防災対策課 ☎０７３８-２３-５５２８従来﹁備蓄﹂とは、普段活用しないものを用意する特別な準備と考える傾向があります。しかし、このような考え方が、備蓄の管｢理・継続を｣困難にし、家庭において備蓄が進まない要因となっています。ローリングストック法の順序 ①備えるレトルト食品などを多めに買う。 ③買い足す食べた分だけを買い足して補充する。 ②食べる１か月に１回程度、決めた日に非常食を食べる。品・乾麺・缶詰などを多めに買っておき、定期的に備蓄している非常食を食べて、食べた分だけを買い足していく方法です。そこで、日頃から自宅で利用しているものを少し多めに備える日常備蓄 21 21 を実践してみませんか？ ◇１週間分以上の備蓄が必要です平成年５月に﹁南海トラフ巨大地震対策﹂として、家庭でも食料や水を﹁１週間分以上﹂備蓄するよう求める政府の報告書がまとまりました。１週間分の備蓄となると、１日３食で合計食分の食料が必要になり、水︵飲料用・調理用︶は１日３リットルで合計リットル必要になります。これが１人の１週間分の備蓄なので、家族の多い家庭では、その分備蓄量が増えます。カンパンやアルファ米など、長期保存可能な食料は値段が高いため、１週間分の備蓄量を購入した場合、かなりお金がかかってしまいます。そこで最近では、ロ｢ーリングストック法と｣いう備蓄方法が取り上げられています。 ◇ローリングストック法についてローリングストック法とは、普段から非常食として、レトルト食 25 いつ発生するかわからない災害 ※ に備え、慢性的な疾患を持つ方で、日常的に処方薬を必要とする方は、手持ちの処方薬を切らすことがないよう、１週間程度のゆとりを持って、定期的に受診をするよう心がけましょう。 ◇ローリングストック法の利点・消費期限が切れる前に消費することができる定期的に非常食を消費していくので、非常食の消費期限が切れるのを防ぐことができます。・消費期限が１年でも大丈夫ローリングストック法だと、１年以内に、非常食を消費することができるので、消費期限は１年もあれば十分です。・非常食が日常化される定期的に非常食を食べるので、災害時にも食べ慣れた非常食を食べることができます。 ◇ローリングストック法を取り入れる際の注意点・非常食は押し入れなどにしまわず、台所の引き出しなど、すぐに出して食べることができる場所に備蓄をしましょう。・偏ったメニューの非常食だと、災害時に毎日食べることで、飽きてしまうので、バランスのとれた非常食を備蓄しましょう。 12 ６広報ごぼう平成28年２月号災害に備えて備蓄をしましょう防災情報稲むらの火の館について広川町では、｢稲むらの火」で知られる濱口梧陵の偉大な功績と精神、教訓を広く将来まで学び受け継いでいくために、濱口梧陵記念館と津波防災教育センターからなる「稲むらの火の館」（有田郡広川町広671番地）を開設しています。濱口梧陵記念館では、濱口梧陵の生涯をひもとき、濱口梧陵ゆかりの空間で、濱口梧陵の偉大な功績や教訓、人柄を感じさせるエピソードにふれることができます。津波防災教育センターでは、濱口梧陵の防災精神や、「稲むらの火」の人命尊重の精神をふまえ、将来、発生が危惧されている南海トラフ巨大地震から大切ないのちやくらしを守るために、私たちができることなどについて学ぶことができます。はまぐちごりょう