『和のまち太子』の 将来に向けて [5か年(20~24年度)行革効果額] 18億6,994万 2千円 第4次行革の取組概要(20~24年度) 本年4月から取り組みを進めている『太子町新行政改革大綱(第5次)』(25~29年度)については、広報 たいし5月号や町ホームページでお知らせしていますが、これまで実施してきた『太子町新行政改革大 綱(第4次)』(20~24年度)の取組結果がまとまりましたのでお知らせします。 『太子町新行政改革大綱(第4次)』は、17年度から3年間取り組んだ『太子町新行政改革大綱(第3 次)』の結果を受けて、地方財政がなお厳しさを増す中、これまで以上の行政改革の推進が必要である ため、自主財源の確保を最優先課題とした計画として20年度からスタートしました。 81の改革項目について内容を十分に精査した結果、約8割(67項目=82.7%)の項目で一定の成果が得られ、 特に定員管理および給与の適正化や国民健康保険税率の見直し、水道料金・下水道使用料の見直しなど を中心とした取り組みの推進が図れました。 20~24年度の5年間の効果額は、18億6,994万2千円となりました。当初の効果見込額である19億9,137 万4千円を約1億2,200万円下回る結果となりましたが、庁舎機能の改善という点で、用地の取得や基本 計画の策定、基本設計の完了など新庁舎の建設に向けた取組や学校支援・生涯学習・子育てなどのボラ ンティア活動の推進など、効果額に表れない取り組みも推進してきました。 ○効果額とは ここでの「効果額」は、「行政改革に取り組むことにより生み出される財源」のことです。 つまり、経費削減の項目では、「行革を実施しなかった場合に従来どおり使っていたお金」、財源 確保の項目では、「行革を実施したために新たに得られたお金」であり、町の行財政運営への効果を 金額で表したものです。 取り組み5年間の効果額は、それぞれの担当部署が取組ごとに算出した数値を原則、19年度の決算 額を基準として年度ごとに比較したもので、その積み上げが効果額合計の約18億円となります。 効果額算出の考え方 項目A(歳出額) 項目B(歳出額) 項目C(歳出額) 見直しを 行わない ① 500万円 ② 1000万円 ③ 700万円 見直し を行う ⑤ 300万円 ⑥ 700万円 ⑦ 0万円 事業縮小 200万円削減 (対19年度比) 効果額 ①-⑤= 200万円 事業縮小 300万円削減 (対19年度比) ②-⑥= 300万円 事業廃止 700万円削減 (対19年度比) ③-⑦= 700万円 合計額 ④ 2200万円 ⑧ 1000万円 ④-⑧= 1200万円 充 当 財源不足 これを5年間(20~24年度)積み重ねたものが、『太子町新行政改革大綱(第4次)』の総効果額 ◆実施した主な項目 項 目 名 実施年度 事務の効率化・適正化が図れた項目 行政評価の実施 携帯電話使い分け サービスの検討 主 な 取 組 内 容 行政評価・実施計画策定実施要領を定め、以降各所属で作成 22年度~ した「事務事業評価調書」を集積。内容整理、重点事業の抽 出を行い、次年度の実施計画および予算に反映。 災害時、平常時の利用方法を含めて検討を行い、携帯電話使 い分けサービスに替えて簡易無線機を整備。 物品・役務に係る一般競争(指名競争)入札参加資格および 入札制度の改善 24年度~ 登録申請等受付要領を整備。 住民サービスの向上が図れた項目 23年度~ 来庁者への利便性の向上 24年度~ 必要最小限で庁舎内サイン改修を実施。 手数料の支払窓口の拡大 20年度~ 証明手数料などの収納窓口を会計課・町民課・税務課へ拡 大。 公共料金支払窓口の充実 23年度~ 上下水道料金について、コンビニ収納の実施。 <単位:千円> 効果(5か年) - - - - - - 22年度:庁舎用地の取得。 23年度:太子町新庁舎建設検討委員会、 22年度~ 太子町新庁舎建設庁内検討委員会、同作業部会の設置。 新庁舎建設基本計画の策定。 24年度:新庁舎建設基本設計の完了。 - 町有財産の有効活用 21年度~ 遊休土地の一部について、売却、貸付を実施。 13,360 国民健康保険税率の 見直し 20年度~ 庁舎機能の改善 財源確保が図れた項目 広告収入の導入 滞納金の整理の強化 保育所保育料の見直し 水道料金の見直し 下水道使用料の見直し 20年度の後期高齢者制度等の創設に併せて、21年度および23 年度に会計維持のため、税率の見直しを実施。 21年度~ 町ホームページにバナー広告を掲載。 20年度~ 町税・水道料金・下水道使用料・保育所保育料・介護保険料 について、収納体制の強化。 20年度~ 20年度、22年度、23年度に保育所保育料を改定。 525,945 2,370 48,576 65,985 20年度~ 20年度に水道料金を改定。 297,808 21年度~ 21年度に下水道使用料を改定。 180,353 民間委託の推進が図れた項目 給食センターの業務委託 20年度~ 20年度に配送・調理業務を包括的に民間委託。 水道事業所の委託 - 22年度~ 水道の開閉栓業務をシルバー人材センターに委託。 741 官民協働による開かれた行政運営の推進が図れた項目 ホームページの充実 21年度~ 利用しやすさ、使いやすさを重視し全面改訂。 子育てボランティア・学校支援ボランティア・生涯学習ボラ 各種ボランティア活動の 20年度~ ンティア・イベントボランティアによる各種支援の推進。人 推進 材の確保・育成。 人件費等組織内の効率化が図れた項目 職員数の見直し 20年度~ 17年度に策定した定員管理計画を基に職員を削減。 特別職、一般職給与の 適正化 21年度~ 人事院勧告および町長公約に基づく見直しの実施。 時間外勤務の削減 20年度~ 時間短縮管理意識の向上のための朝礼・終礼の導入および定 時退庁を促す放送の実施。 - - 678,593 - 52,239
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