都市計画道路変更図書作成業務委託 特記仕様書 第1章 総則 第1条 (目 的) 本特記仕様書は、いちき串木野市(以下「甲」という。)が、受託者(以下「乙」という。)に対し、 平成 27 年度都市計画道路変更図書作成業務委託(以下「本業務」という。)の適正な効果を期 するために履行しなければならないその作業の仕様を定めるものとする。 第2条 (関係法令) 本業務の実施のあたっては、本特記仕様書(以下「本仕様書」という。)によるほか、下記の関 係法令等によるものとする。 (1) 都市計画法(昭和43年法律第100号) (2) 鹿児島県都市計画運用指針(鹿児島県土木部都市計画課) (3) 改訂 新都市計画の手続き(財団法人 都市計画協会) (4) いちき串木野市財務規則及び諸規則 (5) いちき串木野市個人情報保護条例 (6) その他関係法令 第3条 (業務の実施) 受託者(以下「乙」という。)は、作業着手前に実施計画書を提出し、監督職員と充分な打ち 合わせを行った後、本業務に着手するものとする。 乙は業務を遂行するにあたり、監督職員と密接な連絡をとり協議記録簿を作成し、作業の進 捗状況を報告するものとする。 第4条 (提出書類) 乙は、契約締結後速やかに甲と打合せを行い、各工程について実施計画を立案し、下記に 掲げる書類を提出し、甲の承認を得るものとする。 (1) 着手届 (2) 技術者選任通知書 (3) 実施計画書 (4) 工程表 (5) その他甲の指定する書類 第5条 (関係機関への手続き) 業務実施のために必要な関係公署その他への手続きは、監督職員と打ち合わせの上、乙の 責任において速やかに処理するものとする。 1 第6条 (情報の保護) 乙は、情報セキュリティ体制が確立されていることの証として、契約時に情報セキュリテイマネ ジメントシステム(ISMS 適合性評価制度)及びプライバシーマーク(プライバシーマーク制度)の 登録証の写しを提出するものとする。 第7条 (資料の貸与) 甲は乙に対し、業務の遂行上必要とされる図面・資料等貸与するものとするが、その際借用 書を甲に提出し、本業務の終了後速やかに返却するものとする。なお、貸与した資料等につい ては、汚損・紛失等のないよう、乙の責任で管理するものとする。 第8条 (土地への立ち入り) 業務の実施にあたり、都市計画法第 25 条に基づき、私有地に立ち入って調査をする必要が ある場合は、予め土地の所有者に了解を得た上で立ち入るものとし、無益な摩擦や紛争を起こ さないようにしなければならない。又市発行の身分証明書は、測量・調査等に従事する場合には、 必ず携帯し、関係人の請求があったときは、いつでも呈示しなければならない。 第9条 (損失の補償) 本業務の実施中に生じた諸事故あるいは甲もしくは第三者に与えた損害に対しては、乙が 責任を負うものとし、甲にその発生原因・経過等を速やかに報告し、指示に従うものとする。 第10条 (機密の保持) 乙は、業務上知り得た機密を他に漏らしてはならない。また、成果品はすべて甲に帰属する ものとし、甲の承認を受けずに他に公表・漏洩または使用してはならない。 第11条 (協議) 関係機関及び関係各部署との協議等により変更が生じた場合には、甲乙協議の上、監督職 員の指示により修正作業を実施するものとする。 第12条 (成果品の検査・検収) 乙は、作業計画に基づいて適切な工程管理をしなければならない。また、業務の進捗状況 については、逐次甲に報告するものとする。また、成果品引き渡し後において、乙の責に帰する 誤りが発見され、甲がその訂正を求めた場合には、乙の責任において、甲の必要と認める訂 正・補足その他の処理をしなければならない。 第13条 (疑義) 本特記仕様書に記載のない事項または疑義を生じた場合には、甲乙協議の上、甲の指示に 2 従い業務を遂行するものとする。 第14条 (成果品の帰属) 本業務の成果品は、すべて甲の管理及び帰属とし、乙が成果品等を第三者に公表または貸 与してはならない。 第15条 (工期) 本業務の履行期限は、平成27年 9月30日までとする。 第16条 (納入場所) 成果品の納入場所は、いちき串木野市都市計画課とする。 第2章 貸与資料 第17条 (貸与資料) 本業務を実施する上で必要となる以下の資料等の多くは庁内関係各部署に保管されている ため、乙は甲を通じて資料の貸与を受けるものとする。 (1) 国勢調査 (2) いちき串木野市第一次総合後期基本計画 (3) 都市計画マスタープラン (4) 都市計画区域マスタープラン (5) 数値地形図(レベル2500、レベル10000、レベル25000) (6) 都市計画情報データ(SHAPE) (7) デジタルオルソ画像データ(TIFF) (8) その他必要な資料 第3章 業務概要 第18条 (業務対象範囲) 本業務の対象範囲は、以下に示す路線について行うものとする(別添図参照)。 (1) 変更路線(県決定):平身萩元線 (2) 変更路線(市決定):麓河内線、麓浅山線、河内線 (3) 廃止路線(市決定):羽島神社線、浜西線、袴田中央線 なお、麓河内線、麓浅山線、河内線は麓土地区画整理事業区域に係る路線であり、道路設 計の成果図面などから改良済の部分と未改良の部分とを正確に把握するものとする。 3 第19条 (業務の内容) 本作業は、以下の項目の作業を行うものとする。 (1) 都市計画道路変更法定図書作成 第4章 都市計画決定図書作成 第20条 (要 旨) 本業務は、平成 25 年度から平成 26 年度にかけて実施した都市計画策定業務委託(都市計 画道路見直し)(以下「都市計画道路見直し業務」という。)において、変更及び廃止とした路線 を対象として、その理由と内容(位置、区間、構造、種別等)及び示された方針に基づき、変更 及び廃止に必要な都市計画決定を行う必要な法定図書を作成するために、関係機関との協議 を行い都市計画の決定手続きを行うものとする。また、本業務にあたっては、都市計画道路見 直し業務との調整を十分に行い着手するものとし、本業務遂行中において都市計画道路見直 し業務との調整等が発生した場合は、乙は責任をもって対応するものとする。なお、これらに係 る一切の経費は全て乙の負担とする。 第21条 (計画準備) 本業務の全般について甲と乙で十分な協議を行い、業務の内容、工程等について相互理 解を得て、業務を遂行する上での計画・立案を行うものとする。 第22条 (資料収集整理) 本業務にて使用する各種データ等を関係各部署及び公開情報データより調達するものとす る。また、本業務で作成されるデータ調達に際しては、データの管理部署に使用許可、承諾を 得て対応するものとする。 第23条 (都市計画決定図書作成) 本作業は、以下の必要な資料等を作成するものとする。 (1) 市原案作成 本作業は、庁内委員会による承認により市原案を確定し、詳細な計画図を作成するも のとする。 (2) 都市計画審議会用資料作成 本作業は、鹿児島県及びいちき串木野市都市計画審議会用の図面作成要領(鹿児 島県都市計画運用指針)に則し作成するものとする。また、図面の大きさは A3 横書きで 作成することを原則とする。なお、内容については概要版、または広報用の資料としても 活用できるよう作成するものとする。 (3) 都市計画決定図書作成 4 本作業は、上記までに決定した事項をとりまとめ精査し、都市計画決定図書(法定図 書、参考図書)を作成するものとする。なお、保存用として都市計画決定図書の電子デー タを作成するものとする。 第24条 (打合せ協議) 打合せ協議は3回を原則とする。なお、乙は打合せ協議後に打合せ協議簿を作成し、甲へ 提出し承認を得るものとする。 第5章 成果品 第25条 (成果品) 本業務で納入すべき成果品は、次のとおりとする。 1. 都市計画道路変更図書 ・・・・・3部 (1) 法定図書作成 1) 計画書 2) 理由書 3) 総括図(1/25,000 以上) 4) 計画図(1/2,500 以上) (2) 参考図書作成 1) 策定の経緯の概要 2) 変更対照表 3) 整備・開発及び保全の方針 4) 都市計画の履歴調書 5) 都市計画の現況写真 6) 関係機関との協議 7) 工事費概算書 8) 現況を把握する事項 9) 計画を把握する事項 10) 主要道路の交通量及び混雑度・将来推定交通量 11) 自動車保有台数 12) 建物用途別現況図 13) 土地利用現況図 14) 平面図、縦断図、横断図、交差点処理図 (3) 都市計画審議会資料(鹿児島県、いちき串木野市) (4) 上記電子データ 第6章 その他 5 第26条 (測量調査設計業務実績情報システム(TECRIS)について) 乙は、契約時または完了時において、委託料が100万円以上の業務については、測量調査 設計業務実績情報システム(TECRIS)に基づき、受注・変更・完了時に業務実績情報として「通 知書」を作成し、監督職員の確認を受けた上、受注時は契約後10日以内(土、日、祝日等を除 く)に、登録内容の変更時は変更があった日から10日以内(土、日、祝日等を除く)に、完了時 は業務完了後10日以内(土、日、祝日等を除く)に(財)日本建設情報総合センターに登録しな ければならない。 また、登録完了後は、(財)日本建設情報総合センター発行の「登録内容確認書」を、直ちに 監督職員に提出しなければならない。なお、乙が公益法人の場合はこの限りではない。 6
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