特集 ~世界津波の日から1年

語の教科書などに掲載さ
広川町に残る濱口梧陵翁の精神を
の学生たちが広川町を訪れ、耐久
「世界津波の
ま た、 月 日、
日スタディーツアー」として海外
3月
日には広小学校で
11
日 に は、
また、子どもの時から防
災 意 識 を 高 め る 小 学 校 4・
練が開催されました。
それぞれの地域にあった訓
「 第 2 回 防 災 訓 練 」 な ど、
東町防災会議主催による
広東町区(文化会館前)で
よ る 合 同 訓 練、
湯浅広川消防組合と警察に
広川町の防災意識の高まり
校訓練
津波防災の精神を
広川町に残る「稲むらの火」の故事。
濱口梧陵翁が残した、いつまでもこの町が続いてほしい
と願った「郷土愛」は全世界から注目され、今では津波
国
れ、注目を集めていた「稲
むらの火」が世界津波の日制定か
学ぼうと、多くの人が訪れていま
高校の生徒たちが各グループに分
広小学
区訓練
月5日
の防災意識を学びました。
理者が研修で訪れ、広川町
訓練調査研究所から女性管
た津波避難訓練には、国連
に内閣府と共同して行われ
行われています。
ア防災検定なども継続的に
6年生を対象としたジュニ
広東町
定
27
11
ら1年が過ぎ、世界に広がりを見
から多くの人が広川町を訪
定からの1年は町外や海外
せています。
制
れ、稲むらの火の館や広村堤防が
広川町だけのものではなく、世界
的なものとなりました。
その変化は、津波防災に貢献し
た方を対象とする「濱口梧陵国際
す。それを受け、広川町では、国
かれ、稲むらの火の館や広村堤防
23
津波避難訓練
賞」が創設されただけでなく、J
Rと協力し、電車を止めての避難
訓練や夜間訓練など、広川町内に
も現れています。
今 回 の 特 集 で は、 広 川 町 で 起
きたこの1年の変化の一部を紹
介します。
ネージや施設内の展示を自動的に
英語やスペイン語に変換するQR
からの交付金(地方創性加速化交
を案内し、梧陵翁の精神を伝える
コードなどを取り入れています。
付金)を活用して、訪れる人たち
と共に交流を深めました。
「稲むらの火の館」には海外から
防災の精神的拠点となる施設
海外から防災の精神を学びに
防災の精神的拠点として世界に広がっています。
-世界津波の日から1年の変化-
2
2017-3 HIROGAWA
2017-3 HIROGAWA
3
こういち
濱口梧陵国際賞授与式
▲海外の学生たちに火の館を説明
11 月 23 日・24 日に世界津波の日
高校生スタディーツアーにて海外の
学生に稲むらの火の館を説明する生
徒たち。
▲海外から梧陵翁の精神を学びに
広川町の伝統の祭事である津浪祭
に参加する国連訓練調査研究所の女
性管理者。実際に参加することで歴
史の重みを肌で感じます。
11
防災検
﨑山 光一 館長
さきやま
濱口梧陵国際賞を受賞した方に「稲むらの火の館」を案内
▲デジタルサイネージ ( 電子看板)
各施設に置かれたデジタルサイ
ネージ、広川町のPR映像が流れて
います。
▲稲むらの火の館を多言語化
海外からのお客さんに対応するた
めに携帯をかざすと6か国の言葉に
変換されます。
「世界津波の日」が制定されてから約1年が経ちま
した。この1年はラジオの生中継や国連ニュース、N
HKの国際放送を通じて、世界に広川町と「稲むらの
火の館」が津波防災の精神的拠点として知られた1年
でした。
館内では多言語化に取り組み、6か国語(スペイン
語、英語、韓国語、フランス語、中国語、インドネシ
ア語)で津波防災について学べるようになっており、
3Dシアターを観た海外の人たちからは、
「自分の国
の言葉で観られるので津波防災について理解しやす
い」と言ってもらっています。
稲むらの火の館
に広川町をPRするデジタルサイ
「稲むらの火の館」と世界がつながった1年
伝える町広川町
特集:世界津波の日から1年
研修に訪れた女性管理者