷹 美子
当院は周産期医療に力を入れています。今回は、お産について、当院の3つの特徴をご紹介します。
豊島病院では年間約 700 件の分娩があります。お産
に関しては伝統があり、「私もここで産まれました」
これも 1 回 30~60 分をかけ、一対一で授乳に関する
様々なサポートや乳房マッサージを行います。
という妊婦さんが少なくありません。
この歴史に新たなページを書き加えるべく、医師、
助産師は日々新たな取り組みを行っています。
その1 「一対一のプライベート指導」
豊島病院には、集団で行う「母親学級」はありません。
妊娠初期、中期、後期にすべて個人単位で助産師が対
応するプライベート指導です。気兼ねなく、心配なこと
やよくわからないことを助産師と一対一で納得がいく
まで相談できます。なお、夫立会い分娩も多く、そのた
めの「パパが出産に立ち会うための教室」を土曜日に
開催しています。
その 3 「遺伝・ハイリスク妊娠外来」
高齢出産が多い昨今、遺伝相談、出生前診断、その他
様々なリスクに関するご相談を 30 分単位という、ゆっ
たりとした外来枠でご相談に応じ、検査、カウンセリ
ングを行っています。
【画像】Rapid-FISH 法で行った羊水の染色体分析(正常核型)
13番染色体
21番染色体
18番染色体
X 番染色体
Y 番染色体
赤ちゃんに染色体の変化「染色体異常」があるかどうかを調べる検査
その 2 「母乳育児相談外来」
「お産は豊島で」の理由がおわかり頂けましたでしょ
母乳育児を支援するために、入院中のきめ細かな授乳
指導はもとより、退院後に通院してケアを受けられます。
うか。キーワードは「個人」、世界にひとつだけの花
ならぬ、ひと組みだけのおかあさんと赤ちゃんを大切
にケアします。
熊本地震の東京都医療救護班活動に参加しました
東京都からの要請に基づき、当院の職員 5 名(医師・看護師 2 名・薬剤師・事務)が
5 月 15 日~17 日まで、熊本で医療支援活動に参加しました。阿蘇医療センターの
ER(救急室)で活動し、被災者である病院職員が休めるように支援に入りました。
今回得た知見を、首都直下地震にも備えられるよう引き続き努力してまいります。
誌名である「パティオ」はスペイン語で中庭のことで、当院 1 階にある患者さんや職員にとっての憩いの場所です
公益財団法人東京都保健医療公社 豊島病院
http://www.toshima-hp.jp
(病院代表)03-5375-1234:(予約専用)03-5375-5489
豊島病院広報誌第 69 号
発行者:安藤 昌之(豊島病院副院長)
編集:企画係
東京都板橋区栄町33-1