薬物乱用の恐ろしさ 薬物乱用とは、覚醒剤など法律で禁止されている薬物を 不正に使うことです。 これら薬物は、脳細胞や身体各部に影響を及ぼし、強い 依存性があるため、一度使用するとやめられなくなり、自 分だけでなく、他人に危害をもたらすおそれがある恐ろし いものです。 警察では、薬物事犯で検挙された者や、その家族等の希望に応じて、薬物乱用防 止のための基礎的な知識や相談先等を記載した資料を配布し、薬物再乱用防止に関 する情報提供等の取組みをしています。 警察本部組織犯罪対策課 最寄りの警察署 刑事課 ■ 薬物情勢について 平成 26 年中、県内においては薬物事犯で 110 人を検挙しました。その内訳は覚醒剤 94 人、危険ドラッグ8人、大麻4人、向精神薬2人、麻薬1人、けし栽培1人で、覚醒 剤事犯が約 9 割を占めています。 検挙状況 全薬物検挙人員 149 137 138 127 130124 覚醒剤検挙人員 131 120 128 115 110 94 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 ■ 覚醒剤事犯における再犯状況について 平成 26 年中、覚醒剤事犯で、検挙した 94 人のうち、約 8 割にあたる 73 人が再犯者で す。 再犯状況 初犯 2回 38 39 33 31 33 30 23 24 20 14 23 9 1回 15 16 15 13 6 平成21年 平成22年 3回 4回 5回以上 36 28 22 22 25 22 17 13 7 21 21 20 16 12 15 13 4 3 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 ■ 覚醒剤事犯の年齢別検挙状況について 平成 26 年中、覚醒剤で検挙した 94 人を年齢別にみると、40 歳代と 50 歳以上の者が 多勢を占めています。 年齢別検挙状況 60 50 少年 40 20歳代 30 30歳代 20 40歳代 10 50歳以上 0 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 ■ 薬物の密売について 覚醒剤の密売は、暴力団等の密売組織が深く関与しており、多くの末端乱用者は、主 に携帯電話で密売組織と連絡をとり、夜間帯に郊外において取引を行っています。 ■ 危険ドラッグについて 危険ドラッグを使用した人が、意識障害、けいれん、呼吸困難等を起こして、死亡し たり、重体に陥る事件や、重大な交通事故を引き起こす事例が多発しています。 これら商品は、そのほとんどが違法で、 「ハーブ」 「お香」 「バスソルト」 「アロマ」な どと使用目的を偽装して販売されています。体への影響は、麻薬や覚醒剤と同じか、そ れ以上の未知の薬物で大変危険です。 危険ドラッグは、 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法 律(旧名称:薬事法) 」に加え、 「愛媛県薬物の濫用の防止に関する条例」でも規制され、 違反した場合には罰則が科されます。 平成 26 年中、県内では危険ドラッグで8人を検挙しました。 愛媛県警察では、この危険ドラッグについて 「買わない」 「持たない」 「使わない」 の危険ドラッグ3ない運動を推進中です。 違法薬物が検出された危険ドラッグの例 危険ドラッグ3ない運動推進中 買わない! 持たない! 使わない!
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